◆メール会報F 2002年1月24日
 

 こんにちは。札幌学院大学大学院法学研究科の藤懸久明(ふじかけ・ひさあき)です。いつも
ご活動、有難うございます。そして、本当に久し振りのメール会報です。
 平成14年も、まもなく1ヶ月が過ぎようとしていますが、皆様はどのようにお過ごしですか?私
の住む札幌は、大変な寒さと雪の中でのお正月となっています。朝起きれば、外の気温はマイ
ナス12度です!!雪のたくさん降っており、12月中はJRも大雪のためにたくさん運休しまし
た。更には、1月に入ってからの季節外れの雨!変な天気ですね。

 そんな中ではありますが、後期試験はしっかりと行なわれました!やっと学部生達も試験が
終了して、ホッと一息付いているところです。リーダーとしては、試験中いつも、「聴覚障害学
生には、ノートテイカーと一緒に頑張った成果として単位を取って欲しい。ノートテイカー
のみんなには、ボランティア活動と自分の勉強を両立させた成果として、単位を取って欲
しい」という気持ちにかられるのですよね…。みんなも頑張ってくれたから、きっと素晴らしい成
績になったことでしょう!!!
 結果が楽しみです!!!

 私もやっと、修士論文が終了しました!!!58,309文字にも及ぶ、超大作です!優秀作品は
本になるのですが、私の論文は本になるかな???修士論文が終わっても、まだまだ忙しい
日々が続きますが、精神的には楽になりましたね。
 そんなこんなで、今年も頑張って参ります。本当に宜しくお願いいたします。


 さて、皆様は、「メール会報E」でのファッション・ショーのお話しは覚えていらっしゃいます
か?聴覚障害学生の森恵子さんが12月2日の北広島駅近くの文化ホールにて開かれるファ
ッション・ショーに出場した件です。このショーは「HIRO COLLE」という、北広島市民手作り
のファッション・ショーだったのです。
 私は「メール会報E」で書いた通り、「森さんの服と一緒に、彼女の今ま
での苦しみや悲しみや喜びや涙を一緒に着てあげられる
人」、そして単なる「モデルとデザイナーの関係」ではなく、
「ファッション・ショーが終わってからも、森さんと末永く友人
関係を持てる人」、彼女が「HIRO COLLE」に出場することを
本当に彼女と一緒に心の底から喜んであげられる人を探しまし
た。
 
 そのモデルとして、浅井学園大学でノートテイカー制度を立ち上げ、ときには涙を流しながら
でも「後輩のため」と頑張ってくれている、あやさんにお願いをしてモデルをしていただくことに
したのです。
 あやさんがモデルになったことで、森さんも大喜びしてくれました!!!いや〜、良かっ
た!!

 森さんはアルバイトの合間を縫って本当によく衣装作りを頑張ってくれましたね〜!彼女は
自動車学校に通うお金も自分で出した、大変な努力家です!!偉いね〜!そんな彼女だから
衣装作りも頑張っていましたよ!

 森さんの努力に答えようと、あやさんも本当に頑張ってくれましたよ!!!あやさんは大好き
なビールを止めて、「モデルとしてのスタイル作り」に取り掛かりました!!!本格的ですね
〜!!!まさか、ここまで本格的に頑張ってくれるとは思いま せんでした!(笑)

 そんな頑張る2人のために、私も頑張りましたよ〜!「ただ、森さんのためにファッション・
モデルを選ぶだけでは、意味がない。ショーだから、『森さんの服を見たい。あやさんの
モデル姿を見たい』と思って、会場に来てくれるお客様を1人でも多く呼ばなくては」という
責任を感じましたね。ファッション・ショーである以上、お客様はお金を払って会場に入ります。
お客様に、「森さんとあやさんがいるから、入場料を払いたい」と思って頂かくことが、ショー
の当日を楽しみにしている2人にも、励みになると考えたのです。

