ジリリリリリ・・・・
「うーーん。もう少しだけ・・・・。えっ・・・起きなくちゃ・・・今日は、初めての授業だもの。」
まいは、ゆっくりと起き上がり、真新しいカーテンを開けた。
「いい天気!!」
軽くのびをすると、コーヒーメーカーにスイッチを入れる。
髪をとかしながら、トースターのスイッチも入れる。
ラジオからは、ご機嫌なBGM。
トースターをかじりながら、デイバックにテキストを入れる。
昨日作っておいたサンドウィッチも紙袋に入れる。
「行ってきまーーす!!」
誰もいないってわかっているけどついつい声にだしてしまう。
学校まで歩いて20分、暖かい春のひざしに包まれて歩く。
10分位歩いたら、遠くに学校の高い建物が見えて来た。
今日からまいは、晴れて短大生になるのだ。
どきどきを胸にまいは、学校に入っていった。
教室には、もう結構人が来ていた。
まいは、空いている窓際の席に座った。
窓からは、他のビルが見える。
そのとき、
「ここいいかな?」
と言う声が聞こえた。
「いいですよ。どうぞ。」
とまいは、荷物をよけながら言った。
「ありがとう。」
とセミロングの髪をかきあげながら女の子は隣に座った。
「うわあーさらさらな髪・・・」
まいは、そのつややかな髪を見て思った。
「間にあって良かった。遅刻するかと思った。」
と、その女の子が独り言のように言った。
それが二人の出会いだった。 |