どもたちから おひさまを うばわないで!!
朝市センター保育園 「おひさまを守る会」
表 紙 経 過 ニュース報道 日 影 図 応援メッセージ リ ン ク

 仙台放送ニュース速報 (2003年 6月18日 水曜日)
 「朝市センター保育園が日照権で要望」
 マンションの建設問題で日照権が阻害されると保育園が訴えてます。JR仙台駅前にある保育園の隣に14階建てマンションの建設計画が持ち上がり、こどもを通わせる父母や保育士らが、「日照を阻害しない」よう業者を指導するよう仙台市に申し入れました。申し入れをしたのは、青葉区中央4丁目にある「朝市センター保育園」にこどもを通わせる父母や、保育士、市内の保育関係者らで作るグループです。

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 河北新報 (2003年 6月23日 月曜日)
 「仙台都心部のマンション建設」
   建て主 「園児の生活リズムを変えて」
   保育園 「活動時間に日が当たらぬ」
    双方の合意点見えず 都市型施設開発に一石
 「一日中マンションの日陰になるわけではない。日が当たり始める昼ごろから園児を活動させるよう生活リズムを変えてほしい」「変えるのは建設計画の方だ」。仙台市青葉区中央四丁目で計画されたマンション建設をめぐり、建て主の大手不動産会社と予定地の北西隣にある民間保育施設「朝市センター保育園」(安達喜美子園長、園児五十一人)が真っ向から対立している。建て主は建物の形状変更などの可能性を探っているというが、園児の保護者らは「日照権の侵害」を主張し、建築差し止めの法的手段を取ることも視野に入れている。
 建設予定地はJR仙台駅西口から歩いて数分の場所。計画通り完成すれば十四階建て、高さ四十四bのマンションとなる。
 保育園は、予定地の北西隣に立つ五階建てビルの最上階にあり、屋上を園庭として利用している。マンションが建った場合、春分・秋分の日の午前十時で園庭の85l、午前十一時で30lが日陰になる計算で、子どもが活動する午前中に日が当たらず、昼寝の時間になって日が当たるようになるという。
 保育園は仙台市が昨年十月に定めた「せんだい保育室制度」を活用し、駅前地域で認可保育所と同等のサービスを提供する「A型施設」の認定を目指している。安達園長は「多額の費用を負担して園を改修する矢先だった。日照や採光のことを考えると、マンション建設計画に大きな衝撃を受けている」と言う。
 安達園長と二十人以上の園児らは今月十八日、仙台市役所を訪ね、良好な保育環境が保たれるよう、建て主に適切な指導などを行ってほしいと市に要請した。
 建て主は五月末に開いた説明会で「採算面から上部を削る意思はない」と計画推進の意向を示し、「日照が人間形成に与える影響はそれほど大きいものなのかどうか…」と発言した。保護者らはこれに猛反発。「既存施設の日照を妨げないよう階数を減らすべきだ」と主張し、議論は平行線をたどった。
 仙台市では一九九一年、支倉保育所(青葉区支倉町)の真南に建築中だった七階建てのマンションをめぐって日照権問題が浮上。園児の保護者らの運動は、「児童福祉施設への日照保全に関する条例(お日さま条例)」の制定を求める署名活動へと発展した。保護者が求めた建築差し止めの仮処分申請で仙台地裁は九二年六月、「十分な日照は児童の健全な発達に不可欠」と指摘し、マンション上部の建築禁止を命じる決定を出した。
 この問題を教訓に、改正された仙台市の「中高層の建築物に関する指導要綱」は、ビルを建設する際は地域住民の理解や合意が必要だと規定する。朝市センター保育園側は、この時の地裁決定に加え、働く環境が多様化する中で駅に近い保育園の果たす役割が高まっていることを挙げ、「都市中心部では、自然を肌で感じられる屋上園庭の存在意義は極めて大きい」と強調する。
 建て主は現在、説明会の時の方針を変更し「説明会で出された意見や要望を基に、マンションの角度や形状などを改良する可能性を探っている」と言い、保育園側との協議を継続する意向を示している。
 保育園関係者は「計画を改良しても日照が確保できなければ意味がなく、徹底して争う」と強調する。
 論争は、日照だけでなく、都市型保育施設の必要性やその周辺地域の開発行為の在り方へと、波紋を広げそうだ。

