Society for Commons Studies  
研究会

研究会の予定

コモンズ研究会では,毎月1回(毎月第3土曜日),定例研究会を開催しています.近畿地区での会場は主に,同志社大学・京都大学・総合地球環境学研究所です.

また一昨年からは,コモンズ研究会関東支部が発足しました.関東地方での研究会は,当分の間,隔月で開催します.ぜひご参加ください.

第5回 研究発表大会 (7月30日)New!

近畿地区 第58回 近畿地区定例研究会(9月)New!

関東地区 定例研究会

これまでの研究会の記録はこちら


第5回 コモンズ研究会研究発表大会

みなさまのご支援とご協力を賜り,本年もコモンズ研究会研究発表大会を開催させていただく運びとなりました.今回は“コモンズの変容”という大会テーマで,東京にて開催いたします.

年に一度の大会をつうじて,普段,顔を合わすことのできない会員どうし が,活発な議論と交流を図り,コモンズ研究をさらに深める場となりますよう,みなさまのご参加をお待ちしております.

第5回 コモンズ研究会 研究発表大会
テーマ 「コモンズの変容」
日 時

2006年7月30日(日)
10:00〜17:00 (9:30開場)

場 所 東京大学本郷キャンパス・農学部2号館第一講義室
 *東京メトロ南北線東大前駅から徒歩1分
 *農学部正門を入って左側の建物の2階です
  http://www.a.u-tokyo.ac.jp/campus/map-j.html
参加費 無料(非会員 300 円)
懇親会
終了後,懇親会を予定しています.

大会プログラム (敬称略,以下同)

  開会挨拶

●基調報告(10:10〜)
菅 豊(東京大学東洋文化研究所)
 「コモンズの再構築−異質性はネガティブか?−」

○報告1 (11:30〜)
田中 求(日本学術振興会特別研究員)
 「ローカル・コモンズにおける資源利用の正当性を示すnoro概念の揺らぎ
  −ソロモン諸島ガトカエ島ビチェ村の事例−」

○報告2(13:30〜)
奥田 裕規(森林総合研究所)
 「山村社会の内発的発展を支えるコモンズの役割」

○報告3(14:30〜)
田村 典江(アミタ株式会社)
 「コモンズの管理ツールとしての水産エコラベリング」

総合討論

閉会挨拶
 
 ※大会終了後には懇親会を開催いたします.ふるってご参加ください.

 

報告要旨

【基調報告】
菅 豊(東京大学東洋文化研究所)
   「コモンズの再構築―異質性はネガティブか?―」

 数百年にわたって利用されてきたコモンズを例に,異質な他者を拒んだ時代から,その異質性(heterogeneity)を受け入れざるを得なくなった時代への変容過程を解明し,アクターの異質性の増大が人びとのあいだに種々の軋轢や葛藤を生み出してきたものの,逆に異質なアクターが関わったことによって,歩み寄りに向けての新しい価値や知識,技術が模索され,集積され,そして実践されたことが,異質性によって生起した問題を落ち着かせる原動力となりつつあることを明らかにする.

※事務局より:本報告は新刊本 宮内泰介編『コモンズをささえるしくみ―レジティマシーの環境 社会学』(新曜社,2006.5.25)所収の,菅豊「「歴史」をつくる人々−異質性社会における正当性(レジティマシー)の構築」がもとになっています.今大会の基調報告となりますので,是非ご一読の上お越しください.


【報告1】
田中 求(日本学術振興会特別研究員)
  「ローカル・コモンズにおける資源利用の正当性を示すnoro概念の揺らぎ
    −ソロモン諸島ガトカエ島ビチェ村の事例−」

 本報告では,ローカル・コモンズの成員が資源を共同利用するうえで,筋が通っている(noro)とする4つの共通認識(noro概念),すなわち「気前の良さ」,「寛容さ」,「相互扶助の重視」,「働きかけの重視」が,どのようにして形成され,また地域社会内外の要因によって揺らいできたのかについて,説明する.さらにnoro概念に則った地域発展の試行錯誤過程から,noro概念を基盤にする地域発展の困難さについて説明する.


