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シドニーオリンピックでアーチェリーの競技が行われたのは2000年夏、
私が大学二回生のときでした。もちろんほぼリアルタイムで試合結果を見て
いたのですが、そのときに驚かされたのが彼女の存在でした。
「何か北朝鮮の選手が出てる!」「何か上位に勝ち残ってる!」
「何か押し手が曲がってる!(猿腕なのでしょうが)」
「この人、男?(友人曰く)」
当時オリンピックで唯一人の北朝鮮アーチャー・チョー・オクシルです。
肩は上がり気味だし、押し手は曲がってるし、 アンカリング時に鼻に弦は付いていないわけですし、実際変わった射型だと思います。 その上雑誌アーチェリーに「彼女は(何のかは忘れたが)ルールを知らなかった」 とか書いていたので、私は「北朝鮮でアーチェリーをやっているのは彼女一人で、 今までずっと国内で練習してきて、今回初めて他国のアーチェリーに触れたのでは ないだろうか」などと妄想を膨らましておりました。 しかし実際はもちろんそんなことはなく、中国との共同国際大会では 遅くとも1996年には選手として出場しており、そこで1300UPも 果たしていたことが後で調べて分かりました。 翌年には1335点を射っており、そもそも有力選手であったことが伺えます。
シドニーでの彼女の成績は準決勝でキム・ナンスン、 3位決定戦でキム・スーニョンと、共に韓国選手に敗れて4位に終わりました。 試合後のインタビューでキム・スーニョンが 「次のオリンピックでは一緒の国の選手として表彰台に登りたい」 とコメントしていたそうです。 次のオリンピックが来年に迫った今、北と南の二つの国がどういった展開を 見せてくれるのかが気になるところです。
ところで彼女、シドニーオリンピック当時26歳なんですよね・・。 一見もっと上に見えますが(失礼)、良く見ると確かにそうでもないような。 |