宮城県仙台市     泉 ヶ 岳  (いずみがたけ) 1171m 平成15年4月22日 快晴

   北泉ヶ岳と船形〜蔵王の山々

久しぶりの快晴の一日、泉ヶ岳に出かけました。 今まで泉ヶ岳には良い思い出が少なく、カメラを忘れたり、ガスで何も見えなかったり、一年前に表コースから登った時は途中敗退したりと、散々な思い出ばかりです。 今日はどんな事態が待ちうけているか、ちょっと心配のスタートです。

駐車場で隣に止まった車が、仲間の到着を待っていました。 準備運動をしながら話し掛けると、どうも近くに住んでいる方のようです。 間もな到着した仲間の車には、同じ町内のKさんが乗っていました。 Kさんが山好きなのは知っていましたが、私が山歩きをしているのは知らないようでビックリしていました。

Kさんと挨拶を交わし一足先に出発します。 今日登るのは水神コース、距離が長い分一番楽なコースです。 登山口に入山届のポストが新設されていました。 山開きに間に合うように設置したのでしょうか、まだペンキの匂いがしていました。

水神コース登山口

見上げると眩い春の青空です。 風は冷たいものの日差しが強く、歩き出すとスグ汗が出てきます。

若葉がやっと出始めた雑木林は見通しが良く、木々を飛びまわる野鳥を見る事ができます。 良く聞く鳴き声なのですが種類がわかりません。 沢山の鳴き声がコダマするように森に響いていました。

歩き始めて約一時間、水神が近くなると残雪が現れはじめました。 車で向う途中、山頂部に残雪が多いと思っていたのです。 水神コースは南斜面なので比較的残雪は少ないはずなのですが・・・。 

  水神の石碑   大 岩

水神に着く頃には暑くて汗ビッショリ。 大きな石碑のある水神は定番のお休み場で、脇を流れる沢が水場になっています。 いつもの様に沢水でハンカチを濡らし汗をふきます。 雪解け水は冷たく氷水にハンカチを浸したようにヒンヤリ、気持ちイイ。

さて、水神からは岩のゴロゴロした道になりますから、気を引き締めて出発。 雑木林を抜け大岩のある岩場になると視界が開け、青空がまぶしく輝きます。 降りかえると間近に船形連邦が見え、それに連なる奥羽山脈の山々が広がります。 大東岳、雁戸山、蔵王連邦、青麻山、と雄大な眺めに自然と足が止まってしまいました。 

  賽の河原   泉ヶ岳山頂

大岩−賽の河原−山頂と高度を上げるに従い、少しずつ変わる眺めを何度も降りかえっては登って行きました。 歩き始めて一時間45分、やっと山頂に到着です。

山頂には、道標と三吉大社の鉄製の祠があり、三角点は少し西奥に入った場所にあります。 一組のご夫婦が食事をしていました。 山頂からは仙台の市街地が望め太平洋が見えます。 初日の出登山に多くの登山者が登るのも頷ける眺めの良さ。 私も何時かは、いや来年こそ初日の出を眺めに訪れたいものです。 

  山頂のケルンと北泉ヶ岳   コースからの泉ヶ岳

山頂から西奥に少し歩くと眺めの良い岩場に出ます。 数人の登山者が思い思いに腰を下ろし、休んでいました。 風のあたらない場所を探してザックを降ろせば、素晴らしい眺望とポカポカの日差しが疲れを癒してくれます。

この場所も、『山のお気に入り帳』に書き加えましょう。 奥羽山脈が、隣に見える北泉ヶ岳を中心に北の栗駒山から南の蔵王連邦まで、180度の大パノラマ。 宮城県の背骨が一望にできるのはこの場所だけかもしれません。 それも今日の天気の良さ、これほど美しい山並みが見られる事はそう多くはないでしょう。 本当に素晴らしい眺めです。

早速デジカメでパノラマ写真を撮りました。 北泉ヶ岳を挟んで南側が8枚、北側が4枚つながりました。 スゴイ長さの写真が出来あがり、そのままでは収まりきれません。 端を詰めて半分に切った写真をトップとエンドに並べてみました。

  泉ヶ岳を降り返る   キチンと並んだウサギの糞

眺望を楽しみながらノンビリ昼食+コーヒータイム。 至福のときを過ごし、そろそろ下山にかかります。 そのままピストンでも良いのですが、眺めの良い尾根を下る北泉ヶ岳コースを取ります。 岩場を下るとスグ残雪の道になり、結局水神まで雪道歩きが続きました。 半分滑りながら下りますが、どうしても谷側に下ってしまいコースを外れること数回? 踏み跡を探して5〜6M戻ります。 

極めつけは北泉ヶ岳コースの三叉路分岐を直進して、北泉ヶ岳に向って登ってしまいました。 中腹のブナ林で気づき戻ったのですが、夏道とまるっきり違う風景に分岐が見つけられず20分ほど右往左往、泉ヶ岳に戻ろうかと思った矢先、やっと踏み跡を発見し無事下山できました。

帰りは麓にある湿地に水芭蕉を見に立ち寄ります。 規模は小さいのですが木道沿いに水芭蕉が咲き誇っています。 今日の最後は水芭蕉撮影会、いろんな写真を撮りました。 真上からも一枚、違う花のように見えますね。

  薬莱山(中央下)と神室連峰・栗駒山

今までの悪いイメージが消えて、泉ヶ岳が大好きになった今日の山歩きでした。

参考コースタイム 水神コース登山口〜45分〜水神〜50分〜賽の河原〜10分〜泉ヶ岳山頂到着           泉ヶ岳山頂出発〜45分〜三叉路〜35分〜水神〜25分〜駐車場着           (残雪とコース迷いの為、参考になりません。)
2003