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 仙台放送ニュース速報 (2003年 6月25日 水曜日)
 「保育園日照権問題で業者が説明」
 マンション建設計画に仙台駅前の保育園が、反対している問題で、きのう建主側が園児の保護者らに対する説明会を開き、計画を一部見直す考えを示しましたが、話し合いは持ち越しとなりました。この問題は、青葉区中央4丁目の14階建てのマンション建設計画について、隣の「朝市センター保育園」の園児の保護者らが、「日照権が大きく侵害され良好な保育環境が保たれない」と強く反発しているものです。これに対し、建主側は昨夜の3回目の説明会で8月1日の着工を遅らせる、建物の位置や高さ、形状を見直し、来週中に改善策を提示する方針を示しました。しかし、業者側は保育園側から出されていた立面図を提示することが出来なかった上、「事業計画の遅れにも限界がある」との考えを表明したことで保育園側は態度を硬化、マンション建設により園児らの生活リズムを変える考えは無いことを改めて示し、来週の再協議まで話し合いは持ち越されました。

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 仙台放送ニュース速報 (2003年 7月 3日 木曜日)
 「マンション建設日照権問題で改善案を提示」
 建て主側が提示した、改善策は、建物全体を80センチ東に移し、1階の床面を37センチ下げる他、保育園側の6世帯を削除するというものです。建て主側は、この改善案で、マンション建設による圧迫感が少なくなり、保育園が園庭として使っている屋上への日照も、改善されるとしています。
 これに対し、保育園側は、「午前10時までの日照が改善案でも保証されていない」と反発、「日照が子供の発育に不可欠で、再検討してほしい」と要望しました。建て主側は、改善策は、採算面など、「現在考えうる最善の方法」と重ねて強調し、双方の話し合いは、まとまりませんでした。

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 河北新報 (2003年 7月 3日 木曜日)
 「マンション側 改善案を提示」
   仙台・朝市保育園 日照権問題
 仙台市青葉区中央四丁目に計画されたマンション建設をめぐり、予定地北西側の民間保育施設「朝市センター保育園」(安達貴美子園長、園児五十一人)が建て主の大手不動産会社に日照確保を求めている問題で、建て主側は二日、説明会を保育園で開き、設計の変更案を園側に提示した。
 変更案は@マンションを約八十a東側に移すA西側の六戸をなくすB一階の高さを三十七a低くするC十四階建てを十五階にする―内容。この結果、春分と秋分の午前十時での園庭の日陰率は約78lから63lに減り、午前十一時には完全に日が当たるという。
 建て主側は変更案で九月末にも着工したい意向を伝えた。園側は「子供の発育に及ぼす日光の影響を調べておらず,企業の社会的責任を果たしていない」とさらなる改善を求めた。

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 河北新報 (2003年 7月 3日 木曜日)
 <声の交差点>

 「園児の成長に日光欠かせぬ」
            秋保常子 78 無職 (仙台市泉区)
 六月二十三日付けの記事「仙台都心部のマンション建設計画・日照で白熱」を読んで,私には孫はおりませんが,居ても立ってもいられなくなりました.一言言わせてください.
 建て主側は五月の説明会の方針を変更し「保育園側と協議を継続する」と言っているそうです.午前中の大陽の光は,人の免疫力を増す大切な源とも申します.地球上の生物は,大陽の計り知れない恵みを受けて成り立っているという,素朴かつ重大な常識を再認識していただきたいと思います.
 また,建て主側の「園児の生活リズムうぃ変えてほしい」という発言には,全く驚きました.これは放らつな生活をしている大人に向ける言葉です.これから成長する幼い人々にふさわしい生活を保障することが,大人の重大な責任ではないでしょうか.
 内外共に厳しい環境に身を置いている方も大変でしょうが,人としての心を摩滅されることなく,社会的責任を果していただきたいと思います.

