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9/20 やっとはてなダイアリー

いろいろな事情によって、これからは、はてなダイアリーで、文章を書いていこうかと思います。
だいぶ前に、借りてはあったのですが、全然使っていませんでした。
もちろん、このサイトはつづいていきますが。
ぼくのはてなダイアリーは、

くもりの水曜日

↑こちらです。


8/30 どうでもいいことを気にしてみた

ぼくが聴いている邦楽のアーティストの人たちというのは、残念ながら、そんなに売れている人たちではないような気がします。
じゃあ、具体的には、どのくらい売れているのか? あるいは売れていないのか?
オリコンのチャートで、調べてみました。
ちなみに、挙げたのは、それぞれのアーティストで、最高の順位を獲得したアルバムです。

1位 スピッツ / ハチミツ、インディゴ地平線、フェイクファー、
           Recycle -Greatest Hits of Spitz-、三日月ロック、色色衣
1位 小沢健二 / 球体の奏でる音楽
1位 川本真琴 / 川本真琴
3位 Cornelius / 69 96
3位 くるり / アンテナ
5位 L⇔R / Let Me Roll It!
5位 Orange Pekoe / Organic Plastic Music
6位 フリッパーズ・ギター / Camera Talk
7位 Sunny Day Service / Sunny Day Service
9位 Pizzicato Five / Overdose
9位 中村一義 / ERA
11位 スーパーカー / Highvision
14位 小島麻由美 / My Name Is Blue
15位 Number Girl / Num-Heavymetallic
15位 ハナレグミ / 日々のあわ
18位 キリンジ / 3
18位 クラムボン / ドラマチック
19位 つじあやの / Cover Girl
23位 advantage Lucy / ファンファーレ
30位 ショコラ / One Too Many Chocolat
39位 フィッシュマンズ / 宇宙 日本 世田谷
40位 ザ・カスタネッツ / リビング
44位 Cymbals / Mr.Noone Special
48位 Polaris / Family
50位 カーネーション / Girl Friend Army
66位 ヒックスヴィル / Today
67位 櫛引彩香 / mush☆room
70位 畠山美由紀 / Diving into Your Mind
83位 Round Table / Domino
95位 空気公団 / 融
95位 Mamalaid Rag / Mamalaid Rag
96位 Bridge / Preppy Kicks
97位 朝日美穂 / Onion
186位 Tica / Latest Rules

こうして見ると、そこまで売れていないわけではなさそうですね。スピッツとかはともかくとしても。
サニーデイ・サービスや中村一義が、トップ10に入っているのが、ちょっと意外です。
まあ、これはあくまでも順位なので、売り上げ枚数となると、話はやや変わってくるかもしれませんが、目安にはなるのではないかと思います。
ちなみに、Ticaの186位というのが、ひとつだけずいぶん低いですが、去年あたりから、トップ100ではなくトップ200で集計するようになったためです。
なので、トップ200集計以前に出たアルバムは、仮に200位以内に入っていたとしても、集計されていません。


8/29 革命めくか? ―フジモトマサル『ダンスがすんだ』

文芸というのは、数学とは対極に位置するように思われている営みです。
しかし、必ずしもそうでもないのではないかと、ぼくなどは思いますが…。
まあそれはともかく、文芸のなかで、特に数学的頭脳が要求されるのが、回文(と俳句)だと思います。
回文という言葉の意味を知らないかたは、たぶんいないと思いますが、一応例を挙げておくと、「たけやぶやけた」みたいな文章です。つまり、前から読んでも後ろから読んでも同じ文章。
この回文だけで、物語を作ってしまったのが、フジモトマサル。最近、『ダンスがすんだ』(新潮社)という本が出ました。
ぼくにとっては、クラフト・エヴィング商會との仕事(この本の装丁も、彼らが手がけています)でなじみ深いイラストレーターのかたです。
もちろん、回文だけの物語なので、だいぶ無理してるところも散見されるのですが、とにかく、この試みに拍手を送りたいですね。
物語も、回文だけという制約にも関わらず、医師と猫の恋に、猫による革命が絡むという、波瀾万丈(?)の一大巨編にしあがっています。
回文とともに、イラストも、かわいくも味があって、とてもいいです。
本屋で見かけたら、思わず手に取りたくなってしまうような感じで、作り手のかたがたの真摯な遊び心が伝わってくるような、そんな本です。


8/28 月夜野

夜、目を覚ます
川の音は、窓を開けなくてもある
通り雨と言うには長かった雨が
耳をそらせずに、流れてゆく
音はやがて、街へとたどりつくだろう
もうきみに聞こえなくなっている
そのころには、
別の雨が降っているだろうか
カーテンを開けないとわからない、
出たばかりのぼんやりと細い月が
裏山のきわにかかっている
おぼろな光をさえぎって
ぼくたちは目を閉じた


8/28 Port of Notes

ポート・オブ・ノーツの新しいアルバムが、10月にリリースされるようです。
ニュースソース:bounce.com
先日のシングルのリリースにつづいて、うれしいニュースです。
最近は、ソロ活動が多かったので、ちょっと心配だったのですが、よかったです。
ポラリス、クラムボンの原田郁子さんのソロなど、この秋は、邦楽のリリースが楽しみです。


