'04/10 (前)

'04/09(前)
'04/09(中)
'04/09(後)
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'04/11(中) '04/11(後)
'04/12(前)
'04/12(中)
'04/12(後)



'04/10/01
ガンプラに続けと(後)


ガンプラが爆発的にヒットした直後、後追いを狙った弱小メーカーは、すぐにアニメのスポンサーなどにはなれないので、
規制のオリジナルロボの金型を引っ張り出し、「そらガンプラじゃあ!おばあちゃんおばあちゃん、お孫さんへの土産に
どう?」とばかりに、ムリヤリな化粧をほどこして「なんちゃってガンプラ」にして店頭に送り込んだザマス。その代表が
「太陽系戦隊ガルダン」と「モビルフォース・ガンガル」!

前者はおなじみ、便乗大好きメーカーのアリイ。マジンガー当時のスーパーロボットブームに便乗した「パイルダーロボ」
(なんちゅう名前)が、箱絵だけガンプラ風に変装して現れたときは、そのあからさまなモドキっ ぷりにクラッと眩暈が。
ついでにモビルスーツとは何の関係も無いSF戦車のキットまで再販、この後の「ザ・アニメージ」(超銀河伝説バイソン)
のオリジナル(笑)シリーズにつなげたザマス。こんなことやってても生き残ってるからすげえメーカーだ。ちなみに、
「ガルビオン」の敵メカの脚で、エルガイムみたいに横に外装が開くのは社長命令だったそうだけど・・・これは失敗(笑)。

後者は現在で同人やネット上でのネタとして現役なのが「ガンガル」。同人パソゲー(スペースハリアー風)やカトキ風
アレンジなど、もとがアレすぎるものカッコよくアレンジするお遊び素材として大活躍!「ケロロ軍曹」でもネタになってた
ザマスな、メーカーの東京マルイ風のマークも付いてたし(笑)。かんじんのキットは模型店ではなく、むしろ駄菓子屋や
文具店の店頭にあったような、小さくて棒立ちのフィギュア風で前後貼りあわせで組むチャチな代物。なにより、
ガンプラもどきのレイアウトや色使いの箱絵なのに、恐竜型やサイ型のロボま でいるし!・・・あ!もしやこれは
ターンAのイーゲルや、種ガンダムのバクゥのもとネタなのか〜ッ!

(違います)



'04/10/02
ガンプラを真似・・・できてねえ


アリイの「ガルダン」は昔のモドキロボキットの箱替え再販ザマスが、これに続く
「ザ・アニメージ/超銀河伝説バイソン」
・・・もう、シリーズ名からしてツッコミを入れるしかないし。Theの次にくる単語の頭が母音(この場合a)なのに「ジ」ではなく「ザ」。
「アニメージ」ってのも意味不明。単に、当時出ていたアニメ誌「アニメージュ」「ジ・アニメ」が合わさっただけのような。おまけに、
「超銀河伝説」ってのは、これの数年前に劇場公開された「サイボーグ009」のサブタイトルだろがッ!バイソンは・・・なんだろう?
他のロボットたちはモビルスーツみたく意味の無いオリジナルの単語ザマスが、こいつは野牛の一種のこと。
別にマッチョ系ではないし、角もないし、単に強そうな語感で適当に決めたのか?

もとになるアニメが存在しないので、代々木アニメーション学院(当時は代々木アニメイション)と組んで、偽セル画(小さい!
模型用塗料で塗れ、というのか)と漫画が同梱してあり、雑誌広告では「アニメ化決定!」「セル画彩色スタッフ募集」とか、
道具を買わせて送られてきたセルは全部NG、お金は払えんなあ、というイカす商売の香ばしい匂いがしますよ?・・・当時から
怪しいなあ、代アニ。しかしこ の漫画、もう少しどうにかならなかったのか〜ッ!これなら、同人誌の作家を安くバイトに使った
ほうがよほどマニア受けで売れたかもしれんザマスよ。キット自体は、当時のアリイらしく精度も材質もヘロヘロだったザマスが、
腰の部分で前後に動かせたり、基本素体・・・インナーフレームに外装を貼り付ける形で、芯となるパーツは使い回しで
バリェーション展開を早く安くできたり、なかなかするどい(セコい?)工夫も。エル ガイム以降のムーバルフレーム(可動範囲の
広い内骨格・外装分離構造)をいち早く実現!
(ちょっと違う)この後、「ダグラム」の影響で頭が戦車のロボを出したり、前回の
キットの頭部と手を変えただけのシリーズを出したり、あまつさえ、その手の武装が
マクロスのデストロイドとグ ラージそのまんま
だったり・・・ああ、この当時、マクロスのスポンサーになることを検討していたので、渡された設定集を見て、
早速パクっちゃったんザマスなあ。
なんてワイルドなんだ、アリイ
ところで、(また金型流用の)「ソリッドジオラマ」を4つ集めてできるという

「ドオラマ」って何?