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 河北新報 (2003年 7月13日 日曜日)
 <法廷 内と外>
 「マンション建設」− 社会的責任が問われる
 「社会的使命を忘れて自己の利益追求に走った」。美しい並木道で知られる東京都国立市の「大学通り」に立つ高層マンションをめぐる訴訟で、東京地裁は昨年十二月、高さ二十bを超える部分について撤去を命じる判決を言い渡した。市街地で、住民の景観権を明確に認めた初めての判断だった。
 所有者の権利を最大限に尊重することが基本の社会にあって、特に土地所有権については建築基準法や都市計画法などによって、徐々に制約が課せられるようになってきた。さらにこの判決で、所有権者に対し、「一定の社会的義務は果たさなければならない、との考え方に変わりつつあることを裏付けた」とみる法律家もいる。
 「国立市のケースを何とか参考にできないものか」。仙台市青葉区中央四丁目の繁華街に計画されているマンション建設に対し、予定地の北西側にある民間保育施設「朝市センター保育園」(安達喜美子園長、園児五十一人)が声を上げ始めている。
 マンション建設予定地はJR仙台駅西口から歩いて数分という立地条件。当初は十四階建て(高さ四十四b)五十戸の計画だった。保育園は五階建てビルの最上階にあり、屋上を園庭として利用している。計画通りマンションが立った場合、春分や秋分の午前十時で園庭の78l、午前十一時で36lが日陰になる。
 仙台市では、一九九一年、青葉区支倉町の支倉保育所の真南に建設中だった七階建てのマンションをめぐって日照権問題が浮上。保護者が求めた建築差し止めの仮処分申請で仙台地裁は九二年六月、「十分な日照は児童の健全な発達に不可欠」とし、マンション上部の建築禁止を命じる決定を出した事例がある。
 保育園側は「日照権」「圧迫感」による園児たちへの悪影響を訴え、園庭の日照確保対策などを講じるよう要請。建て主は二日、この意見を参考に@マンションを約八十a東側に移動A西側の六戸を減らし、圧迫感を軽減B保育園に日陰の影響が出ないため、十四階建てを十五階建てに変更−などの改善策を提示した。
 計画変更で、春分・秋分で園庭が日陰になるのは午前十時で63l、午前十一時には完全に日が当たるようになるが、「子供の発育への影響を何ら調査せず、企業の社会的責任を果たしていない」などと保護者の反発は収まらなかった。
 駅前近くの園庭がある保育園。その環境と利便性から、共稼ぎの両親が子を預ける家庭も少なくない。働き方や保育の在り方、街づくりの考え方など、多くの人の権利と義務にかかわる問題をはらんでいる。

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 河北新報 (2003年 9月27日 土曜日)
 「保育園日照権問題 支援者らがシンポ あす仙台で」
 仙台市青葉区中央四丁目のマンション建設計画で、民間保育施設「朝市センター保育園」(安達喜美子園長)が、建て主の大手不動産会社に保育園への日照確保を求めている問題をめぐり、保育園の支援者らで結成した「おひさまを守る会」は二十八日、仙台市青葉区の仙台弁護士会館でおひさまシンポジウムを開く。
 専門家の意見を聞きながら、保育環境や子育て支援の在り方を考えるのが目的。中森孜郎・元宮教大教授や仙台市若林区の荒町商店街シンボルキャラクター「アラマチマン」、保育士らがシンポのパネリストとして参加する。
 都市型保育園が地域とどう連携すべきかを柱に、日照権や地域、大人など各方面から「子育て」を話し合う。マンション建設問題の経緯なども説明する。
 計画中のマンションは建て主が七月、保育園側に@マンションを約八十a東側に移動するA西側の六フロアを減らし、圧迫感を軽減するB十四階建てを十五階建てに変更する―などとする改善案を提示した。
 保育園は日照不足解消の代替策として、太陽光採光システムや融雪システムの導入などを要望。マンション住民らとも積極的に交流することを検討している。
 シンポジウムは二十八日午後一時半―三時半。参加無料(託児は要予約で三百円)。問い合わせ先は朝市センター保育園・おひさまを守る会事務局022(221)9350。