8/27 クラムボン / id

突然、あるアーティストを集中的に聴き返しはじめることというのは、音楽を聴いている人なら、だれにでもあると思います。
ぼくにとって、クラムボンが最近そうでした。
ここ数日、クラムボン(と、原田郁子のソロ・シングル)、ポラリス、International Airport、Fishing with Johnを、ずっと繰り返し聴いています。
クラムボンは、ファーストとセカンドが大好きなのですが、ここ数日特に聴き返しているのが、4枚目のアルバム"id"と5枚目の"Imagination"です。
"Imagination"は、かなり雑多な感じのアルバムで、そこがよくもあるのですが、ときには落ち着かなく感じたりもします。
しかし、"id"というアルバムは、なぜ今まであまり聴き返さなかったのだろう、と悔やんでしまうほど、完成度が高く、美しいアルバムです。
3枚目のアルバム『ドラマチック』では、大々的にストリングスやホーン・セクションを導入して、「これがクラムボン?!」とびっくりさせられましたが、 "id"では、音響派的なアプローチが随所に見られ、ギターも導入される(クラムボンがギターを使うというのは、ファーストやセカンドのころには、考えられないことでした)など、「静かな実験精神」と言うべき方向性が打ち出されています。
あくまでもクラムボンであるにもかかわらず、前と同じことはしない。
もともと複雑だったリズムも、さらに複雑になったりしています。
しかし、そういったことを、全然難しいことをやっているように聴かせないのが、クラムボンのよいところ、すごいところです。

『ドラマチック』に比べて、ミディアム・テンポの曲が多いのが、"id"の特徴であり、くもりで、少しすずしいここ数日の天気にぴったり来る理由かもしれません。
以前もCMソングだった「サラウンド」(『ドラマチック』収録)が、なぜか今またCMソングとして使われていますが、この曲を聴いてクラムボンを聴き始めた人が、"id"も聴いてくれたらうれしいな、と思います。
音響派的なアプローチうんぬんではなく、このアルバムは、とにかく粒ぞろいのいい曲がそろっているので。


8/27 表現のモノサシ

最近、はまっている本があります。
と言っても、まだ読み終わっていない本なのですが。
本の題名は、『表現のモノサシ』。3800円(税抜き)、470ページにおよぶ、大作です。
今まで、ありそうでなかった本とは、この本のことと言ってもよいでしょう。
この本の内容は、表紙から引用すれば、「サイズ・量・大きさなどのたとえを『モノ』でわかりやすく紹介した1冊!」というものです。
新聞や雑誌などでは、こんな文章をよく目にします。
「(お札を積み上げた場合)2兆円だと、ざっと高さ2万メートルで、世界最高峰のエベレスト(8850メートル)を二つ積み上げて、まだたっぷりとおつりが来る計算だ。」(2003年6月11日 毎日新聞)
こんな感じに、「モノサシ」に使われることの多いことばを解説したのが、この本です。
たとえば、「ガード下」の項目。
「道路と交差する鉄道の橋の下。主に鉄の橋の下で、騒音の目安として使われる。音のレベルを表す単位はデシベル(中略)で、『高架線のガード下』は100デシベルとされる。……」
といった具合の項目が、ずらりと500個。新聞、本からの事例も、非常に豊富で、企画した方々の労力には、思わず頭が下がる思いです。
こんなののなにが楽しいんだ、という感じですが、まず、なにもかもが同列に並んでいる(五十音順なので)のが、おもしろいです。「角砂糖」の次に「核兵器」とか。
単純に、こんなにいろいろなものが、モノサシとして使われているんだなあ、という、妙な感慨も覚えたりします。
あと、項目の記述が、笑いをねらってるんだかねらってないんだか、そこはかとなくおもしろいのが、なんともいい味を出しています。
たとえば、「オレンジ」。
「ミカンと異なり、皮が厚いために手で皮をむいて食べられず、ナイフが必要になる果物。……」
とか、
「文明開化とともに日本に上陸した食べ物。……」(「カレーライス」)
とか、
「昔は学校の机が傷でぼこぼこしていたために、下敷きがないと直線も引けず、小学校や中学校では必需品であった。」(「下敷き」)
とか。すごくおもしろいというわけじゃないんだけれど、書いてる人はまじめだからか、なんとなく、おかしい。
その一方で、そうなんだー、という情報もあります。「缶ジュース」の項目。
「現在、250ml缶は鉄道のホームなどで人気があるが、350ml缶では多すぎて電車の待ち時間に飲み干すことができないため。」
なるほど。あれは、別にジュースをけちってるわけじゃなかったんですね。
そんな、役に立ったり立たなかったりな情報が満載。
ぼくは、トイレで本を読むという習慣はないのですが、そんな習慣のあるかたにも、一項目が短く、読み切り型のこの本は、最適でしょう。
新聞、テレビのおともに、ぜひ一家に一冊。

※8月29日、読み終わりました。


8/26 雲ゆき

だれかと飲んだ帰り道
自転車に乗って、空を仰ぐと
左から右へ
雲がわたってゆく
もう手はとどかなそうだ


8/23 International Airport / Reunion of Island Goose

最近買ったCDより一枚。
ジオグラフィックと言えば、パステルズのスティーヴン・パステルが始めたレーベルですが、そのレーベルの最新作が、このアルバムです。
インターナショナル・エアポートにとっては、4年ぶりのセカンド・アルバム。
プロデュースは、もはやグラスゴーとシカゴの架け橋となった感のある、ジョン・マッケンタイアです。
内容は、もう一曲目から、心地よいとしか言いようのない、きれいに構築された音響空間とメロディでありながら、どこかチープさ、手作り感もある手触り(耳触り)の音です。
特に、鍵盤打楽器系の楽器が、耳にすっと入ってきます。
音は、ハイ・ラマズをジョン・マッケンタイアがプロデュースした感じ、というのが、いちばん近いでしょうか。
かといって、個性的でないわけではないのですが…。
なんとなく、不思議な感じというか、ちょっとずれている感じが、この人たちのおもしろいところ。
曲がつながっているせいもあって、心地よいまま、いつのまにか一枚聴き通してしまっている感じがしますが、突然ファズ・ギターを入れてみたり、よく聴くと、ずいぶんと変なことをやっています。
残暑のおともに、ぜひ。


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