エクス・スラッシャーズ〜船上のmerry苦しみます〜第4弾
神城蒼馬さんの作品です♪


う ま をとば せてい ざう たえ

  ♪

 アリスとリンのふたりがその姿を見間違えるはずがなかった。ふたりの前に現れたのは、まぎれもなくかつて連盟本部を恐怖に陥れた機体に違いなかった。
 驚愕する二人の前で、ナースホルンは三機のメイヴァーへと向かっていく。それに気づいたメイヴァーも再び散開し、攻撃態勢を整える。
 口火を切ったのは黒メイヴァーの方だ。三機はいったんナースホルンから距離を取ると、反転。三方向から同時に高機動ミサイルを発射した。数十に及ぶ高速のミサイルが、閃光の尾を引きながらナースホルンに襲い掛かる。対しナースホルンは回避行動を見せず、代わりに両腕に構えたライフルを悠然と広げた。背部の翼のようなパイプが広がり、呼応するように機体各所の棘がうごめき、そして――
 空に光の雨が降った。
 ナースホルンの全身に配された無数の砲台から放たれたビーム。それらが光の矢となって、迫るミサイルの群れを一瞬でなぎ払った。爆発が巻き起こる中、ナースホルンはさらに砲撃を続ける。接近を計っていたメイヴァーたちはその集中砲火に一転して機体をひるがえし回避に移るが、ナースホルンの攻撃がそれを許さない。
一機のメイヴァーが回避の途中で射線に捕まり脚部を吹き飛ばされる。さらに体勢を崩したところを続け様に光の雨に襲われた。
 続く一機はナースホルンの攻撃を回避不能と判断しシールドを展開したが、シールドの上からでもお構いなしの砲撃の嵐に防御を破られ屈した。
 残る一機は急激に反転、この場からの離脱を試みたようだったが、ナースホルンの射程から逃れる前に砲攻に捕まった。
 続け様の、三度の爆発。
 ナースホルンはその圧倒的な火力によって、自身は全く動かずに群がるメイヴァーを平らげていた。
「ひぐっ」
 その眼前で繰り広げられる惨劇に見入っていたアリスは、間近で聞こえた息を飲む声にハッと我に返る。それが自分の喉から出たものだと悟る頃には、アリスの全身を恐怖と嫌悪が走り巡っていた。
「リン……」
 アリスは震える声で、すがるようにすぐ隣の相棒を見やる。リンは唇をかみ締めながら、声も出せず蒼ざめた調子で目の前に現れた殲滅者を睨んでいる。
「ど……どういうこと? あれナースホルンだよね? なんでアイツがこんなところに……」
「分からない……分からないよっ」
 ようやく搾り出すように出たその言葉は、自分のものとは思えないほどに掠れて弱々しい、そうリンは心のどこかで感じていた。
 空では眼前の敵をすべて殲滅し終えたナースホルンが、静かにたたずんでいる。その姿はまるで敵機を蹂躙し破砕し抹殺したその余韻を味わっているかの様で――。
 空は灰色に包まれ。眼下には無残な廃墟。中心にいるのは悪魔のような、その機体。
 これではまるで――性質の悪い悪魔絵だ。
「こんなの……こんなの嘘だっ!」
 溜まっていたものを吐き出すように、アリスはヒステリックに叫んだ。ほんの少し前までは連盟のみんなと一緒に、愉快な馬鹿騒ぎを楽しんでいたはずなのに。それがまた突然訳のわからない場所に飛ばされたと思ったら、連盟本部の廃墟に謎のMSの戦闘だ。おまけにナースホルンまで出てくるなんて、冗談にしても性質が悪すぎる。まるで悪夢を見ているような――そうこれは。
「こんなのは全部夢だよ。だってあたしたちさっきまでみんなと一緒にクリスマスを楽しんでたじゃない? それがいきなり戦闘が始まって、あんな化け物まで……。こんな事ある訳ないじゃんっ!!」
 ……まだ夢オチネタ引っ張るかね、この娘は。そんな訳ないじゃん。いくらオイラがパッパラパーだからって、そんなデウスエクスマキナ引っ張り出すまで腐っちゃねーぜ!
 そんなカンジで作者があまり意味の無い決意を勝手に燃やしている一方で、リンにはアリスの気持ちが痛いほどよく分かった。今のこの現状は確かに悪夢そのものでしかない。
 けれど。これは紛れもない現実。
「アリス……辛いだろうけどこれは夢じゃない。私たちがリアルタイムで直面している問題なんだ」
「そんな……やだよ。こんなのはもうこりごりなのっ!」
 ……やっぱなぁ。あれリンに比べてアリスの方が心情的には辛い出来事だったんだろうな。ほらまあ、ダテ張りのハートブレイクショット食らってる訳だしね。
「嘘だ。嘘だって言ってよ、バーニィッ」
「どちらかっていうと私には、この後に及んでそんなボケかませるアンタの方が嘘だとしか思えんわ……。どうしようかね、この娘は」
 そういって軽く肩をすくめたリンの表情が固まった。
「……? リン、どうしたの?」
「アリス……まあ確かにこれが夢だったら楽だろうね」
 ……後ろ。
「へ? 急にどうしたのリン」
