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「花粉症」って???

 この時期、「花粉症」で辛い毎日を送っている人が多い。かく言う私の妻も「花粉症」に苦しんでいる一人である。
 ところで「花粉症」という名称は、病名としては分かりやすいが、同時に病気についての「真実」を隠していると私は思う。なぜならこのアレルギー性の鼻炎は、花粉自体に毒性があって起こっているわけではなく、複合的な環境汚染(水質汚染・大気汚染など)に起因していると考えられるからである。
 「花粉症」における花粉の「役割」は、そのアレルギー性の鼻炎を引き起こすための「トリガー(引き金)」でしかなく、杉やブタクサの花粉が悪者扱いされている現状は真実を隠蔽している。
 少し冷静になって考えてみよう。もともと杉やブタクサの花粉には毒性があったのだろうか?それとも最近になってこれらの花粉が毒性を持つように変化したのだろうか?答えはどちらも「否」である。変わったのは人間の身体のほうだ。人間が、自分自身の身体を変化させて花粉に対してアレルギーを引き起こすようになってしまったのだ。
 人間は自然界にない物質を次々に新しく作り出してきた。そして、これらは日々私たちの生活の中で微量だが着実に増え続けている。私たち人間の身体は、それらを体内に取り込んで新しいアレルギー反応を生み出しているのだ。
 私たちがこのアレルギーを「花粉症」と呼べば、杉やブタクサの花粉を悪者にすることができ、そのいっぽうで私たち自身の生活を見直すという面倒なことをしなくても済む。私たち自身が私たちの苦悩を生み出しているという真実から顔を背けることが出来る。
 結局「花粉症」という言葉は、私たちが反省しなくて済むように生み出された実に都合のいい言葉なのではないだろうか。

(2001.03.19)

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