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こんにちは。いつも皆様にはボランティアをしていただき、有難うございます。
本学でも、試験がようやく終了し、学部生達は一息ついておりますが、大学院生である私は、
まだまだしなければならない事を山のように抱えております。
皆様に起こしていただいたビデオの文章は、聴覚障害学生にとって、大変役に立ちました。
本当に有難うございます。
まだ皆様には聴覚障害学生の紹介をしておりませんでしたね。
ご紹介をしましょう。彼の名前は「筒井亮輔(つつい・りょうすけ)」君と言います。現在、札幌
学院大学の2年生で、法学部に在籍しております。
講義に対しては、かなり熱心で、絶対に出席をしますし、絶対に遅刻もしません。本当に
優秀な学生です。学内ボランティアの人々も、彼に対しては本当に信頼感を置いています。現 在21歳で、お父さんが警察学校の刑法の先生であった事から、彼は法律に興味を持ったよう です。
高校は、聾学校ではなく、健聴者と同じ高校に通っていました。
彼は、私と出会ってから手話の勉強を始めたのですが、現在は本当に上手になりました。大
学1年目の10月から手話の勉強を始めたので、もう1年と4ヶ月になります。
彼にも皆様に対して、近いうちに一言お礼を申し上げたいそうなので、このメールで送信でき
ると思います。
筒井君の講義保障に関しては、皆様のような「学外ボランティア」以外にも、「ノートテイカー・
ボランティア」と呼ばれる学内の学生ボランティアが在籍しています。だいたい20名前後で活 動をしています。以下の文章では、「ノートテイカー」という略称を使わせていただきます。
このノートテイカーの仕事は、筒井君と一緒に講義に参加し、先生の言った事をノートに書き
写すボランティアをしています。このボランティアは、本当に大変な作業であります。
筑波大学のデータによると、NHKのアナウンサーが1分間に話す文字数は400文字だそ
うです。その400文字の中で、テイカーが書き写せる内容は、わずか20%に過ぎません。そ の20%の中で、いかに正確に必要な情報を提供するかにかかってきます。
一般教科ならまだしも、法律の専門教科となると、それを出来るテイカーが限られてしまうと
いう問題点もあります。難解な法律用語や、漢文調に書かれた民法を読みこなせるテイカー は、そうそういません。「誰がどの教科に入るか?」というのも、大きな問題となって来ます。
テイカーの中には、法学部の方ではないのに、法律関係の事を詳しく書ける人もいます。そう
いった人は、恐らく普段から法律関係の勉強を欠かさないのでしょうね。
筒井君の説明だけでは分かりにくいので、写真も添付したいと思います。
写真は、昨年の10月29日に行われた、札幌学院大学、浅井学園大学、酪農学園大学、札幌
国際大学の4大学とデザイン系の専門学校の聾学生、ボランティアメンバー、そして本学の障 害児問題に詳しい、難聴の高橋教授を交えてのものです。
1枚目の写真が「障害者は無料」のボーリング場での写真です。右端の眼鏡をかけた女の
子以外は全て聾者です。 ![]()
2枚目の中央の年輩男性が、本学の難聴の高橋教授です。障害学生の良き理解者です。
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3枚目の中央が、私の担当する聴覚障害学生です。彼は、ご覧のとおり、なかなかハンサム
な男の子です。両サイドも聴覚障害者です。 ![]()
4枚目は、3人とも聴覚障害者です。みんな通っている大学がバラバラです。
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5枚目の左から2人目が私(藤懸久明)。ハンサムではなくて、ごめんなさい。左端の男の子
は、タレントの田中よしたけの出身校である、酪農学園大学に通っています。 ![]()
6枚目の中央が、聴覚障害者のお店「へんみ」のマスターです。本当に料理が上手!!!美
味しい!!!彼も聴覚障害者です。ここのお店では、カエルを食べられます。
この様な交流会を通して、ノートテイカーとの交流を深めています。
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さて、学外ボランティアの方々でも、ホームページを開設されている方がいます。
九州の「キンタ」さんという、聴覚障害児のお母さんです。キンタさんのホームページは大変
勉強になるので、皆様も是非ご覧になってください。
アドレスは、こちらです。(註:現在は、HP公開を終了しております。)
もしも、キンタさんのホームページをご覧になって、ご意見ご感想がございましたら、是非とも
ホームページに備え付けのアドレスにメールを送ってみてください。
それでは、今回はこの辺で。本当に、これからも皆様のご協力を宜しくお願いします。
藤懸久明(ふじかけ・ひさあき)より
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