◆メール会報G 2002年4月7日 
 こんにちは。ついに、札幌学院大学大学院法学研究科を修了(卒業)しました、藤懸久明 
(ふじかけ・ひさあき)です。いつもご活動、有難うございます。そして、今回も本当に久し振りの
メール会報です。
 本来なら、もっと短いペースで会報を書くべきなのですが、なにせ今まで忙しかったもので
…。1月の下旬に修士論文を書き上げたことは、このメール会報でもご報告をしましたが、2月
には口頭試問(簡単に言えば、卒業のための面接試験ですね)があり、更には就職活動、本
学の新学期に向けたノートテイカーの企画運営、研究室のお引越しなど、忙しかった〜!!!

 と言う訳で、皆さんへの様々なご報告が遅れてしまいました。申し訳ございません…。 この
会報を関西や関東で読んでいる方は、桜の花びらが散る中で…、という方も多いでしょうね。
北海道は、5月の連休にならなければ桜は咲かないので、私達には本当に信じられない話
しです!!!
 それでも、今年の北海道は、春の到来が例年よりも早かったですね。なにせ雪が少なかっ
た!!!今年の1月までは、JRが運休するほどの大雪に見舞われていたのですが、それ以
降は全く雪が降らなかったな〜!
 しかも、今年は黄砂が降った!!!私は生まれてからずっと北海道で生活をしています
が、私の人生の中で黄砂の経験は、これでやっと2度目!しかも、今回は積もるほどの黄砂が
降ったのです。オドロキですね〜。黄砂が降っている日は1日中、空が黄色でした!!!黄砂
って、本当に黄色いのですね〜。
 私の子供の頃、北海道では「車粉公害」というものが起き、空中に粉末状のアスファルトが
舞い上がって春の空が毎年真っ黒になった経験がありましたが、それ以来の不思議な経験で
した。
 ちなみに、この車粉公害と言うものは、春先になると自動車のスパイク・タイヤがアスファルト
を削り取ってしまい、粉末状になったアスファルトが空中を舞う、という公害でした。もちろん、
私達はアスファルトの混じった空気を吸い込む訳ですから、人体に大変有害だったのです。
 今はスタットレス・タイヤという、スパイクなしの冬タイヤが開発されたため、そんな公害はなく
なりましたが、私の子供の頃は、車粉公害が毎年の春の風物詩でしたね。


 さて、先日の3月16日は札幌学院大学が、18日が浅井学園大学の卒業式でした。私もお陰
様で、16日に修了(卒業)することができました。本当に有難うございます。
 今回の卒業式で、本学のノートテイカー・ボランティア創設期からのメンバーのほとんどが卒
業しました。正直申し上げて、残ったメンバーと教職員は、本当に「正念場」だと思います。しか
しながら、このピンチを何とか乗り切って欲しいですね。
 今後のことは、本学で教職員も含めた有志として設立された「バリアフリー委員会」が、様々
な部門を頑張ってくれることになりました。この「バリアフリー委員会」は、教職員であっても有
志であるため、本来の職務の傍ら、無償ボランティアとして頑張ってくださっています。正直申し
上げて、まだまだ不備も多い委員会ですが、私は今後の成長を大変期待しています。

 私は卒業をしましたが、これからもこの団体と関わって行きます。もし就職が決まれば学外
からということになりますが、企画運営に携わって行きます。
 このことは、アシスタント・リーダーとして頑張ってくれていた坂本知加良(さかもと・ちから)
君も同じです。分かりやすく言えば、前回のメール会報Fでも書いた通り、「モーニング娘。
を卒業した中澤裕子」とみたいな感じでしょうか?(笑) 中澤裕子がモーニング娘。を卒業し
ても、モーニング娘。と大きく関わりを持っているように、私と坂本君も、この団体とは関わり
を持ち続けます。だから、大学や交流会で私と坂本君を見つけても、みんな逃げないでね
〜!(笑)

 この3月で卒業した私達の団体の皆さんのことを感謝の気持ちも込めて、書いてみたいと思
います。

 まずは、私と同じ研究室だった、T.I.君笹谷幸弘君。本当にお疲れ様でした!2人が放
課後、私と一緒に様々な先生の研究室の「営業まわり」に行ってくれたことは、本当に忘れな
いし、感謝しています。本当に有難う!
 T.I.君は、この春から再び他の大学の大学院に入学ですね。札幌学院大学大学院に通っ
ていた時のように、お仕事をしながら大学院に通うのですよね〜。勉強熱心だな〜!心から応
援しています!
 笹谷君も、憲法学会会員として、研究活動を頑張ってね!