(ドラマチックジオラマ?




'04/10/03
M4vsT34(前)


第二次大戦でドイツ軍の前に、倒しても倒しても次々に出現する戦車が2種。
アメリカのM4シャーマンと旧ソ連のT34
どちらも国力を生かし、しかも生産をこのタイプに集中することで、それぞれ5万輌前後の生産数になった(T34は戦後も
チェコやポーランドで生産)のザマス。ちょうどガンダムでいうザクとGMのように、膨大な数とバリエーション展開が
なされ、そこそこの性能と扱いやすさで「量産型の中の量産型」と言えるザマスな。この2つは第二次大戦中は味方同士で
あり、ソ連軍は供与されたM4を4千輌以上も使用、しかも高く評価して精鋭部隊に回しているザマス。(T34より故障が少なく
乗り心地がよく、操縦が楽で視察装置が優れる)朝鮮戦争では一転、それぞれ最後期型であるM4A3E8とT34/85が対決!

ところでこの戦い、古い資料ではT34優勢みたいに書かれてたザマスが、どう考えても変ザマス。T34は85mm砲とはいえ、
徹甲弾の質などの問題で貫通力はM4の51口径76.2mm砲やIV号戦車の48口径75mm砲とたいして変わらず、しかも発射
速度や照準器の質では劣っている・・・先に命中させる可能性が高いのは、アメリカやドイツの戦車のはずザマス。朝鮮
戦争の初期にT34が猛威をふるったのは、韓国軍や駐留する米軍が軽戦車であるM24チャーフィーを主力としていたからで、
最初から対戦車戦闘能力のあるM4A3E8がきちんと揃っていたら、あんなにボロ負けしなかったはずザマス。

だいたい、一般に「T34がM4より強い」と誤解される原因は、その出現当初の状況だと思うザマス。ソ連に侵攻したドイツ軍の
砲弾をことごとく跳ね返し向かってくる、傾斜した装甲のT34のイメージと、米軍が初陣のチュニジアでティーガーにボロ負けした
M4のイメージ。実際は、撃破された数でも圧倒的にT34の方が多い・・・まあ、性能差というより戦法の無茶さが原因・・・し。
あのリアルなシミュレーションゲーム"Panzerfront"でも、T34/76よりM4(75)が、T34/85よりM4A1(76)の方が使いやす いザマス。
(しかも、このゲームではT34の操縦の面倒さや視察能力の低さ、故障発生率の高さを再現していない)あと、
見た目コロコロしたM4の方が可愛くて弱そうだから?(笑)

(でも実際乗るならどちらでもなくパンターの方が・・・続く




'04/10/04
M4vsT34(中)


M4もT34も複数の工場で生産され、T34は車体と砲塔の作り方が異なるものがM4はそれに加えエンジン の異なる物が
平行生産されたザマス。これは、工場によって圧延鋼板の溶接が得意だったり一体鋳造が得意だったり、それぞれ得意
分野が異なるため、互換性を持たせつつ大量生産したわけザマス。また、米軍は単一のエンジンの生産ラインを増やすより、
異なるメーカーの適切なエンジンを複数採用、他部分の互換性を維持しながら4種のエンジンの系列を並行生産、あれ
だけの短期間で大量生産を成し遂げたのザマス。(正確には5種だけど、D-200A搭載のM4A6は少数)うち、米軍は空冷
星型と水冷V8のガソリンエンジン搭載型を主力に、他のディーゼルとマルチバンク(トラック用5個合体したキチガイ
エンジン)搭載型をイギリスとソ連等同盟国にまわしたので問題なかったザマス。

