受診を考える目安
解離性障害の項目に当てはまるような症状に気付いたら、周囲の人が受診させてください。解離性障害には、症状を本人が自覚できる場合とできない場合があります。
- 自覚できる場合…解離性健忘・解離性運動障害・解離性知覚麻痺など
- 自覚できない場合…解離性遁走・解離性昏迷・解離性同一性障害など
しかし、自覚できる場合でも、解離性健忘の患者の多くは症状を気にかけないので、自分から病院に行くことは少ないと思われます。解離性健忘は自然に全快する事も多々あるのですが、症状が進む恐れもないとは言えないので、受診する事が進められます。(解離性運動障害・解離性知覚麻痺の患者は受診に積極的です)自覚できない場合では、通常は家族など周囲の人が受診させる事になります。しかし、解離性遁走の場合に於いて、『患者は自分個人についての記憶を失い、その事にさえ気づかない』のですが、気持ちは平静で日常的なことは普通に行えるため、障害に気づかれないこともあります。2〜3日で自然に回復する事もありますが、長期化してしまい全く別の人生を始めるという例もあるため、家族は捜索願のような手段を講じる事になります。解離性昏迷と解離性同一性障害では特異な症状が現れるので、家族は気づきやすいと思います。
解離性同一性障害で思い浮かべる、ドラマのような劇的な瞬間を目撃しなくとも「人が変わった」「様子が変だ」「気分があまりにも変わりやすい」といったことで異変を感じ取ることが出来るのではないでしょうか。とにかく、気が付いたら様子の程度に関わらず、すぐに受診するようにしてください。
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