 法学部の刑事訴訟法ゼミだった岸田貴子さん小笠原繭子さん、本当にお疲れ様です!
そう言えば、岸田さんからは団体設立前に「手話を勉強したい」と相談を受けていましたよ
ね。あの頃は、引っ込み思案な女の子だったな〜(笑)。これからは、小さい子供達のアイドル
「タカコ先生」として、頑張ってね!

 小笠原さん、貴方の頭の良さは、筒井君だけではなく、大学院に通う私にもプラスになって
いました(笑)。ノートテイクも、一番上手だったもんね〜。この頭の良さは、社会に出て大きな
武器になるでしょうね。

 商学部の千葉香織さん、貴方の就職先が医療関係の器具を扱う会社に決まったと聞いたと
き、「メンバーの中で、一番ノートテイカー活動に時間を費やしていた千葉ちゃんらしい
な」と思いました。きっと、稚内の職場で有意義な社会人生活を送っていることでしょうね。これ
からも、いつもの笑顔でファイトですよ!!

 英米学科の木内さん高山さん、本当にお疲れ様!そう言えば、木内さんって英米学科な
のに、法学部のノートテイクが得意でしたね。卒業式でも学科の総代に選ばれていたし、勉強
を怠らなかったのでしょうね。

 高山さんは、私が学内で「ノートテイカー募集」のポスターを貼ったら、すぐに来てくれました
よね。もしかしたら、貴方はいろんな意味で「藤懸に丸め込まれた〜!」と感じているかもしれ
ませんが(笑)、私は本当に感謝しています。本当に有難う!

 社会情報学部の大野さん、工藤君の講義を半年間担当してくださいました。本当に短い間
の活動でしたが、お疲れ様でした。新社会人1年生を頑張ってくださいね!

 そして、最後に坂本君。アシスタント・リーダーの重責を全うしてくれました!本当に有難う!
貴方が私達の団体に参加して2年目からの成長は、本当に目を見張るものがありました。私も
安心して、アシスタント・リーダーと社会情報学部におけるプロデュースを任せることがで
きました。
 正直言って、貴方の企画がなかったら、この団体はなかったでしょうね。本当に感謝していま
す。貴方の頑張りがあったからこそ、大学内でも「ノートテイカーの企画は、藤懸と坂本君の
完全分業制」と言われていましたもんね。貴方は私の素晴らしい友人であると共に、「ライバ
ル」でした。
 もっとも、貴方は私のことを「ライバル」なんて思ってくれていないかもしれませんが…(笑)。 
 貴方も私と同じ様に、今後もバリアフリー社会の実現のために東奔西走することになります
が、これからも一緒に頑張っていきましょうね!!!


 このメンバーを見て思うことは、今回卒業するメンバーの中で、大野さん以外の、私も含めた
9人が、この団体の創設期からのメンバーでした。団体の「頭脳」となるメンバーがすべて抜
けてしまうことになりますが、私達が今まで築いてきたものは、後輩達やバリアフリー委員会が
継承してくれるものと確信しています。


 私の個人的な挨拶をしてしまいましたが、ここで筒井君の卒業生に対するご挨拶を掲載しま
しょう。2月に書いていただいた原稿なので、春休みという前提で書いてあります。遅くなってご
めんなさい…。



ノートテイカーの皆様へ

 いつもノートテイク活動をして頂き、ありがとうございます。昨年度も無事に活動を乗り越える
ことが出来ました。本当にお疲れさまでした。後期試験もノートテイカーやノート提供者のご協
力があってこそ、万全の態勢で取り組むことが出来ました。本当に助かりました。今は春休み
の真っ直中、皆さんそれぞれ休日を満喫していることと思います。

 さて、このノートテイク活動を設置して以来、今年で三年目になります。今年は、この活動の
創設者またはリーダーでもある本学大学院生の藤懸久明先輩、法律の研究等で忙しい身で
ありながらもテイク活動に参加してくださった藤懸先輩と同じ研究室のT.I.先輩笹谷幸弘
先輩、本学の聴覚障害学生達の良き相談相手であった社会情報学部の坂本知加良くん、進
路等で色々なアドバイスをしてくださった人文学部の高山麻美さん木内郁美さん、同学部で
あることもあって専門的な知識を分けてくださった法学部の岸田貴子さん小笠原繭子さん
テイカーの中でも多くの時間をノートテイクに費やしてくださった商学部の千葉香織さん、以上
九名が卒業のために抜けることになります。