 そのために、私はプロモーション活動を展開したのですよ〜!様々な新聞社に、私が今回プ
ロデュースをした、森さんとあやさんのコンビを売り込んだのです!!!ある全国紙の新聞社
の方とは、一緒に食事をしながらお願いしたほどです。
 そんなプロモーション活動がみのって、ついに北海道新聞の北広島版にA4サイズで載せ
て頂くことに決定したのです!!!その記事が、このHPの「私達の載った新聞記事」に掲載
されてある、平成13年11月30日の記事だったのです。

 それにしても、この時の取材はあわただしかったな〜。1月26日の夜9時に取材の以来を受
け、翌日の午後3時には、あやさんのインタビューが始まっていたのです!!!つまり、依頼を
受けてから18時間後には取材が始まり、その61時間後には新聞として販売されていたの
です!!!しかも森さんは、どうしても記者の方とスケジュールが合わず、FAXでの取材とな
り、新聞掲載用の写真も私達が交流会にてデジカメで撮るというものでした!新聞取材って、
こんなにあわただしいのですね〜。ビックリしました!!!
 
 今回の取材では、北海道新聞社北広島事務所の米林千晴様に、本当にお世話になりま
した。謹んで、御礼申し上げます。
 この会報をご覧になっている皆様への蛇足ですが、私の年齢は25歳ではありませんので…。
新聞には、「25歳」と書かれていますが…。おかしいな…。研究室でも、「藤懸さんって、25歳
だったっけ?」と言われてしまいました(笑)。
 ショーの当日である12月2日、私は残念ながら親戚の不幸のために函館に行っており、私の
プロデュースした2人の晴れ姿を見守ることはできませんでした。でも、聞くところによると、2人
のショーはお客様の好評を得ることができたそうです!!
 そして、2人は「審査員特別賞」を受賞することができました!!!やった〜!!!
 2人とも、頑張った甲斐がありました!!!

 このショーには、私以外の重要な「裏方さん」が存在しました。有香さんという、浅井学園大
学の健聴学生さんです。彼女は耳の聞こえない2人のために、事前ミーティングや当日の裏方
として、手話通訳を含めた様々なサポートをしてくれていました。彼女抜きには、このショーを
語れなかったでしょう。普段は浅井学園でのノートテイカーとして頑張ってくれている彼女が、シ
ョーの裏方としても頑張ってくれたのです。

 ちなみに、この有香さんは、「メール会報6」で、あやさんが書いた「親友、ゆうかへ」の有香
さんです。有香さん、本当にお疲れ様でした!!!
 今回、彼女達が新聞に載ったことで、彼女達に限らず、様々な障害やハンディを持った方々
が勇気付けられたのではないかと思います。まだまだ様々な障碍が社会には存在します。そ
んな中で、「自分らしく生きる」彼女達の姿には、障害を持つ人も持たない人も、励みになった
ことでしょう。これからも、彼女達には「自分らしく」生きていって欲しいな、と思います。

 ここで、ファッション・ショーの写真を紹介することにしましょう!
 1枚目が「審査員特別賞」の受賞が決まった後の森さんあやさんですね。森さんは、普段
着のままの、本当にリラックスした表情ですね。そう言えば、あやさんもインタビューの時は、ま
ったく緊張もせずに、かなりリラックスしていたな…。結局、緊張していたのは私だけだったよう
ですね(笑)。




 2枚目は、左から森さんあやさん有香さんです。有香さんも普段着ですね。
 やっぱり、緊張していたのは私だけだったのかな…?(笑) みんな度胸がありますね(笑)。




 3枚目は、森さんとあやさんです。ステージは、こんな感じだったのですね。




 そして、4枚目はあやさんのソロの写真です。




 3枚目と4枚目とでは、ドレスの裾の長さが違うのがポイントですよ!!!森さんは頑張っ
て、本当に素敵な感じに仕上げたのですね〜!あやさんも、本当に綺麗ですね〜!いや〜、
モーニング娘。かと思っちゃいましたよ〜(笑)。「ザ★ピース!」と叫びたくなってしまいます
(笑)。ダイエットを頑張った甲斐がありました!!!
 今年に入ってから、2人のところにはトロフィーも届いたそうです。2人の思い出が、またひとつ
増えましたね!


