「うつ」「不安」「恐怖」の正常・異常
- うつ:最近「うつ病」の名前をよく耳にしますが、「うつ」とはどんなものなのでしょう?抑うつ状態というのは、心が晴々とせず、何もやる気が起きない状態です。考えることもおっくうになり、意欲・関心・興味の低下した状態を「うつ」と呼びます。つまり、気分が沈んだ状態です。スランプの時や失恋したときの状態といえるでしょう。しかし、いつとはなく自然と元気が回復してくる復元力を持ってるのが普通です。(=正常)これがいつまでも回復しない状態(=異常)がうつ病や抑うつ神経症と呼ばれるものです。病気については別でお話をしようと思いますが、「うつ状態」には正常な人でも陥ります。それが発展すると誰でも「うつ病」「抑うつ神経症」になりうるという事を忘れないで欲しいです。
- 不安:不安を感じた事がない人はいないですよね??(いたら教えてくださいw)だから、そんなどうこう言う事でもないかも知れないのですが、一応…生物学的には「ノルアドレナリン」とか「セロトニン」とかがあるみたいですが、そんな難しい事は俺には解らないし、「こころ」というテーマなので、放置します(笑)漠然とした、よくわからないおそれを不安と言い、恐怖とは別のものと定義されます。「恐怖」(後で書きます)が外的なものを対象としているのに対し、不安は内的な矛盾から生じます。「悪い事態に対するおそれに支配され、落ち着かない様子」と言えるでしょう。不安は人間にとって、避けることのできない心理現象です。しかも、自己保存本能からくる危険信号の役割を持っていて有用です。不安は多かれ少なかれ身体的に症状が出ます。動悸や胸が締めつけられる感じ、発汗などのいわゆる自律神経症状となって出てきます。ここまでは「正常」な不安ですが、いくら人体に有用な信号でも、これが増えすぎると困ります。その場面場面に合わないようなところで不安が反復してあらわれてくると病的不安と言います。病的不安にも生理的なものと心理的なものがあります。生理的なものとしては、うつ状態に見られる焦燥型の不安・不安神経症やパニック障害などがあり、心理的なものには、欲求不満や内的葛藤が適切に処理できないことから発する不安があります。
- 恐怖:恐怖が不安と違うのは、その原因が内的なものではなく、外的にあると言うことです。しかも、はっきりと限定され葛藤のない脅威に対しての反応です。(不安には葛藤が見られます)不安が覚醒度を上げる信号であるとともに、恐怖もまた、覚醒度をあげる信号です。しかし、不安が慢性的であるのに対して、恐怖が急性的であるとも言えます。恐怖の症状としては、目と口が大きく開き、目尻が上がり、心臓が早く打ちます。心臓がせっせと働いてるからといって、全身に血液が回っているわけではありません。失神の前兆のように皮膚は蒼白になり、冷や汗がでてきたり、筋肉が震えたりもします。
恐怖は例えば命に危険が生じた時などに特に見られますね。刃物や拳銃を持った人が家に侵入してきたりすれば、誰だって恐怖におののきます。地震や雷などの自然現象でも、命に危険があると思えば恐怖を感じるでしょう。このような恐怖は至って正常なものです。しかし、何でそんなものが怖いんだ?と思うようなものに恐怖を感じてしまう人がいます。これが恐怖症というもので、例えば対人恐怖だったり社会恐怖だったりします。
本人も何故そんなに恐怖を感じているのか解らないことが多いそうです。
強迫観念的な恐怖は異常と言えるでしょう。
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