この「共通できるところを極力同じに」という考えは徹底しており、シャーマンの車高の高さは星型空冷エンジンの直径が原因
(注)ザマスが、マルチバンクはまだしもディーゼルと水冷 V8にはそんなに車高は必要ないのザマス!これは、同
シャーシで砲塔と車体上部が異なるM10/M36駆逐戦車を見れば一目瞭然!シャーマンの弱点であ る垂直にそそり立った
車体側面装甲も斜めだし、面積も小さい。車高が数十センチでも低くなれば、それだけ被発見率も低下する・・・全くいいとこ
ずくめであり、このエンジンを搭載したM4A2M4A3は低い車体上部に換装したほうが合理的なのザ マスが、そのために生産
ラインを止めるより、そのままガンガン大量量産を続ける道を選択したわけザマスな。しかし本国での訓練専用車や他国への
供与用などたっぷりあるんだし、少し止めて改良する位いいんじゃねえか?とも思うザマスねえ、いっつも戦車が足りないドイツ
ならまだしも。上層部の数優先思想・戦車の仕事は歩兵支援任務とする固定観念のせいで、76.2mm砲型やM26パーシング
投入が(技術的には問題ないのに)大幅に遅れ
現場の戦車兵は大迷惑!
だいたいファイアフライやM36駆逐戦車の例からもわかるとおり、シャーマンは90mm砲や17ポンド砲、すなわち敵のティーガーや
パンターに匹敵する火力を持てるほどの余裕のある作りだったのに、対戦車戦闘能力の劣る75mm型を優先して生産させられて
しまったザマス。このへん、1941年以来絶え間なくガチンコ勝負をしてきたソ連の方が正しく、常に敵より口径の大きい砲を載せ
ようと無理までしているザマスな。T34/85でも けっこう強引な作りだったのに
T34/100はやりすぎだろ!

(注・同じエンジンのM18ではドライブシャフトの接続を工夫して車高が低い が
・・・やはりこの場合も設計変更するよりも、とにかく生産優先したザマスな。




'04/10/05
M4vsT34(後)


昨日の日報で、M4シャーマンはもっと車高が低くスマートにできる、と書いたザマスが、具体的には(1)M10やM36風で
屋根があり、装甲も厚い砲塔、(M10は手動旋回だが、当然電動化)(2)同じく装甲を厚くしたM10/36風の車体上部、
(3)後期型にはHVSS型サスペンションと幅広のキャタピラ、という組み合わせで「M4A7 シャーマン」を想像してみる と・・・
(雑なコラで恐縮ザマスが)

こうなったのザマス・・・カ、カッチョイイ
これ、サスペンション以外は技術的に1944年前半中にできるんザマスよ。砲が大きく、装甲が厚くなり40t近い重量
ザマスが、M4A3E2ジャンボやM26より軽く、しかしエンジンは同じなので乗員は文句言わないと思うザマス。
ノルマンディー戦にだって間に合わせることができ、あんなにティーガーやパンターに苦戦することもなかったろうに。
米軍は後期のドイツ重戦車に対抗できるものを作れなかったんじゃないザマス!どっかのお偉いさんが
「戦車と戦うのは駆逐戦車の仕事」とか寝言ぬかして、作らせなかったというのが真相・・・腹を切って死ぬべきだッ!
朝鮮でもT34/85に対し圧勝できるザマス。そして、自衛隊もこれを装備しゴジラに対し・・・(妄想拡大)。
タイムマシンを用意せい!お偉いさんに直訴じゃあ!(敵だけど)


(でもM10やM18、M24などアメリカ製にし てはスマートな戦車は、らしくない
ためにドイツ戦車と間違われでよく味方に撃たれるハメに陥ったとか。




'04/10/06
いくらアニメでも・・・


ガンダム世界で使われてる装甲板の材質は、最初のジオンの「超硬ス チール合金」連邦の「ルナチタニウム」
(後に改良・発展して『ガンダリウム』)、 そして「チタン合金セラミック複合材」あたりが代表的。「ス チール(鋼鉄)」
に比べ「チタン」が軽量なのは現実世界と同じザマスが、同じ厚さならスチールの方が耐弾性に優れているんザマス。
チタン合金の優れている点は「アルミ合金より耐弾・耐熱性に優れ、鋼鉄より軽い」という部分であり、しかし加工が
難しくコストがかかるのザマス。無論、ガンダム世界では「ルナチタニウム」の名のとおり、おそらく月面で特殊な
素材を加えて加工した架空の超合金ゆえ単純比較はできんザマスが、設定してる側がサッパリ解ってないような。

また、単なるセラミックは耐弾性はさほど優れていないザマスが、拘束セラミックという素材は劣化ウラン以上の性能で、
チタン系金属のみのガンダリウムより耐弾性では優れていることになるザマスねえ。まあ、名前と「改良された」
「新素材」という設定だけで「とにかく軽くて強い」ということになってるガンダリウムごときでは、リアリティのかけらも
ないので比較にもならんザマス。笑ってしまうのがケンプファーのショットガンの散 弾・・・なんとガンダリウム!え〜と、
比重の小さい金属を弾頭に して、いったい何のメリットが?単に貫通力が低下するだけザマスよねえ?普通は
タングステンや劣化ウランみたいな、硬くて重い金属を使うし、そもそも初速の期待できない散弾に装甲を打ち抜かせ
ようってのがおかしい、つうか頭悪すぎ。なんかもう、現実に存在する素材を出してリアリティを高めるつもりが激しく
ズッコケって感じ。ロクに特性も調べてないのに現実にある素材の改良版、なんて設定にせず、いっそみんな
「超合金G」ってことにしとけばいいんじゃあ!

