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釜山アジア大会第で11日、アーチェリーの男子個人で山本博(39)=埼玉・大宮開成高教=が20年ぶりの金を獲得した。
アーチェリー男子個人で金の山本は、ロス五輪銅メダルの第一人者。6大会連続出場のアジア大会で、82年ニューデリー以来、実に20年ぶりに優勝した。準決勝で、強豪・韓国の選手と対戦。失敗した瞬間の大歓声が、ベテランの闘志に火を付けた。「あの後、グッと集中できた」。決勝は日本人同士の対決を制して113点の高得点。「カムバック賞をちょうだいよ」と、胸を張った。 アジア大会6度目出場の39歳。金メダルは初出場の1982年のニューデリー大会以来だ。ロサンゼルス五輪での銅メダル獲得も、もう18年も前になる。「前途洋々だったけど、その後、どん底だったからね」。代表には選ばれるものの、成績が伸びず苦しんだ。シドニー五輪は代表からも外れた。 壁を突き破ったのは昨年4月。技術的にも精神的にも、はっきりとレベルアップしたという。今年、日本記録を3つ更新した。「28年やってきて今が一番強いよ」。20年前は興奮でわけが分からなかったという表彰台で、この日は胸を張った。 埼玉・大宮開成高で体育を教える。アーチェリー部の顧問を務め、自身の練習は部員の練習後で週4、5日。「好きだから」競技を続ける。「実は、もらってみると大したことないの。取るまでの過程がいいんだ」と言いながら、光るメダルをケースにしまった。 (以上サンケイスポーツより) |