自作シューティングマシン

皆さんはアーチェリーをマイナースポーツと思いますか? マイナースポーツという事にはっきりした定義が無いので私は何ともいえませんが、 中学生の5人に1人はクラブに所属し、競技人口90万人というバスケットボール等のスポーツに比べると マイナーと言えるでしょう。 ただバスケットボールも見る競技としては日本ではマイナーなので、メジャースポーツと言う定義もなかなか難しいのかもしれません。 とりあえず、ここではアーチェリーの競技人口を増やすにはどうすれば良いかを考えてみます。

マイナースポーツに詳しい藤本和延(五〇)=笹川スポーツ財団常務理事=は、流行するスポーツの条件に「ちょっとした敷居の高さ」をあげています。 だれでもが手軽にできるものではなく、かといって、特別の人にしかできないものでもない。 やってみたいけど、飛び込むのには少しばかり勇気がいる、そんな競技が人を引きつけるというのです。 例えば相撲、これは特別な人しかできないイメージがあると思います。 よって、流行はしにくいかも知れません。(そもそも流行と関係が無さそうですが。) 例えばポートボール、これは非常に手軽にできます。 よって、これも流行は難しいのかも知れません。(それ以前の問題があるような気もします。

それでは、アーチェリーはどうでしょうか? 「だれでもが手軽にできるものではなく、かといって、特別の人にしかできないものでもない。」 アーチェリーはずばり条件に合っていると思えます。 ということは、アーチェリーが将来ブレイクする可能性もあるということでしょうか?

ここでマイナースポーツとしての比較対照として“格闘球技”といわれるラクロスを挙げてみたいと思います。 ラクロスは先端に捕虫網をつけたようなスティックでボールをパスしながら、相手ゴールにシュートして得点を競う北米インディアンが考案したスポーツです。女子はスコート姿のコスチュームが受け、日本での競技人口は大学生だけでも男子約四千人、女子約八千人といいます。女子が男子にダブルスコア、ここがポイントです。

普及の秘けつは先見性にあったようです。新聞、雑誌などマスコミを通じたPR活動はまったく行わず、学生の“クチコミ”を大切にし、日本のスポーツ界の伝統とされる「体育会的」な精神主義や悲壮感を排し、既成の競技団体に迎合することを禁じました。試合後は連れ立ってディスコに行こうが自由だが、学生自らが大会の運営管理をすることを義務づけたということです。

ラクロスはマイナースポーツの域を脱しつつあります。アーチェリーはどうでしょうか? 学生が大会の運営をしている所は同じです。「体育会的」な精神主義は学校により様々でしょう。 競技自体の知名度は、名前だけは高いと思います。(弓道と見分けが付いていない人が割と多いです。) 競技にかかる値段はラクロスが全部新品で5万円くらいのようです。(プロテクターと靴が案外高い) しかし一般的にアーチェリーのほうが費用はかさむような気がします。

とりあえず確実に女子の競技人口を増やすには
ということでしょう(断言)。


では、具体的にアーチェリーの人気が上がるにはどうしたらよいのでしょうか?それには何かのきっかけが必要です。日本が強くなりオリンピックでメダルを取る、これは理想です。アーチェリーの普及活動が上手く行き、競技人口が増える。これも実現すれば大変素晴らしいことです。しかしここでは別のアプローチを考察してみようと思います。

現在のメジャースポーツがメジャーになる瞬間に関連していた共通の要因とは・・。バスケットボール、サッカー、野球。これらのスポーツを眺めると一つの結論が浮かび上がりました。

それはマンガです。

スラムダンクしかり、キャプテン翼しかり、巨人の星(キャプテンでも可)しかり。

メジャースポーツの裏側にはそのスポーツをやってみたいと思わせる、漫画の名作が存在するのではないでしょうか?漫画の影響は決してバカになりません。日本では一年に20億の漫画が売れているといいます。特に少年誌は全国の10代の少年に強い影響を与えます。アーチェリーの人気が上がる確実な方法、それは


メジャーな週刊少年漫画雑誌でアーチェリー漫画が連載され、それが大人気を得る


というものです。私の身の回りにもキャプテン翼を見てサッカーを始めた人、スラムダンクを読んでバスケを始めた人が何人か存在します。アーチェリー漫画が人気を博せば間違い無く競技人口は増加すると思います。ただ、マイナーな雑誌では効果は薄いと思います。(メジャー誌と比べると悲しいほど知名度が足りません)

アーチェリーが果たして面白い漫画になるのだろうか、と思う人もいるかもしれませんが、碁を題材にした漫画でもテレビアニメ化されるのです。それは杞憂というものでしょう。この作戦が実現するために必要なものは、アーチェリー好きな才気溢れる漫画家の存在が不可欠です。そういった人材の育成こそが、日本のアーチェリー界の急務かも知れませんね。

終わり



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