 ここまでファッション・ショーのことを書きましたが、通常の活動も学内ボランティアの皆さんは
頑張ってくれています。
 札幌学院大学では、ノートテイカー・ボランティアの立ち上げ当初からの大半のメンバーが、
今年度で卒業をします。リーダーのや、アシスタント・リーダーの坂本知加良君も卒業です。
私達が卒業をしても、この団体との関わりは続きますが、やっぱり主要な部分は在校生に任
せなくてはいけません。恐らく、このHP管理人の山口君と、聴覚障害学生の筒井君を中心に
頑張ってもらうことになるでしょう。
 私は筒井君に対して、前期中まではノートテイカーの主要な部分を教えていませんでした。こ
れは、意図的にそうしたのです。なぜか分かりますか?
 酪農大学でノートテイカー制度を立ち上げたももたろう君や、浅井学園大学でノートテイカー
制度を立ち上げたあやさんと、札幌学院大学の筒井君とを比較すると、決定的に違う面があ
るのです。福島君や宍戸さんは、かなり若いうちから手話を身に付け、手話を使ったコミュニケ
ーションの中にいました。しかし筒井君は、生まれてから私と出会うまで、まったく手話を知りま
せんでした。そのため、彼には、「情報が遮断される」という二次的なハンディがあったので
す。
 
 彼が手話を覚え、そのことから情報量が増えました。私は彼に対して、「もっと多くの社会経
験をして、もっと様々な知識を自分の力で得て欲しい。その後に、ノートテイカー・ボラン
ティアの企画運営を教えよう」と決めていました。やはり、社会経験が少ない状態で様々なこ
とを教えても、彼にとって刺激が強すぎると、私は感じたのです。
 
 後期に入って、私は筒井君にとって、最も良い時期が来たと思いました。手話も上手になり、
様々な社会経験を得た今だからこそ、彼に企画運営を教える絶好の機会である思ったので
す。
 現在、彼は一生懸命に企画運営を勉強してくれています。私にとって、筒井君は家族以上の
存在です。私は、私の青春のすべてを彼のために費やしました。彼はきっと、私の期待通
りに頑張ってくれることでしょう。


 私の卒業が近づき、私の大好きなボランティア・メンバー達ともお別れしなくてはいけなくなる
日が近づくごとに、なんだか私は、「モーニング娘。を卒業する中澤裕子」の心境になってき
ました。このことは、また今度の機会に書くことにしましょう!


 話は変わりますが、オリンピックの日程がもうすぐになりましたね。私達の団体で、札幌学院
大学卒業生の小野寺歩さんも、着々と本番に向けて頑張っているようです。昨年末からアメリ
カ合宿が始まっています。「メール会報6」で、オリンピックの日程を公開していますので、今年
オリンピックは是非とも、日本女子カーリング・チーム「シムソンズ」の小野寺歩さんに注目
してくださいね!!!

 スポーツ関係で、もうひとつ!昨年夏にイタリアで行われた、「世界ろう者競技大会(デフリン
ピック)」でのメダルラッシュを達成した「浅井学園3人娘」の石井満里さんが、平成13年12月5
日の厚生労働省大臣表彰式及び天皇皇后両陛下拝謁式(はいえつしき)に招待され、天
皇陛下とお会いしました!!!すご〜い!!!
 私のところにも、詳しい情報が入ってきていないので、情報が分かり次第、この会報でも皆様
にお知らせしますね。


 最後に、いつも通り私達の活動光景を収めた写真をご紹介しましょう!!参加者のお名前
は、それぞれ向かって左から紹介いたしますね。
 次からは、平成13年11月28日に行なわれた、交流会の写真です。場所はいつも通り「へん
み」です。