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 河北新報 (2003年 9月29日 月曜日)
 
保育園日照問題「子どもの権利守るのが責務」 仙台でシンポ
 保育環境や子育て支援について考えようと、「おひさまシンポジウム」が二十八日、仙台市青葉区の仙台弁護士会館で開かれ、市民約六十人が集まった。
 仙台市青葉区中央四丁目のマンション建設計画をめぐり、民間保育施設「朝市センター保育園」(安達喜美子園長)が建て主の大手不動産会社に保育園の日照確保を求めている問題で、保育園の支援者らが結成した「おひさまを守る会」(代表・増田隆男弁護士)が初めて企画した。
 シンポジウムでは弁護士や建築士、保育士らが次々と同保育園の主張に賛意を示し、商業地域内の保育園の必要性や地域往民との連携について訴えた。
 約十二年前、青葉区の支倉保育所をめぐる日照問題に携わった、元宮城教育大教授の中森孜郎氏は「子どもの権利を守ることに、最大限努力するのが大人の責任」と強調。全国の日照問題にかかわる名古屋市の建築士後藤徹氏は「近くに保育園があればマンションを低くするのが当然」と建て主側を批判した。

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 毎日新聞 (2003年12月 3日 水曜日)
 「仙台の保育園が全国組織 マンション日照権問題に対処」
   −−7日に設立シンポ
 ◇7日に7府県の8園が参加し設立シンポ
 仙台市青葉区の朝市センター保育園(安達喜美子園長・園児54人)は2日、日照権をめぐるトラブルに対処するため、近く同様の問題を抱える他府県の保育園と全国組織を結成する考えを明らかにした。情報交換をするとともに、住民運動や訴訟でも連携していくという。
 同保育園によると、保育園隣接地で4月、14階建てのマンション建設計画が持ち上がった。予定通り完成した場合、午前10時ごろには庭のある屋上の85%が日陰になってしまうため、計画の変更を求めて話し合いを続けているという。
 全国組織の結成は、こうした問題に連携して取り組み、よりよい解決策を見いだすことが狙い。これまでに名古屋、大阪、広島など6府県の7保育園が参加の意向を示しており、7日に設立シンポジウムを開く。
 他の保育園との連携について、安達園長は「日照の問題は子供を預かる保育園には切実だ。(問題解決のため)全国規模での連携を進めたい」と話している。同保育園前理事長の増田隆男弁護士も「憲法や児童憲章などで、子供の『発達権』が認められている」と日照の重要性を指摘した。
 これに対し、同保育園の隣接地へのマンション建設を予定している大手不動産業者は「商業地なので、日照による制限はない。周りの商業地も活性化するはだずだ。(保育園側と)きちんと合意し、1月には着工したい」と話している。
    ◇
 保育園の日照権をめぐっては、話し合いで解決できず訴訟になるケースも多い。99年3月には、名古屋地裁で保育園とマンション業者との和解が成立。300万円の解決金の支払いと、和解条項に「新たにマンションを建設する場合は児童憲章や子どもの権利条例の精神を尊重する」との一文を盛り込むことで決着した。また、広島市では保育園が反対運動を起こし、不動産業者が10階建てマンションの建設計画を変更した。【高橋昌紀、野原大輔】