 一度に多くのノートテイクのベテラン達が去っていくことは、僕にとって寂しいです。思えばこ
のノートテイク制度を設置したほぼ同時に、自分も含めて皆で一から築き上げていったもので
すから、なおさらです。

 今年度からは「ノートテイク活動」は「バリアフリー委員会」という形で運営を存続していくこと
になります。これからは、今までにテイカーの皆さんと共に培ってきた経験を生かし、また将来
本学に入学してくるかもしれない聴覚障害学生のためにも「ノートテイク活動」を意義あるもの
にしようと残り一年間の大学生活を全うしていきたいと思っています。これからもご協力お願い
します。


<<最後になりましたが、今年卒業するテイカーの皆様へ>> 
 ご卒業おめでとうございます。皆さんとはノートテイク活動を通じて知り合うことができました。
これは僕にとって貴重な出会いであったと思います。ノートテイク活動を維持していく中でお互
いに得るものがあったと思うし、人間的に何らかの形でプラスに成長していくことができた気
がするからです。こうして自分発見ができたし、何より皆さんと出会えて本当に良かった
す。二年間ありがとうございました。

                           筒井 亮輔



 筒井君も、このように感謝の気持ちを表現してくれることは、私にとっても嬉しいことです。こ
れからも、彼には新しいノートテイカーと一緒に成長していって欲しいな、と思います。
 また彼のメッセージには、「将来本学に入学してくるかもしれない聴覚障害学生のために
も」と書いてありますよね。今年度、私達の団体に参加する札幌学院大学の聴覚障害学生
は、今までどおり2人となっております。


 札幌学院大学だけではなく、浅井学園大学でも、聴覚障害学生のTさん、ノートテイカーの3
名が卒業しました。
 卒業された皆さん、これからも交流会などに是非参加してくださいね〜!!!


 卒業と言う「別れ」もあれば、これから入ってくるであろう新メンバーとの「出会い」もある季節
です。今年も新しいノートテイカーとの素晴らしい出会いがあることを期待します!

 その出会いのために、札幌学院大学のノートテイカーの皆さんには、初めての試みとして、
新年度ガイダンスにおける、「ノートテイカー募集」のマイクパフォーマンスを分担して行なっ
て頂きました。普段は、「話を聞くボランティア」であるノートテイカーの皆さんが、教壇に立って
マイクを持ち、マイクパフォーマンスをすると言うのは、全く勝手が違って、やりにくかったことで
しょう。でも、皆さんの苦労が実って、今年も素晴らしい新メンバーとの出会いがあれば良いで
すね。

 このマイクパフォーマンスは、筒井君にも頑張って頂きました。聴覚障害学生の彼がマイクパ
フォーマンスをするということで、私はちょっと心配だったのですが、彼はしっかりと大役をこな
し、聞き手の皆さんから拍手を頂いたそうです。筒井君、よくやりました!!!これからも頑張
ってね!


 しかしながら、今年からは、こういった「出会い」だけではなさそうです。ガイダンスや新聞報
道などでもご存知の通りですが、札幌学院大学、浅井学園大学、酪農学園大学、北星大学に
おける、札幌圏大学・短期大学単位互換協定(Green-Campus)がスタートしました。私が
学部生の頃は、「国道12号線構想」などと言われていましたが、ついにそれがスタートするの
です。これにより、今まで交流会を一緒に行なってきた、私達の諸大学の聴覚障害学生やノー
トテイカーの交流が、今まで以上に盛んになります。様々な知識を深めるための最良の手段で
すので、是非聴覚障害学生にも利用して頂きたいと考えています。

 この札幌圏大学・短期大学単位互換協定(Green-Campus)に関しましては、札幌学院
大学のHPで詳しくご覧になれます。
 この協定が、ノーマライゼーション促進のきっかけになれば良いですね。