 右は、アシスタント・リーダーの坂本君です。この3人は、「うぁ〜、デジカメだ!どうやって
使うんだ〜?わかんな〜い!」と話しているのですね〜(笑)。




 そうやって大騒ぎをして、浅井学園のノートテイカーの皆さんを撮ったのですが、ここでは非
公開にしておきましょう!!(笑) 
 皆さんは今年で卒業ですが、星野さんは浅井学園大学の大学院に残るそうです。「私の仲
間が増えた〜!」と思って、個人的に喜んでいます(笑)。 
 やっぱり、浅井学園大学の大学院も、札幌学院大学の大学院みたいに厳しいのかな〜?札
幌学院大学の大学院は、本当に厳しいので、「睡眠時間が3〜4時間」という状況が頻繁にあ
りました…。多くても、5時間くらいしか睡眠を取れなかったな…。星野さんも、そんな生活が始
まるのでしょうか?頑張ってね!



 ファッション・ショーで大活躍の森恵子さんです。彼女の通う服飾系の専門学校の正式名称
は、「宮島学園ファッションドレスメーカー専門学校」と言うそうです。服飾デザイナーの夢を叶
えるまでは大変でしょうが、頑張ってね!私達は、いつでも応援していますよ!




 次からは、再び私の使い捨てカメラで撮影した写真です。
 私達の団体のパソコン部隊です。彼らが参加して以降、ノートテイカーの内容も大幅に変わり
ました。彼らは本当に仕事熱心なので、今後も期待をしていますよ!




 坂本君と、聴覚障害学生の筒井君です。筒井君は、空手もバレーボールも得意なスポー
ツマンですよ!普通に見た感じでは、「すごくやせている」というイメージを持たれますが、一緒
に温泉に入った時の、あの筋肉質のカラダはスゴイ!!!「どこに、そんな筋肉がついて
いたの???」と思ってしまいますね〜!




 国際問題がご専門の橋口先生、刑法や「医療と法の関係」がご専門の城下先生、そしていつ
も私達の交流会に欠かすことのできない高橋先生です。お疲れのところのご出席、本当に有
難うございます。特に城下先生は、私が活動しやすくなるための様々なバックアップをしていて
くれていたのですが、今年度で札幌学院大学を離れることになってしまいました。来年度から
は、明治学院大学に行かれるそうです。城下先生、東京に行っても、私達のことを宜しくお願
いいたしますね!








 今回の交流会には、初めて参加をしてくださった難聴の女の子がいましたが、彼女の参加は
感慨深いものがありますね。私が彼女と初めて会ったのは、筒井君と坂本君の講演会でした。
その時、私は彼女に「交流会に参加してみませんか?」と言ったのですが、上手く通じていな
かったのですね…。そうしているうちに、彼女のお姉ちゃんが飛んで来て、「妹は忙しいんで
す!!!止めてください!!!」とのこと…。それを聞いたほかのメンバーは、「あら、お姉
ちゃんって妹想いなんですね〜」とのこと…。「これじゃあ、まるで私は『人買い』みたいじ
ゃないか〜!!!」と思ってしまった…。そんな背景があったから、もう来てくれないかと思っ
ていましたよ〜!
 今度はお姉ちゃんも誘ってあげてね!!!



 最後は、交流会の全体写真です。参加人数が多すぎて、写真には入りきれませんでした。で
も、こんなにたくさんの方々に有意義な時間を過ごして頂き、本当に嬉しく思います。



 「メール会報2」には、交流会の目的が書かれてありますが、本当にそういった目的が、しっ
かりと達成されています。これからも、私は、このボランティア団体が発展することを心から願
っています。
 今年度もそろそろ終わりになりますが、まだまだ頑張っていきます!!!これからも、宜しく
お願い致します!

                  札幌学院大学大学院法学研究科修士課程
                    藤懸久明(ふじかけ・ひさあき)より 



トップへ
トップへ
戻る
戻る