◆メール会報11 2004年4月27日

 みなさん、こんにちは。お久し振りでした。藤懸久明(ふじかけ・ひさあき)です。
 北海道の今年の春は、いつもと違う春になっています!! 花粉症? いえいえ、違います。
ついに道民球団として「北海道日本ハムファイターズ」が誕生しました〜!! 大リーガ
ー新庄選手は、イイですね〜。皆さんはもう、札幌ドームに見に行ったかな?



 そんなうれしい春を悩ませる、困ったこともあるのですね…。5月2日〜4日の3日間、
札幌で行なわれる法政大学スクーリングのノートテイカーが集まらない…。
ゴールデン・ウィークということもあり、ボランティアのみなさんは、アルバイトや帰省があるのだ
とか…。だれか、ノートテイカーをできる人はいませんか〜????

 いつも春先のノートテイカー確保は厳しいのですが、今年も難しい…。特に今回は、聴覚障
害学生が東京からいらっしゃるので、なんとか成功させたいと考えております。



 まずは、前回の会報で「藤懸さんは、どうしていつも『へんみ』で交流会を行う
のですか?」という質問をいただいていたことをご報告していましたよね。掲示板にも、昨年
の10月18日にご質問をいただいていました。そのお返事は、掲示板にも書かせていただきま
したが、ここでももう一度、書かせていただきますね。


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 いつも交流会にご参加を頂き、本当にありがとうございます。確かに、聴覚障害者のお店「へ
んみ」の場所は、地下鉄から遠くて不便ですよね…。市電の最終がなくなれば、みんなでタクシ
ーに分乗しなくては、ならないし…。



 でもね、聴覚障害者のお店「へんみ」で交流会を行なうには、大きな『理由』があるのです。
 「へんみ」のマスターも、他の聴覚障害者と同じように、不況の中、そして聴覚障害を持
ちながら、大変な思いをしています。私や坂本君は、「聴覚障害者に最大限の協力
をする」という目標のもと、聴覚障害者であるへんみのマスターにちょっとでも
売り上げを貢献したいと思い、へんみで交流会をしているのです。
 へんみのマスターからも、「本当にありがとう。不況の中、助かります」というお手紙をいただ
いています。



 情報保障ボランティアに参加している皆さんには、「聴覚障害者に協力したい」という気持ち
はあるのでしょう?そして、聴覚障害者の社会参加がどれだけ大変かは、聴覚障害者の
皆さんが本当によく知っている事だと思います。



 障害者の皆さんが就職をするとき、「障害者枠」というものがあります。これは、56人以上の
会社は、1.8%以上の障害者を雇用しなければならないというものです。
 でも、「へんみ」のような『聴覚障害者のお店』は、法律の恩恵を何も受けることが出来
ないのです。これは、日本の社会保障法の欠点なのですよね…。だからこそ、「私達が交
流会を開くことで、ささやかでも障害者雇用問題に貢献できれば…」と思っ
て、交流会を聴覚障害者のお店「へんみ」でおこなっているのです。



 そういう理由があり、私は坂本君と一緒に交流会を「へんみ」で行なうよう、企画運営を進め
てきました。
 交流会の会費を支払うのなら、私も坂本君も「聴覚障害を
持ちながら頑張っていて、私達に協力をしてくれる、へんみ
のマスターに支払うのが良い」ということにしていたのです。



 昨年の春には、聴覚障害者のケーキ店「リリー」が倒産しました。これ以上、
障害者の働く場所を無くしてはならないという気持ちもあるのです。
 最近では、役所なども、こういった事情を踏まえて障害者施設に物品を受注するようになって
います。聴覚障害者のお店「へんみ」で交流会を行なうのは、そういった意味もあるのです。
 私は東京や大阪などに行くと、「札幌は、聴覚障害者の職場があって、いいね」と言われるの
ですよ。



 それと、交流会は「当日になるまで、参加人数が決まらない」という皆さんの事情も考慮して
のことなのです。私はいつも、「当日の飛び入り参加、キャンセルは大歓迎ですよ」と言ってい
ますよね。こういうことは、他のお店などでは無理なのですよ…。一度やった事がありました
が、交渉が大変で、取り合ってもらえないのです…。
 聴覚障害者のお店「へんみ」だったら、マスターと私の友人関係から、様々な無理を聞いても
らえるのです。当日になってから「10人増えました!」とか、「10人減りました!」などと言って
も、キャンセル料はまったく必要ないのです。



 こういった事情から、交流会は聴覚障害者のお店「へんみ」で行なっているのです。皆さんも
ご理解くださいね。それでも、「他でやりたい!」という声があれば、また考えますが…。



 聴覚障害者のお店「へんみ」の交流会に参加することも、「そのこと自体が、ささ
やかな聴覚障害者の皆さんへのボランティア」なのだと思いますよ。
ボランティアって、いろいろありますね〜。


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 ご理解いただけましたか?聴覚障害者のお店や作業所が繁盛する
かどうかは、私達が利用するかどうかにかかっているので
す。私達が利用すれば繁盛するし、私達が利用しなければ
倒産してしまうのです。


 こういったご質問をきっかけに、私は【 「食」と「職」 】というコラムを書いてみました。800文
字の読みやすいコラムですので、是非読んでくださいね!!
 こちらです!!