(ちなみにガンダムWの『ガンダニウム』は、金属 の名ではなく複合材という設定




'04/10/07
いくらアニメでも・・・(後)


前も語ったように、ガンダムのモビルスーツは大きさのわりに壮絶に軽く、絶対水に浮きそうな比重だとしか思えないザマス。
サンライズアニメで比較的まともな数字の「ボトムズ」のATの場合、実際鉄で作った場合の重さを計算してらしい数字
になってるそうで・・・そのわりに、キリコはスコープドッグの片腕(推定数百キロ)をかついでたりしたザマスが(笑)。ただでさえ
軽すぎるモビルスーツがよけいに軽くなったのは15m級になった「F91」からで、やられ役兼対比として「逆襲のシャア」の
連邦軍主力機ジェガンが登場、小型軽量高出力の新型にボコボコにされるのザマス。このジェガン、19mで23tほどと、
一年戦争でのモビルスーツの半分弱の重さ。でも敵の主力デナン・ゾンは14mで8t・・・1/3近くの重量で、ジェガンの頭を
蹴り飛ばしたりするザマスが・・・オイ、体重30kgの子が90kgの大人と格闘したらどうなる?まあ、出力はデザン・ゾンの方が
上ザマスが、ウエイトが違いすぎて格闘は無理なんでは?ちなみに、その後の時代のV ガンダムは7.6t!え〜と、TV
シリーズのボトムズでキリコが最後に乗ったラビドリードッグの4.1mで基本待機重量は7.5t・・・身長が1/3以下だというのに
重量はあんまし変わらん!比重もおよそ1/3以下?!

さて、同じ体重のヒョロヒョロノッポとチビがぶつかり合ったら、どっちの勝ち?

(ちなみにVF-1バルキリーが13〜14t。飛行機より軽いぞ小型モビル スーツ




'04/10/07
装甲の穴(前)


戦車の装甲は、出現当初から第二次大戦初期まで装甲板に穴をあけてリベットやボルトで固定、加えて視察窓などの
開口部が多かったザマス。次第に電気溶接の技術が発達し、厚い装甲も溶接できるようになると、技術のある国・・・特に
ドイツは早くから溶接に切り替わっていったザマス。なぜか?まずたくさん穴を空けるから手間がかかる、無数のリベットの
合計重量が馬鹿にできないほどの重さになる、しかも、着弾の衝撃でボルトは折れ、リベットは飛散して危険!・・・全然
いいとこないザマスなあ。日本の軍艦では一時戦前に溶接に切り替わったザマスが、台風に遭った艦隊が大きく損傷、実際は
条約の制限内で過剰に重兵装化した設計の無理にあるのザマスが、新しい技法である溶接のせいにしちまって、
またもリベット接合に逆もどり!

でも実戦で魚雷をくらうと衝撃で飛散、継ぎ目に隙間が空いて水が流れ込んでくるありさま。
これじゃ米軍の艦より被弾に弱いのも当然ザマス
イギリス戦車の場合、鋳造パーツを溶接で合わせて組んだりしたザマスが、クロムウェルのように、0.5インチの鉄板を溶接で
組み、その上からもっと厚い装甲をボルト留め、なんて変則的なのも。まだ厚い装甲の溶接ができなかったので、骨格になる
0.5インチ鉄板だけ溶接でガッチリ組んだわけ。(もっともこの後のイギリス戦車はまた鋳造砲塔がメインになるが)

溶接とリベット・ボルトの接合の強さの比較は、2枚の紙を使ってできるザマス。まず溶接。それぞれの紙の端に一直線に
糊を塗って接着。次にリベット。端を合わせ、何箇所かホチキスで固定。両端を持って、引っ張ってみると・・・
どう裂けるかわかるザマスな
でも薄い鉄板やアルミ合金・・・例えば飛行機の外板などは高 熱に弱いので一直線に溶接できず、点々とやる
スポット溶 接や
リベットでつなぐザマス。第二次大戦の飛行機だと、F4Uコルセアの主翼がこの方式で組み立て。昔のバスや電車は
リベットが多かった
ザマスが、今の車輌は丸いスポット溶接あとが 見えるので、一度観察してみるザマス。特にステンレスボディ
の列車がわかりやすいザマス。(装甲用のアルミ合金も厚さや種類によっては普通に溶接可能・・・だけど、技術がいる上に
強電力で硝酸化合物が発生、これが発ガン物質なので工場は労働衛生環境を整えるため、設備投資が必要なのだとか)


