回転率の考え方



勝つパチンコを考えた場合、必ず千円あたりのデジタル回転数(回転率)を基準にする考え方にたどりつきます。
よく言う「ボーダーライン」というのも特定の条件下で収支が差し引きチャラになる回転率のことを示していますし、期待収支を計算する時にも必要になる数字です。
その回転率の算出方法を一通りご説明してみようと思います。

ごく単純な例から始めましょう。

例1) 1万円使ってデジタルが250回転した場合。
 求めたい回転率は千円あたりの平均回転数ですので、250回転÷10(千円)で25/kとなります。

例2) 貯玉(または持ち玉)2500個を使ってデジタルが250回転した場合。
 2500個という玉は貸し玉で考えるといくら分になるでしょうか?
 貸し玉1玉4円ですから、250個で1000円分、2500個で1万円分になります。
 つまりこの場合は、貸し玉1万円分でデジタルを250回転させたことになり、例1と同じく250回転÷10(千円分)=25/kですね。

簡単に言えば千円あたりの回転率とは、
250個の玉を元手に回すことができる回転数の平均のことなんですね。


続いて、もう少し実践的な状況を考えてみます。

例3) 1万円使ってデジタルが250回転して単発大当り(大当り出玉数1800個)を引き、さらに200回転させたところで出玉をすべて飲まれた。
 これは現金投資と持ち玉遊技が組み合わさっています。
 1万円使って…の部分は例1のパターン、大当り出玉を使って…の部分は例2のパターンです。
 まず全体での回転数は250回転+200回転で計450回転、そして450回転させるために使ったのが現金で1万円と大当り出玉1800個です。
 大当り出玉1800個、これは貸し玉ではいくら分になるでしょうか?
 再び貸し玉1個4円、250個で千円というのを思い出してもらうと…1800個÷250個=7200円分と分かりますね。
 つまり現金投資1万円と大当り出玉7200円分の計17200円分を使ってデジタル450回転させたわけです。
 450回転÷17.2(千円)=約26.2/kと計算できます。

例4) 1万円使ってデジタル250回転して単発大当り(出玉数1800個)を引き、さらに100回転させたところでヤメて残った出玉1000個を交換した。
 今度は残った玉数という要素も加わりましたが、考え方はこれまでと同様です。
 まず全回転数は250回転+100回転で計350回転。
 問題は使った玉数がどれだけだったか?というところです。
 現金投資の1万円分はそのまま使えるとして、大当り後にどれほどの玉を使ったのでしょうか?
 大当り出玉数は1800個、残った玉数が1000個、ということは差し引き800個の玉を打ち込んだことが分かりますね。
 足してみると現金投資1万円分と800個÷250個=3200円分の合計13200円分です。
 これらの数字を計算すると、350回転÷13.2(千円)=26.5/kです。


さて、最後により実践的な場面を想定してみましょう。

例5) 終日で総現金投資25000円、大当り(1800個)が20回、交換した玉数が17250個、総通常回転数が2500回転の場合。
 まずは全体の回転数ですが、これは2500回転とすでに出ています。
 問題はその2500回転させるためにどれほどの玉を使ったのか?という点です。
 例1〜4でやったのとはちょっとだけやり方を変えてみますね。
 現金投資額は25000円、これを玉数に直してみましょう。
 しつこいようですが、貸し玉1玉4円、250個で千円、2500個で1万円、25000円では6250個、スラスラとできましたか?
 続いて大当りによる出玉が1800個×20回分=36000個ですね。
 そして残ったのが交換した17250個です。
 それらの数字が以下の関係になるのがお分かりでしょうか?
 現金投資6250個+大当り出玉36000個−使った玉数=残った玉数17250個
 いくらか比喩的に言うならば、
現金投資と大当り出玉がこちらの「元手・戦力」、交換した玉数が「生き残った戦力」、使った玉数というのは「戦い中に失った戦力
とも言えます。
 
通常時にデジタルを回転させようと打ち込んだ玉数が「使った玉数・失った戦力」なんですね。
 さて、上の式から使った玉数を求めると何たる偶然かピッタリ25000個です(になるように仕組んでるだけじゃ…)。
 再び使った玉数25000個が貸し玉何千円分になるかに直します。
 もうそろそろ覚えていただいたはずですが、貸し玉1個4円、250個で千円、2500個で1万円、25000個は…偶然にもちょうどピッタリ10万円分ですね(偶然も何も仕込んでますって)。
 これで後は簡単です。
 10万円分の玉でデジタル2500回転したということは、2500回転÷100(千円)=25/kとすっきりピッタリの数字が出てきて驚きました(だから仕込んで…)。
 *ここでは現金投資分を玉数単位に変換してから計算を始めましたが、これは先に単位を揃えておいた方が計算が分かりやすい(気がする)からです。
 *もちろん、大当り出玉数−交換玉数を先に円単位(千円)に直してから、現金投資分(円単位)を加えても構いません。

さてさて、いくつか例を挙げながら説明してみましたが、お分かりいただけたでしょうか?
いろいろと計算に絡んできた玉数の関係を図にしてみると以下のようになります。
この関係さえつかめていれば、特に難しいことはありません。
全体の回転数を使った玉数(単位千円)で割ればいいだけですから。

問題になるのは単位を自由自在に行ったり来たりできるだけの慣れが必要という点でしょう。
blogでも再三書いていますが、玉数の把握・玉数での計算・単位の行き来はパチンコをやる上で必要不可欠な基本事項です。
どんな時でも、玉数単位にしてみたり、円単位(貸し玉)にしてみたり、円単位(交換率)にしてみたり、いずれも即座に正確にできる必要があります。
何せ、パチンコを打ってる間はいろいろ忙しく、ストロークを定め、止め打ちのタイミングを計り、玉の流れを確認し、居眠りし…どっかでやりましたねこのネタ。

もう一つ考えておかなければならないことがあります。
それは出玉数を正確に把握できていなければこの計算は成り立たないということです。
上記の図で見ると、現金投資は使った金額によりますから間違いようがありませんし、残った玉数もジェットカウンターに1個単位で表示されます。
もしズレが起こるとすれば「大当り出玉」の部分ですね。
仮に例5の場合で、大当り出玉数が実は1850個だったらどうなるか考えてみてください。
計算は省きますが、結果として約24.0/kという数字が出てきてしまいます。
また、現行の機種は確変・時短と言った付加機能が付いているものがほとんどで、その間の増減も必ずしも一定とは限りません。
確変・時短中によく増える台でも確変・時短の回数が少なかったり、あまり回さない内に当ってしまうことが多いと目論見より玉増え分が少ないこともありますし、逆に思ったより増えていることもあります。
特に多めに当った日はけっこう誤差が出やすくなります(私もそういう日はズレズレな数字が出ます)。
出玉数の把握をできる限り正確にしておき、状況に応じて自ら修正を加えていかなければなりません。

最後にまとめとして公式風にしておきますね。

 
回転率=総通常回転数÷(現金投資分の玉数+大当り出玉数×大当り回数−交換玉数)÷250

実際に電卓でやるのならば、後半の使った玉数(単位千円)を先に求めて覚えておいて、改めて総通常回転数÷使った玉数(単位千円)をやります。
もちろんエクセルやメモリー付きの電卓でならば一発でできますが、携帯の電卓でしたらこのようにちょっと手間がかかります。