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 河北新報 (2003年12月 5日 金曜日)
 「環境維持え7園と連携」 仙台・朝市センター保育園
   全国ネット7日設立 日照権確保など情報交換
 仙台市青葉区中央四丁目のマンション建設計画をめぐり、民間の「朝市センター保育園」(安達喜美子園長)が建て主の大手不動産会社に日照確保を求めている問題で、保育園の支援者らによる「おひさまを守る会」(代表・増田隆男弁護士)は、同じ悩みを持つ全国の保育園と連携するため、「子どもたちのおひさまを守る全国ネットワーク」を設立する。七日午後一時半、青葉区の仙台弁護士会館で設立シンポジウムを開く。
 守る会によると、今のところ大阪、愛知、広島、神奈川、埼玉、千葉の六府県の七保育園が全国ネットの趣旨に賛同。いずれも近隣のマンション建設などにより保育環境の悪化が懸念されるとして、建て主を相手に訴訟を起こすなどの活動を展開している。
 全国ネットでは各保育園が情報交換しながら先行事例に学び、日照確保など保育環境を守る活動に弾みをつける。
 設立シンポでは、朝市センター保育園の保育士や父母らが日照確保の重要性を指摘。名古屋市の保育園での日照確保運動を検証する。
 守る会は「都市部でマンション建設が進む一方、女性の社会進出で都市部にこそ保育園が求められている。今後も日照確保をめぐって全国で問題が相次ぐ」と話している。
 中央四丁目のマンション建設をめぐっては、朝市センター保育園と守る会が、子どもが活動する午前中に日が当たらなくなるとして、計画変更を求めているが、建て主との協議は平行線をたどっている。
 シンポの参加費は一人五百円。連絡先は朝市センター保育園「おひさまを守る会」事務局022(221)9350。

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 仙台放送ニュース速報 (2003年12月 7日 日曜日)
 「保育園が日照権確保で連携」
 仙台市内のマンション建設計画を巡り、保育園が日照権の確保を求めている問題で同様の問題を抱える保育園などが連携する全国組織が、仙台で設立されました。この問題は、青葉区の「朝市センター保育園」の東側に15階立てのマンションの建設計画がもちあがり、保育園が、日照権が侵害されるとして建設会社に計画の見直しなどを求めているものです。保育園側は、きょう仙台でこの問題をめぐるシンポジウムを開き、保育士などが、子供にとっていかに太陽の日差しが大切かを訴えました。また、同様の問題を抱えて訴訟に持ち込み勝訴した広島県の例などが紹介されました。そのうえで全国の保育園などと情報交換をする組織、『子供達のおひさまを守る全国ネットワーク』が設立されました。

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 共同通信 (2003年12月 7日 日曜日)
 「保育園の日照を守ろう」 仙台で全国組織設立
 マンション建設などで保育園が日陰になる被害を防ぐための全国組織「子どもたちのおひさまを守る全国ネットワーク」が設立され、仙台市で七日、シンポジウムが開かれた。参加者から「子どもの健全な発育に日照は不可欠だ」などの声が相次いだ。
 ネットワークには埼玉、大阪、千葉など七府県の八つの保育園、幼稚園が参加。日照権訴訟に関する情報交換や、建築士、弁護士などの専門家との連携を目指す。
 シンポジウムでは広島市西区の「なかよし保育園」が、工事禁止を求める仮処分申請や署名運動で十階建てマンションの建設を断念に追い込んだ事例などが紹介された。名古屋市北区の「めいほく保育園お日さまを守る会」の春日井洋会長は「同じ被害を受ける周辺住民との協力も大切だ」などと訴えた。
 また宮城県立こども病院の奈良隆寛医長は「子どもの自然回復力を高めるには日光が大切だ」と指摘した。
 ネットワーク事務局は仙台市青葉区の朝市センター保育園。電話022(221)9350(了)