(続いてアニメの場合)




'04/10/09
装甲の穴(中)


「重戦機エルガイム」から「機動戦士Zガンダム」に引き継がれた「ムーバルフレーム」・・・すなわち、ロボットの内骨格。
これに外装をかぶせることで可動範囲を大きくでき新型の装甲への換装や、部品交換も楽、というもの。しかし、以前も
語ったように装甲そのものが外骨格であるモノコック構造に比べると重くなる・・・けど何も考えず設定してるので、
不思議なことに軽量化(笑)。これに加え、剛性の高いモノコックに比べ、外装の取り付け部分が溶接固定されてないので、
被弾時の衝撃に弱い・・・
はずなの に、むしろ強い(脱力)
Zガンダム以降のモビルスーツは、それまでの戦車のような装甲の厚い構造でもビーム兵器には耐えられないので、むしろ
軽くして機動性をあげる航空機的なものになっていく・・・はずだけど、劇中では「新型/主役=強い」という感じで、
マイナ ス面は
全く描かれない!こうした「穴」は面白く演出できるポイントなのに。己の長所を生かし敵の短所を突く、こんな戦闘描写が
あまりに少ないザマス。なんだかわからんけど新型でパワーあって硬くて強い、じゃプラモは売れねえっつうの。

ちなみに、第二次大戦前に開発されたフランス戦車の多くは、鋳造で作られた装甲をボルトで接合して組む構造。被弾して破壊
されたら、その部分だけ交換、と一見グッドアイディアなのザマスが、実際は着弾の衝 撃でボルトが折れ、装甲が脱落する!
という大バカな結果に。装甲そのものが厚くても、それを支える部品が耐えられないのではしょ〜がねえザマス。現代の主力戦車
ルクレールは、複合装甲が交換可能
・・・またやっとんのか!
と思ったら、メイン装甲をボルト留めしてしまった昔と違い、溶接組みの基本構造の上に複合装甲を付けた構造で、本体が
バラけることは流石にないみたいザマス。

(続いて覗き窓や インテークの話)



'04/10/10
装甲の穴(後)


戦車ってヤツはえらく視界が悪く、操縦士には右側と後方の視界がゼロだったり、
ものによっては操縦士用のハッチが無く、狭い覗き窓やペリスコープ(潜望鏡)
を通す他に外を見る手段が無かったり。ゆえに、一番視界のいいところにいる
戦車長の適切な指示が必要なわけで、戦車長が砲手や装填手を兼任してる
タイプの戦車だと指揮と見張りに集中できず、総合戦闘力が低下するザマス。
第二次大戦初期までの戦車の場合、小さなクラッペ(除き窓)やスリット(隙間)
があちこちにあって死角を無くそうとしていたザマスが、例によって対戦車銃に
ピンポイントで狙われたり、装甲が厚くなってくると開口部を作る手間も大変だし、
被弾の衝撃でヒンジが壊れて脱落したり
・・・またかい!いい例が、側面に大きなハッチを付けたM3中戦車。出入りや
弾薬の搭載の時にとても便利で、一見被弾に対しても強そうな金庫のドアの
ような物ザマスが、やはり取り付け部が耐えられないってことで。このへんは、
実戦で撃たれてみないとわからんみたいザマスねえ。後期型では消えたし。
前期     後期
でも視察用クラッペ(兼ピストルポート)がしつこく残ってるのは往生際が悪い。
M3スチュアート軽戦車だと、初期のやた らリベットと ハッチだらけなのが後期は
スッキリ別物になっており、 実戦での経験が生かされているのがよくわかるし。

さて、いわゆる「リアルロボット」の模型でハッチやパネルラインを入れるのは
カッコいいのザマスが、例えばMG1/100ガンダムやザクの太もものラインなどは
まるで意味が無く、しかもバラバラになりそうで不安。そもそも、被弾率の高い
機体前面にエアインテークを付けるのがクレイジーなのザマスが。(ジェット機
みたいに、どうしても前じゃないといかんわけじゃないんだから)ボトムズの
スコープドッグなども、小口径弾がハッチの隙間に食い込んで貫通したりハネ
上げてしまったりしそうで怖いザマス。(戦車だと跳弾板を貼ってそらしてる)
「リアルロボット」を自称するのなら、その辺を意識してデザインしてくれないと
ディオラマにして並べたときのギャップがデカい

(リアルっぽい 『ガサラキ』のTAも戦車と並ぶと・・・



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