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「ともみーーーー。」
友治の声がこだまする。
歩いても歩いても闇ばかり・・・
あの影はなんだったのだろうか?
智美はどこに行ったのだろうか?
こんな事ならけんかしなきゃ良かった。
こんなにこんなに智美の事愛してるのに・・・
考えて見ると智美の事何にも考えていなかった。
いつも自分の仕事のことしか考えていなかった。
いつも自分のため・・・自分のため・・・
そしていつも智美は待っていてくれた。
だあれもいない自分の部屋で待っていてくれた。
「ともみーごめんよ。」
友治の声が響く。
「ゆうじー。」
智美が叫ぶ。
「ゆうじー。」
どうしたんだろう。
こんなに友治にそばにいてもらいたいなんて。
考えて見ると、いつも友治に嫌われたくなくて、
自分をおさえていた。ものわかりの良いふりをして。
「本当は・・・」言いたいけど言葉が出ない。
「ゆうじーー。」
智美は声の限り叫んだ。
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