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 河北新報 (2003年12月 8日 月曜日)
 「保育、お日さまの下で」園児の日照守る全国組織 仙台で設立
 保育園の日照権問題を考える第2回「おひさまシンポジウム」が7日、仙台市内であり、同じ問題を抱える全国の保育園との連携組織「子どもたちのおひさまを守る全国ネットワーク(おひさまネット)」を設立した。
 設立に当たって「子どもたちの発育環境を守りたいとの思いを共有し、地域と時間を超越して協力していきたい」とのアピール文を確認。全国の保育園や幼稚園に情報交換や連携を求めていくことを決めた。
 シンポジウムは、マンション建設計画に伴い日照確保を求める仙台市の朝市センター保育園(安達喜美子園長)の支援者らによる「おひさまを守る会」が主催。関係者65人が参加した。
 ネット設立に先立ち、名古屋市での運動のリーダー春日井洋さんと宮城県こども病院の奈良隆寛リハビリテーション科医長が講演。春日井さんは「子どもの発達より企業利益を優先させる社会はおかしい」と強調した。

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 毎日新聞 (2003年12月 8日 月曜日)
 
宮城など6府県7園が参加 「全国保育園ネット設立」
  マンション建設めぐる 日照権問題へ連携 仙台でシンポ
 マンション建設をめぐる日照権問題に保育園が連携して取り組む「子どもたちのおひさまを守る全国ネットワーク」設立シンポジウムが7日、仙台市青葉区の仙台弁護士会館であった。同区の朝市センター保育園(安達喜美子園長)をはじめ、愛知や広島、大阪など6府県の7保育園・幼稚園が参加し、「子供の発育環境を守ろう」と呼びかけるアピール文を採択した。
 全国ネットは朝市センター保育園が事務局を務める。日照を遮るなど「経済効率優先の建築物」の建設に反対し、園相互の情報交換や住民運動での協カを進める。
 シンポジウムでは冒頭、同保育園前理事長の増田隆男弁護士が「いい環境を子供に与えるのは大人の役目。(日照権を守るために)全国的なつながりを持とう」とあいさつ。マンション計画を変更させた広島市の住民運動や、保育園の日照権に考慮するよう定めた名古屋市の条例などを紹介した。
 続く講演で「県立こども病院」の奈良隆寛・リハビリテーション科医長は「愛こそ医療の原動カ。愛のある環境には、お日さまが大切だ」と強調した。朝市センター保育園の隣接地では4月、大手不動産会社による14階建てマンションの建設計画が浮上。保育園側が計画変更を求め、両者間で話し合いが進められている。【高橋昌紀】

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 仙台放送ニュース速報 (2004年 4月27日 火曜日)
 「日照権トラブルこれで解決」
 マンションの建設によって保育園に日差しが当たらなくなると保護者などが、建設会社にマンションの計画見直しなどを求めてきた問題が解決です。その解決法は全国でも初めてのケースで今後、全国各地で起きている日照権のトラブルや裁判に大きな影響を及ぼしそうです。朝市商店街の雑居ビルの中にある「朝市センター保育園」。保育園には0歳児から5歳児の子ども達52人が通っています。屋上での午前中の日光浴はこの保育園の天気の良い日の日課です。子供の生体リズムを整える上で欠かせないと保育園側は言います。しかし、去年4月、保育所の南東側にマンション建設計画が判明、マンションが建つと、秋分や春分の時には午前10時には園庭の85%が日陰になる事も分かりました。保育所側は『日照権の侵害』は子供の『発達権の侵害』だと主張、建設会社に計画の見直しを求めてきました。しかし、建設会社は「1日中、日陰になる訳ではなく、商業地でもあり日照による法的な制限は無く、問題は無い」などとし、両者の話し合いは平行線を辿ってきました。この解決法に登場したのが「太陽光採光システム」です。このシステムは、集光機で太陽の日差しを集め、この光ファイバーを通じて、日の光の当たらない部屋にもこのように太陽の光をそのまま運ぶ事の出来るシステムです。採光システムの製造販売会社によれば、販売先の7割以上が一般民家。1台の値段は100万円です。売上は、日照権のトラブルの増加などからここ数年、東京を中心に2割から3割ずつ増えています。4年前、隣りの家の建設によって日差しが当たらなくなりこのシステムを導入したさいたま市の角田さん。太陽と同じ光が家に入る事によって大好きな緑も生活空間に保つことが出来ると話します。そしてきょう、このシステムを建設会社が朝市保育園に8
基導入する事で双方が合意しました。一方の建設会社側は「付近住民とは可能な限り対応させて頂くというこれまでの企業姿勢を取っただけ」とコメントしています。今回の問題の背景には共働きの家庭の増加で都市部の保育所の需要の高まりがあります。こうした中での日照権をめぐるトラブルは、今後ますます増加するものと見られ、今回の合意は、全国の同様の問題に、一つの大きな選択肢を与える事に成りそうです。

