ダイヤモンド
第1話 プロローグ
 ジリリリリリ・・・・
「うーーん。もう少しだけ・・・・。えっ・・・起きなくちゃ・・・今日は、初めての授業だもの。」
 まいは、ゆっくりと起き上がり、真新しいカーテンを開けた。
「いい天気!!」
 軽くのびをすると、コーヒーメーカーにスイッチを入れる。
 髪をとかしながら、トースターのスイッチも入れる。
 ラジオからは、ご機嫌なBGM。
 トースターをかじりながら、デイバックにテキストを入れる。
 昨日作っておいたサンドウィッチも紙袋に入れる。
 「行ってきまーーす!!」
 誰もいないってわかっているけどついつい声にだしてしまう。
 学校まで歩いて20分、暖かい春のひざしに包まれて歩く。
 10分位歩いたら、遠くに学校の高い建物が見えて来た。
 今日からまいは、晴れて短大生になるのだ。
 どきどきを胸にまいは、学校に入っていった。

 教室には、もう結構人が来ていた。
 まいは、空いている窓際の席に座った。
 窓からは、他のビルが見える。
 そのとき、
「ここいいかな?」
 と言う声が聞こえた。
「いいですよ。どうぞ。」
とまいは、荷物をよけながら言った。
「ありがとう。」
 とセミロングの髪をかきあげながら女の子は隣に座った。
「うわあーさらさらな髪・・・」
 まいは、そのつややかな髪を見て思った。
「間にあって良かった。遅刻するかと思った。」
 と、その女の子が独り言のように言った。
 それが二人の出会いだった。
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