日時 : 2000年6月30日金曜日 午前6:30〜8:30
コース: 埼玉県/自宅→有間ダム→正丸峠→顔振峠?→鎌北湖→鳩山町
昨日に引き続き天気が良い(雨が降ってない)。こんな日にミニツー(ミニツーリング)をしない手はない。朝6:00に床を出て,6:30にはもう自宅を出発していた。出かけてすぐは一面の曇り空だったが,県道70号線を西へ向かい原市場小学校の前を通過する頃には晴れ間が顔を出すようになった。時折すれ違う自転車に乗った高校生。こんなに朝早くどこまで通っているんだろう。時間はまだ6時台である。
ふと気が付くと,いつのまにか走っていた道が県道53号線に変わっていた。おそらく県道221号線がぶつかる辺りで名前が変わったのだろう。この道は何度も走っているので目的地を見失なう心配はないが,県道の番号が変わるということを今日始めて知った。
左手に入間川。その流れを覆う様に靄がうっすらと立ち上っている。早朝特有の景色である。途中の橋の上からこの靄を撮ってやろうと試みた。うまく撮れているかは現像後のお楽しみである。
時折現れるゆるやかなワインディングを楽しみながら最初の目的地,有間ダムに到着した。ここまでちょうど30分,約20kmの走行だった。
やはり金曜日の早朝に人など居るはずがなかった。朝日がダムから見降ろす山々の間で光っている。このダムはよくあるアーチ型に曲がった薄っぺらなダムではない。分厚い山のような作りである。何とか型と説明書きが記されていたが忘れてしまった。下流の川に水がどのように流れて行くのか,下を見下ろしただけではよく分からなかった。湖には周遊道路が作られている。ダムを渡ってぐるっと一周できる。取り立ててすごい所はないが,とりあえず休憩所もあり,休日には家族連れも訪れる密かな観光スポットである。写真を2枚ほど撮ってここを後にした。
引き続き県道53号線を秩父方面に走る。相変わらず緩やかなワインディングが続いている。バイクにとっては十分広い道路だ。ただ,道が所々狭くなり,ダンプがやってくることもあるので,スピードを出す人は注意が必要だ。
県立名栗少年自然の家の看板が現れた辺りをやや右に入り正丸峠を目指した。分岐を入ってからしばらくはかなり走りやすい道であったが,途中から前触れも無く細くなった。いよいよ本格的な林道である。湿って細くてタイトなカーブが続く。カーブの進入時は極端に速度を落とし,こわごわバンクさせて,その後一気にダッシュする。カーブのRや間隔が色々変わるから面白い。なんかジムカーナをやっているようだ。こうしたダッシュの連続する道はやはりパワーのある大型車が気持ちいい。特にSV650のような2気筒車は低回転から鼓動とともにグイグイ引っ張る感触が良い。
そうこうしているうちに正丸峠に到着した。気づくと耳がキーンとしている。ずいぶん急激に高度が上がったらしい。景色は余り良くないが,記念のためとツーリングレポートのため,生あくびを一つしてから写真を撮った。
正丸峠には古びたレストラン(正丸ガーデンハウス)が一軒建っている。まだ店は閉まっているのに2階のガラス窓に照明が見えた。ここに人が住んでいるのかなあ?それとも消し忘れ?などと考えながら再びバイクに跨った。ここに住むのも悪くないけど,峠族が頻繁に出没するようだといやだな。
今度は下りのワインディング,それも狭くてタイトである。相変わらず下りは下手だが,昨日より走っている感覚が味わえるようになった。少しは進歩していると喜んだそのとき,リアがロックしてお尻が振れた。「おっとっと」とリアブレーキを緩めて無事立ち直る。
しばらく走ったら大通りに出た。左が飯能方面と書かれている。「あれ,左が飯能??」「そうか,正丸トンネルを跨いで来たんだ!」と感激しながら左折した。本当は少し手前を曲がって狩場坂峠に向かうはずだったが,間違えを正すためにUターンするのも面倒だったのでこのまま国道299号線を飯能方面に戻ることにした。高速のワインディング(といっても大して速度は出ていないが)を軽快に走りぬけていくと,途中に顔振峠の看板を発見した。「よし,顔振峠に寄っていこう」と左折した。
ここは県道61号線。入り口は県道だが,その後は名も無い林道になる。その後越生町の黒山で再び県道61号線になるが,途中山の中を複雑に走る林道が入り組んで,初めてのトライで黒山まで通りぬけられたらすごいという面白立体迷路である。分岐の看板も見つけ難く,通り過ぎてからミラーに映るといった按配である。
とにかく顔振峠まで狭くてタイトなカーブを攻める。ダートでないのが救いだ。走っていくといくつかの道路が合流していた。きょろきょろして見たがどこだかよく分からない。顔振峠??。どっちに行こうか迷ったが,とりあえず片方が黒山方面と知った名前があったのでそっちを目指すことにした。しばらくいくとまた道路が交わっている。今度はどっち?...分からない。本当ならここで地図を出して確かめる所だが,「こっち行ってみよう!」と行き先も分からず進む。
また,分岐点。通り過ぎてからミラーに映った分岐道には2輪車通行禁止と書かれていた。何でバイクが仲間はずれにされるの?。少し悲しい気分になった。
さて,黒山方面に進んでいるはずなのに,いつのまにか鎌北湖方面の看板が現れるようになってしまった。別に黒山に用があるわけではないので,鎌北湖を目指す。
この辺りは峠が多い。上がったかと思うと下がり,もう鎌北湖かな?と思うとまた昇る。ユガテなんて北海道の地名のような峠も越えた。スラロームというか,S字というか,そんな道をどこまでも走る。ここらは高い樹木が少ないので,岩肌が露出しているような荒々しい景観が目に付く。高い木が少ないから木の葉が道に覆い被さることもなく,結果,路面はドライで走りやすい。
だんだん標高が下がり,右手に池が見えてきた。失礼,湖だ。鎌北湖に到着である。大分昔に一度訪れたことがあるが,その頃より湖やその周辺が綺麗になっていた。湖には白鳥型の足漕ぎボートも並んでいた。こじんまりしている感は変わっていないが,この程度綺麗になれば人を呼んでも恥ずかしくないだろう。以前は人に見せるのも恥ずかしい程雑然として汚く見えた。その印象が強くて,以来ここに来た事もなかった。
湖畔でジュースでも飲みたいなと思ったが,周りの人が私の方をじろじろ見るのでそのまま通り過ぎることにした。何で見られていたのかは良く分からない。きっと格好よく見えたのだろうと良い方に考えることにした。
県道186号線は広くて見通しも良く走り易い。パトカーがスピードチェックをしているときがあるので要注意である。この道は県道30号線,通称飯能寄居線にぶつかる。そこから先は毛呂山町を通過して,職場のある鳩山町に向かった。職場に向かう道はいつもと変わらない。わき目も振らず突き進む自転車や歩行者がいっぱいだった。娑婆に戻ってきちゃったなとつくづく感じた。
職場には,8:30(所要時間2時間)に到着した。走行距離は76km。昨日とおよそ同じ位の距離を走ったが,時間は30分も余計に掛かった。平均速度もおよそ38km/hとずいぶん遅い。恐らく,林道を走っていた時間が長かったせいだろう。
朝のミニツーリングは本当に楽しい。人気の無い場所,渋滞しない道,何を取っても運転手とバイクにやさしい。こうしてツーリングレポートを書きながら,もう明日はどこに行こうか!と考えていた。