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| ・オンライン・トレードに挑戦! さて、いよいよオンライン・トレードに挑戦である。 「オンライン・トレード」とは、インターネットを利用した、株式や投資信託などの取引である。 証券取引の手数料が自由化されると、インターネットを利用して、ターゲットを個人の顧客に絞ったネット専業証券会社が誕生した。 これまでは株式投資といえば、野村や大和、日興などの大手証券会社に代表されるような、資産に余裕のある富裕層や企業を対象にした”金融商品”という印象が私の中では強かった。 しかし、ネット専業証券会社が安い手数料や口座管理料”ゼロ”を売りに、普通のサラリーマンでも株式投資が可能なことを印象づけたおかげで、私も株式投資をやってみようか、という気になったのである。 お金の情報誌を見ながら、私はもっとも強く印象に残ったネット専業証券会社のE社に口座を開くことにした。 手続きは実に簡単。 資料を請求して、送られてきた申込書一式に漏れのないように記入・押印し、身分証明書類と一緒に送り返すだけ。 書類に不備がなく、滞りなく証券会社の手続きが済めば、ユーザーIDとパスワードが送られてきたときからすぐに、インターネットを利用した証券取引「オンライン・トレード」が始められるのだ! ・ビギナーズ・ラック? 私は証券口座のために取りあえず100万円を用意して、早速挑戦してみた。 証券口座に入金されたお金はまさに「電子マネー」である。株式の買い注文を出して約定(注文が成立)すれば、お金が瞬時に株券に変わる。また、株価は毎日分刻みで変わるため、売り注文・買い注文のタイミング如何で大損したり大儲けしたりするのだ。 私がオンライン・トレードを始めた頃は、ちょうどネットバブルの崩壊による低迷から、株価が立ち直ろうかという気配を見せていた時期で、ハイテクやIT関連株の株価が乱高下していた時期だった。 私は、勤め先で付き合いのある、大手SI(システムインテグレータ)会社の株に着目し、初めての買い注文を出してみた。そして6営業日後、株価が10%上昇したところで売却し、私は初めての利益約3万円を手に入れたのだ! まさにこれは、わずか一週間で10%の利息を手に入れたようなもの。私はすぐさま”捕らぬ狸の皮算用”で、1年後に数倍になっている自身の資産の夢を見ていた。 しかし、それはやはりビギナーズ・ラックでしかなく、私はすぐさま株式投資の難しさを思い知らされることになる。 |