 一生懸命頑張っている方は、へんみのマスターだけではありませんよ〜!!我らがファッ
ション・デザイナー、森恵子さんも、新作ファッションに取り組んでくださっています!!
 森さんと言えば、メール会報Fでのファッション・ショーや、「私達が掲載された新聞記事」で
も、素敵なデザインを見せてくださいましたよね!!
 まずは、モデルさんと一緒に写った、森さんの写真です。





 そして、モデルさんに仮面をつけていただいた写真。




 最後は、モデルさんの後姿の写真です。




 森さんは、このデザインに関して、次のようなメッセージをくださいましたよ。


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 これは、仮縫いのとき生徒に撮ってもらった写真です。その日の2日前に東京行ってたので、
慌しくちょっと疲れ気味の顔かもしれません・・・。隣にいるモデルはあるモデル事務所に所属
するモデルです。モデルが着ている衣装は、「ブッタ」をテーマに制作したものです。去年
(平成15年)10月25日に行われた毎日モード(毎日新聞社)に私が通う学校
の作品を出品しました。



 「ブッタ」という言葉はアジア系の前世紀の仏様で、私はリボン刺繍を使って表現しました。も
ちろんお面使いました。生地の色が黒と白のみと決まってたので、私は両方使いました。白の
方は写真に写ってないです・・・。モデルのみ撮った写真にモデルの足元の後ろにおいてある
白いのが作品です。



 頭、首、足首についてるビーズアクセサリーですが、初めて作ったの。思ったより上手とほめ
てくれたけど、まあまあかな?
 腰からぶら下がってるのは、まつり糸で約83本作りました。あまり見えないと思いますが、黒
いひもを通してぶら下がってます。



 刺繍はけっこう好きなので苦にならず夢中になるほどやったけど、しかし手の親指が少しず
つ動かなくなり腱鞘炎になってしまいました・・・。



 服飾関係の校長先生に「その学校の作品の中で、森さんの作品が一番よかっ
た」と、ほめ言葉いただきました。それはモデルさんのおかげかなと思ってます。歩き方
とか大変上手に演じてくれたからだと思います。


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 本当に、素敵に出来上がっていますよね〜!!仮縫いということで、写真の後に荷物がいっ
ぱい見えているのが興味深いですね〜。(^_^)
 それと、校長先生からほめてもらったことを「モデルさんのおかげ」と謙虚に話してくれた
のは、「本当に、優しい彼女の性格が出ているな〜」と思いましたね〜!!

 森さ〜ん!!これからも素敵なファッションで、私達を楽しませてくださいね!!



 さて、最近はノートテイカーの依頼だけではなく、聴覚障害児の家庭教師の依頼も来
ています。しかも、依頼地域は北海道だけにとどまらないのです!!関東地区からも、ご依頼
をいただいております。
 そんな関東の皆さんにも満足をしていただけるような、素敵な家庭教師の
方を選ぶことができましたよ!! もちろん、私達の団体のメンバーです。
 え? そのメンバーは、どなたかって? それは次回の会報で!!(笑)



 私も昨年知ったのですが、10年程前にも札幌で、「聴覚障害児の学習指導ボランティ
ア」があったそうです!!(「メール会報C」に、私の親友が聴覚障害児の先生をしていたこと
を書きましたが、それとは別団体だったとか…。)
 そのときの子供達が大人になり、今の私達の活動を支えてくださっているのですよ〜。



 その当時、聴覚障害児の先生を務めていた有馬房江先生という方がいらっしゃいます。昨年
7月30日の交流会には、有馬先生にも来ていただいたのですよ!! そのときの写真です。
 我らがファッション・デザイナーの森恵子さんの先生だったそうですよ!!




 有馬先生は、男の子達にも大人気です。本当に、かわいらしい先生ですね〜!! 
ても気さくな方で、楽しい方ですよ〜。
 ちなみに、私の大学(法学部)時代のゼミの先輩だったのだとか…。知らなかった…。世の中
って、意外なところに接点があるのですね〜。



 いつも通り、交流会の写真を公開いたしましょう!!
 今年の2月10日に行われた「坂本君、インドネシア帰国会」の模様です。そうなんで
す!! 坂本君は、情勢不安のインドネシアから、無事に帰ってきたのです!! うれしいです
ね〜。近日中に、坂本君からご報告があると思いますので、楽しみにしていてね!!


 右から2人目が、卒業生の「なっち」こと、金田さんですよ〜。みんなのアイドルです。




 さあ、坂本君も来たし、飲むか…。花よりビール…。




 「私が主役」坂本君と、聴覚障害者の高橋教授です。坂本君からは、「藤懸さん、もっ
とセンスの良いものを選んでください!!」と言われてしまった…。




 ネクタイ姿の筒井君です。もうすぐ給料日〜!!




 真ん中は、私(藤懸久明)。お酒はまったく飲めません…。




 「あ〜?? 坂本君!! 禁酒のイスラムの国から帰ってきたんだから、
もっと飲めよ〜!!」と言われているのですね〜。(笑)




 そして、全体写真です。




 皆さんの熱い情熱で、団体は運営されております。平成16年度も、よろしくお願い致しま
す!!



札幌学院大学 大学院 法学研究科 修士課程修了
藤懸久明(ふじかけ・ひさあき)より     



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