 話しは変わりますが、以前のメール会報Cで、私は韓国映画「1日(原題:ハル)」を紹介し
たのを覚えていますか?韓国では演技派女優として有名なコ・ソヨン主演の映画です。もちろ
ん、韓国では大ヒットした映画なのですが、ついに日本にも上陸されることになりました!!!
今年の夏に「エンジェル・スノー」というタイトルで上映されます。

 この映画には、命の尊さ、生まれてくる子供の障害のあるなしに問わず、一番愛すべきは自
分の子供であるという親の気持ちが良く表現された映画だと聞いています。皆さんも、今年の
夏は、コ・ソヨンの「エンジェル・スノー」をご覧になってはいかがでしょうか?
 また、メール会報Cでも書きましたが、映画の内容については「Korea NAVI」にて公開して
います。 韓国の公式サイト(韓国語)は、こちら。(公式サイトの公開は、現在終了していま
す。)

 韓国の映画サイトって、壁紙やスクリーンセーバーをダウンロードできるのが特徴なのですね
〜。
 でも、この映画、札幌でも東京と同じ時期に上映されるのかな?そのことも含めて、詳しいこ
とが分かりましたら、後日ご連絡をしますね。



 最後にここで、いつも通り私達の写真を公開することにしましょう!!!今回の写真は、2月9
日に行われた、交流会の写真です。もちろん、場所は「へんみ」です。



 皆さん、卒業おめでとう!!!




 右は、我らが高橋先生です。高橋先生!いつも有難うございます!!!




 私達が卒業した後は、大きなウェートがかかってくるでしょうが、宜しくお願いしますね!




 今回初参加の2人です。右は、北海道東海大学の聴覚障害学生の大塚君です。大塚君は、
東京出身で、札幌の緑豊かな地域で1人暮らしをしています。私が「北海道東海大学には、
聴覚障害学生がいる!」といううわさを聞いて、探し当てたのですよ〜(笑)。彼は本当に勉
強熱心で、賢いので驚きましたね。彼が今まで書いた論文を拝見しましたが、ウ〜ン、面白か
ったし、勉強になったな〜。


 それにしても、札幌駅での大塚君と私達との待ち合わせは大変だった…。誰も、お互いの顔
を知らなかったので、私達は札幌駅の広場で「北海道東海大学の大塚君!」というプラカー
ドを作って、みんなで隊列を組んで練り歩いていたのです(笑)。それで やっと、彼を見つ
けることができたのでした(笑)。旅行代理店以外の人々には、なかなかできない経験ですよね
(笑)。






 そして4月から浅井学園大学の福祉系大学院に通うノートテイカーの星野恵さんも来てくださ
いました。
 先日、彼女と初めて一緒に講義を受ける経験があったのですが、普段の「マイペース娘」
は打って変わって、本当に貪欲だったのには驚きました!弁護士さんを前にしても、全く物怖じ
をせずに マイクを握って質問をしている姿には、交流会で見せる、ほのぼのとした雰囲気が
全 くありませんでしたね。
 彼女は私に研究のことを話してくれる機会もあったのですが、彼女の研究活動はとても興味
深かったですね。「これぞ大学院生!」といった感じでした。
 小柄でスレンダー、そしてほのぼのマイペースな彼女のもう一つの意外な点は、体育教師の
免許を持っていることです。「意外」と言っては怒られるかもしれませんが(笑)、スポーツなら
何でもこなせるそうですよ!
 大学院で頑張って、将来の研究者を目指してね!

 ちなみに「へんみ」には、中国帽チャイナ・ドレスも用意してあって、試着もできます。興味
のある女の子は、試してみてはいかがでしょうか?マスターに「着たいです!」と言えば、着
せてもらえますよ!でも、男の子のチャイナドレスは止めてね。見たくないから(笑)。



 向かって左がお姉ちゃんで、右が妹さんです。

 2人とも、とても可愛いので、「アイドルのグラビア」みたいに写っていますよね!!!お姉ち
ゃ〜ん!!!これからもドンドン参加してね!!!



 そして全体写真です。



 私達の活動は、大学の講義の中だけではなく、交流会などを通して、「心のバリアフリー」
学ぶ場でもあります。この交流会を含めた私達の活動が、日本中に浸透してゆけますよう、切
実に願っています。
 この雄大な北の大地が、日本のバリアフリーの発信地になりますように!!!
 そして、今年度も、本当に宜しくお願いします。


                  札幌学院大学大学院法学研究科修士課程修了
                     藤懸久明(ふじかけ・ひさあき)より



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