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 河北新報 (2004年 4月28日 水曜日)
 「
マンション日照権問題 保育園に採光装置設置で合意」
 仙台市青葉区中央4丁目に計画されたマンション建設をめぐり、予定地北西側にある民間の朝市センター保育園(安達喜美子園長)が、建て主の大手不動産会社に日照権確保を求めていた協議は27日、会社側が保育園に太陽光採光システムを設置することなどで合意した。
 合意の条件は採光システム設置のほかに、屋上園庭の改修室内の防音工事振動計・騒音測定器の設置など。騒音などが工事協定の基準を超えた際の園外保育の費用、工事の影響で子どもに健康被害が出た場合の賠償も盛り込まれた。
 採光システムは太陽光をレンズで集光し、光ケーブルを経由させて室内に誘導する装置。マンション建設によって保育園は午前中の日照が相当遮られるため、代替措置として導入した。
 当初の計画ではマンションは14階建て、高さ44メートル。会社側が保育園側の要望を受け(1)マンションを約80センチ東側にずらす(2)6戸を減らし圧迫感を軽減する(3)14階建てを15階建てに変更する―など計画を見直した。マンションは6月に着工の予定。
 保育園を支援する「子どもたちのおひさまを守る全国ネットワーク」の伊藤智恵会長は「保育園と不動産会社が互いに攻撃するだけでなく、粘り強く話し合いを続けることで合意に至った全国でも珍しいケースだ」と話している。

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 日経アーキテクチュア (2004年 5月 7日 金曜日)
 「
保育園とデベロッパーが
   
採光装置設置などで日照権問題を合意」
 仙台市青葉区の商業地域に計画中のマンションを巡り、隣地にある朝市センター保育園が事業主の住友不動産に対して求めていた日照権確保に関する協議が4月27日、合意に至った。保育園や幼稚園の隣接地でのマンション建設の近隣交渉で、協議による合意が成立する事例は珍しい。
 マンションは当初、14階建て、高さ44mの規模で計画されていた。しかし敷地の北西側に隣接するビルの5階にある保育園が反発。午前中の日照が遮られ、子供の発達権が侵害されるとして計画変更を求めていた。
 保育園側の要望を受け、住友不動産はマンションを約80cm東側にずらし、西側の6フロアを減らして圧迫感を軽減する変更内容を提示。1)保育園の屋上園庭を改修する。2)室内の防音工事を実施して振動計・騒音測定器を設置する。3)保育園室内に太陽光採光システムを8基導入する。4)工事の影響で子供に健康被害が出た場合は賠償する――といった対策も盛り込み、保育園側がこれを了承した。マンションは6月にも着工の予定だ。
 保育園を支援した吉岡和弘弁護士は、「裁判ではなく協議で合意した意義は大きい。デベロッパーは今後、マンション建設用地の選定時に、隣接する保育園や幼稚園の有無に配慮する必要が出てくる」と話している。

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