【報告2】
奥田 裕規(森林総合研究所)
  「山村社会の内発的発展を支えるコモンズの役割」

 鶴見和子 は,「目標に至る道筋とそれを実現するであろう社会の姿,そして人々の生活のスタイルは,それぞれの社会及び地域の人々及び集団によって,固有の自然環境に適合し,地域資源を利用,自律的に創出されるものであり,そこに至る多様性に富む社会変化の過程を『内発的発展』といい,コミュニティに関する様々な定義に共通するのは,『(限定された)場所と共通の紐帯』であり,『場所』は定住地,『共通の紐帯』は,共通の価値,目標等に置き換えることができる」という.そして,「共通の紐帯」をもった住民がその「場所」に伝わる伝統や技術,資源,環境,景観を自分たち全員のものにするという行為は「コモンズ」そのものである.この過程に係わる定住者と地域外からの漂泊者,それぞれの活動実態及び各主体間のネットワークの現状,関係各主体間の「共通の紐帯」,その存在する範囲を明らかにし,山村の「内発的発展」を支える「コモンズ」の役割を検証する.

【報告3】
田村 典江(アミタ株式会社)
  「コモンズの管理ツールとしての水産エコラベリング」

 水産エコラベリングとは,環境に配慮して営まれた漁業から得られた水産物にラベルを表示する制度である.ラベルを通じた消費者の選択により,市場の力で持続可能な漁業を推進することができる.現在の世界の水産資源枯渇は,資源変動や地元社会の乱用だけではなく,国際的な水産物流通によって加速されている.水産物以外でも,物流が発達した結果,市場取引のために崩壊した天然資源は数多く存在する.報告者はエコラベリングを,地域の外側から資源利用者が共有資源管理に参画する方法と位置づけ,分析を行う.

 

連絡先

山下 詠子(東京大学大学院)
E-mail:utaco@chikumagawa.jp


 

第58回(9月) コモンズ研究会定例研究会(近畿地区)

9月の関西地区定例会のお知らせです.

9月の定例研究会は,岩手県小繋でエクスカーションを行います。 (参考:戒能通孝『小繋事件―三代にわたる入会権紛争』岩波新書)ぜひご参加ください。

なお,参加申し込みの締め切りは【8月8日】です。詳細はコモンズ研究会事務局までお問い合わせください.

 

連絡先

コモンズ研究会事務局 (担当:嶋田)
E-mail: staff@commons.office.ne.jp

 


コモンズ研究会定例研究会(関東地区)

現在のところ,研究会の予定はありません.予定が決まり次第,本サイトおよびMLにてお知らせします.

また,関東地区はネットワークを広げつつある段階にあります.もしお近くに興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら,ご連絡ください.ご協力よろしくお願いいたします.

連絡先

泉留維 (専修大学経済学部) 
 TEL:044−911−1266(研究室受付)
 FAX:044−911−0467(研究室受付)
 E-mail:izumir#herb.ocn.ne.jp (スパム対策で「@」を「#」に表記変更しています)

 

コモンズ研究会研究発表大会報告書発行のお知らせ

今年7月に開催した第4回研究発表大会の報告書が完成しました.下記よりダウンロードできますので,ぜひご覧ください.なお,ページ構成は両面印刷に対応した構成となっています.

また,WEBで公開できない当日配布資料およびパワーポイント原稿も含む大会報告集(要旨集も含む)は,有料にて一般配布しています.大会報告集を希望される方は,「名前,住所,希望冊数,郵送or手渡し」,を明記の上,下記まで御連絡ください.

コモンズ研究会事務局 (担当:嶋田)
E-mail: staff@commons.office.ne.jp

大会報告集代は,500円です.(研究会にご参加いただいた時に手渡し,もしくは研究会の知人から手渡しにて受け取られる場合).郵送を希望される方は,報告集代含めて600円頂くことになりますが,よろしくお願い致します.

また,これまで開催した研究会の記録(報告者・論題・発表要旨など)はこちらからご覧いただけます.

研究会の記録はこちら

 

事務局より

昨年度の東京での研究発表大会を期にして,関東地方においても定期的に研究会を執り行うこととなりました.当面の間,世話人の一人である泉留維(専修大学)を中心にして運営していきますので,皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます.

また,コモンズ研究会では大会,定例研究会のほかにも,フィールド訪問など,随時開催していますので,ぜひご参加ください.

詳細は随時メーリングリストにてお知らせします.また, お問合せ・参加申込などはこちらからメールにてお願いします.

 

 

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