その日のお昼、まいは中庭の芝生の上でサンドウィッチを片手に、午前中の講義のテキストを読んでいた。
「ついでに、宿題もやっちゃおう。」
とペンもだす。
「なあに、やってるの?」
みると、午前中隣に座っていた子だった。
「えっ。宿題やっちゃおうかって・・。」
「えっ。いま?あなたって変わってる。」
「変わってるって、なによー。」
まいは、少しむっとして言った。
「ごめん。ごめん。そんなつもりじゃなくて・・。ねえ、ここ座っていい?。」
「いいけど。」
「私は、藤 真知子。短大入ったのいいけど知っている人いなくて。」
「わたしは、南 まい。私だって知っている人いないけど平気だよ。」
「えーなんで?友達欲しくないの?」
「友達作るためにここに入学したんじゃないし・・。それにこれから徐々に友達は、できるでしょ?」
「ねえ。私、あなたと友達になりたいんだけど・・・」
「別にいいけど。」
「よろしくね。」
と真知子は手を差し伸べた。
まいは、(何だかめんどくさいな。)と思いながらその手を握った。
「じゃあ私、行くねえ。お昼はいつもここにいるの?」
「うん。そのつもり、学食嫌いだから。」
真知子は手を振ると小走りで行ってしまった。
まいもまた宿題の続きをやリはじめた。
日光が、まいのノートに陽だまりを作っていた。 |