ミニツーリング その12

日時 : 2000年7月28日金曜日  午前6:20〜8:40
コース: 埼玉県/自宅→天目指峠→子の権現→顔振峠→大野峠→都幾川村→鳩山

昨日から雨が降ったり止んだりしている。朝の天気予報では晴れて暑くなるというので,朝のミニツーに出かけることにした。先日から暖めていたコースを今日は走ってみることにした。
まず県道70号線から53号線を通り,有間ダムの入り口に達する。ふと見ると,有間ダムへ乗り入れる道に大きく「終日,二輪車・原付の乗り入れ禁止」の看板が出されていた。それを見て,「俺が一体何したっていうんだよ〜」と思ってしまった。今度,有間川を遡ってみたいと思っていたのに。恐らく暴走族やローリング族の類がこの結末の張本人だろう。多分季節規制だと思うが,それにしても悲しい話だ。
今日は有間ダムには寄らない(寄れない)ので,そのまま県道を走る。予定では有間ダムを過ぎて約3km先に県道395号線への分岐点があるはずだ。分岐点に近いバスの停留所の名前を控てきたので,停留所の名前を確認しながらゆっくり進んだ。目標の「小出橋」のバス停を発見。そこから少し行った所に分岐がある。あった。が,とても県道とは思えないほどすさんだ感じの入り口だ。それに道標もない。こうゆう事は何度もあった。とにかく進むべし,だ。
道の両側に民家も多いこの道は,入り口同様,中もあまりぱっとしない様子だった。何て言うか,山奥と住宅地が無秩序に混在していて中途半端な雰囲気なのだ。まあ,走らせてもらっているんだから文句も言えない。とにかく進んで行く。進む内に民家は見えなくなり,辺りはうっそうとした森林になった。これでなきゃ〜!嬉しくなると途端にエンジン音が高くなる。でも,走りなれた林道じゃないので,とにかく慎重に!と,はやる気持ちを噛み締めた。
この県道は今まで走ってきた林道よりつづら折れが多いと思う。木々の向こうに自分がこれから走る道がジグザグに透けて見える。そんな道を写真に撮った(つもり)。
不意に前方に小屋が見えた。近づいてみると休憩小屋のようだった。苔むして,特に雨上がりには気持ち良く休憩できないんじゃないかと思う。まぁ〜いいや。更に少し先になにか道標が立って入るようなので移動する。そこには「天目指峠」と書かれたプレートが立っていた。ここが今日一番の目的地か。
天目指峠は,天を目指すという意味かと思っていたらそうではないようだ。由来を読んだが良く憶えていない。何だか「天目指」が何かの木の実の名前だとかどうとか書かれていたようだ。今度もう一度行くことがあったら良く読んでくることにする。
写真を撮った後,またつづら折れの道を,今度は下って行く。かなりキツイのでタンクにあそこが押しつぶされて痛い。もうそろそろ嫌だなと思う頃,やや広い道に合流した。それを少し,更に降りていくと,分岐点に「子の権現」の看板が立っていた。当初の計画には無かったが,こないだ行きそこなったので行ってみることにした。
 今度は上りだ。それもかなりキツイ。3速でゆっくりと上って行くが,行けども行けども看板だけで一向に着く気配が無い。更に我慢して上って行くと,ガードレールが金属から竹に変わった。こりゃ〜なんかあるぞ!と期待しながらカーブを曲がった。と,その先にちょっと汚いが大変広い,そうね〜,ガレージって感じの駐車場があった。車が積め込めば20〜30台は止められようという位広い。もちろん今日は,何の変哲もない平日の早朝だから1台も止まっていないけど。
その駐車場を突っ切り,もう少し坂を上ると,子の権現があった。何か屋台みたいな建物が幾つか建っており,ちゃんとしたときに来れば,結構華やかだろうと想像できる。ちょうどここは分岐点で,色々な方向へ砂利道が続いていた。この中に,前回女房と苦心した末断念した砂利道の先があるんだろうなと思った。
 さあ,寄り道だったので長居はせず出発することにした。元来た道をどんどん降りて行く。突然,目の前に何か動くものが4つほど見えた。「きじ」か?いや違う4本足で走っている,「うりぼうだ!」。こんな所にもいるんだなぁ。(注:「うりぼう」とは猪の子供の俗称である。)写真に収めようと急いでバイクを止めファインダーを覗くと,さっきまで必死に逃げていた奴らもぴたっと止まりこっちを見ていた。シャッターを押すと暫くして縦一列に並んで森の中に消えて行った。
いいものを見たと喜んで坂を下って行く。やっと元の分岐点にたどり着いた。そこから国道299号線まではまだ暫くあった。民家を左右に見ながらどんどん進む。ついに国道に出た。目の前をカワサキやホンダのビックバイクが隊をなして横切って行った。秩父の方にツーリングだろうか。
国道299号線を飯能方向に少し戻り,県道61号線から顔振峠を目指す。このルートは何度も走っているのでよく知っている。顔振峠から奥武蔵グリーンラインを抜けて大野峠まで来た。ここの分岐点で,まだ走ったことのない大野方面に下ってみることにした。道標を写真に撮っておこうと,サイドスタンドを出してバイクを止めた。...つもりであったが,その途端バイクが倒れかかって来た。バイクの頭を下り方向にしていたため,サイドスタンドが外れてしまったのだ。車重を足で何とか受け止めたため,タコメーターの縁が軽くガードレールに接触しただけで済んだ。危ない危ない。写真撮影はキャンセルして先に進んだ。
峠を下りて行くと「やまめの里」なる看板が見えてきた。山女かどうか分からないが,釣りやバーベキューができる施設のようだ。その前を通過する直前に,小型のトラックがそこから出てきた。その後白石峠の入り口まで,そのトラックの後ろを走ることになってしまった。
一軒の軒先から女の子が一人出てきた。その子の顔がオウム真理教の麻原に似ているような気がした。場所的にはぴったりなのだが,真相はどうなのだろう。私にはどうでも良いことであるのだが,気になる。
さて,このミニツーももう終わりだ。ここまで来るとすでに頭の中は仕事のことに支配されてくる。ほぼ毎日ミニツーリングをしていると,もう癖になっていて出かけないと一日がはじまらないような気がする。でも,ミニツーリングが終わり,職場に向かうときの切なさは何回やっても慣れてこない。このまま逃避行に出てしまいたくなった。
残念ながら8:40に職場に到着してしまった。全走行距離は86km,平均速度は37km/hであった。

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