「アンタとは長い付き合いだし、何度も危ない目に遭ってるけど……さすがにこれは参ったなぁ」
 後ろ後ろ。
「だからいきなりどうしたの?」
「はあ、こんなことならもっと経費使い込んで豪遊しときゃあ……」
「だからいったい何なのよっ?」
 アリス、後ろ後ろ! ああ、もう。さっきから何度も言ってるだろう。
「どうしたの、リン?」
だからさっさと後ろ向けよ、この半熟芸人。読者はいいかげん苛立ってるだよ。気づけよ。それともあれか、お前は志村か? お茶の間の人気者でも気取ってるのか?
「いったい何が……」
 そこでようやくアリスは後ろを振り返った。
 ……ああもう、遅いなー。こんなところで引っ張ったってただの行数稼ぎにしかならいのに。などと作者と読者が苛立ちを募らせる思いの中、アリスはゆっくりと自分の後ろを振りむいた。
「……ひぐっ!?」
 その振り向いたアリスの目と、こちらに向けられる読者の……じゃなかった。ナースホルンのカメラアイとが見つめ合った瞬間、今週の最高瞬間恐怖率、脅威の120%!!
 アリスたちへと冷たい眼差しを向けながら、ナースホルンは双眼を瞬かせた。
「あ……あわわ」
 恐怖でその場にへたり込むアリスの前で、ナースホルンは大地に降り立つ。そのままライディングギアを地面に穿ち、自身の両足を固定、背部の巨大な砲身のひとつがゆっくりと旋回していく。
「あわわ。どうしよう、リン」
「知らないよ。アンタが騒いだせいだからね、アリス」
「どこかに逃げ……」
「さっきの砲撃見たでしょう? 今から慌てたところでどうにもならないよ」
「そんな……」
 リンの非情とも言える言い草にアリスは今度こそ、その場に崩れ伏した。射撃体勢へと入ったナースホルンはそんなアリスたちにも一切意に介することがない様に、無常にもその砲口を向ける。しかし、悲しみにふけるアリスにはもはやそんなことはどうでもよかった。
気がつけばアリスの目からは涙が溢れていた。
どんな絶望的な状況でも、リンが入れば、ふたり一緒なら乗り越えられると信じていた。だがそのリンが諦めてしまっている今、自分ひとりで何ができる?
 沈み込むアリス、ふと。涙で歪む視界に誰かが手を差し伸べるのが見えた。
「全くもう、しょうがないなアンタは。普段は明るいくせにそうやってすぐ落ち込んでさ。少し感情の起伏が激しすぎるんじゃない?」
 うん同感。さしずめ某ゲームに登場してたら性格タイプ激情だろうね。
「……リン?」
「それにアンタは早とちりすぎるよ。私は確かに慌てても仕方ない≠ニは言ったけど、諦める≠ニは言った覚えはないよ」
「えっ……。それじゃあっ!」
 涙を拭うアリスを前に、リンは不敵な笑みを浮かべた。
「こんなところで心中なんてゴメンだからね」
 リンはまだ諦めていない。その事実にアリスは落ち込んでいた心の中に、一握りの勇気とパワーが湧いてくるのを確かに感じていた。
 ……それに対し、作者の心の中は一陣の闇が差す想いだった。そんな、もう疲れたよ。これでふたり仲良く討たれて終わろうよ。アリスとリンはナースホルンにやられてゲーム・オーバー、これで行こう!
 そこまで考えたが、さすがにそれは不味い、そうは問屋がおろさない、そんなことは許されないのである。それではさっき自ら否定した夢オチよりなお酷い。何よりそんな展開は読者も望んでいない。
 うう、読者コワイ読者コワイ。わかった、俺やるよ。やっぱりやる!
 そう。アリスとリンと作者と、何より読者が強く望んだとき、一条の希望の光が差す!
 ナースホルンの構える砲口に光が凝縮し、発射の段階に至っても、アリスとリンの瞳から希望の灯火は消えなかった。
 ここでふたりがやられてしまうことなど、誰も望んでいない。
そしてそのためのガジェットは、確かにここに存在した。
ナースホルンの砲が解き放たれ、光の渦がアリスとリンを飲み込もうとした、まさにその時――

蒼い風が吹いた。

アリスとリンのふたりへと襲い掛かるビームの間に、蒼い影が飛び込んだ。
閃光。
ナースホルンのビームとその何者かの衝突によって、一瞬あたりに凄まじい光が溢れる。
静寂。
目を開けたリンの前には、一機の見たこともない機体が舞い降りていた。
六花。
その機体の右手から生み出された、六角形のバリアシールドが衝撃で飛散し、あたりに硝子水晶のように舞い落ちる。その光景はあたかも綺羅雪の降るごとく――。
今、アリスたちの窮地に誰も見たことのない新たなマシンが現れた。
ナースホルンの攻撃を受け止めた謎の蒼い機体の登場にリンは、アリスは声を出すのも忘れて見入る。
結晶舞う中、その蒼い機体は優雅に大地へと降り立った。
「なんなの……なんなのこれ?」
 誰に聞かせるでもなく、リンはようやく呟くように言った。 
その疑問に応じるように、蒼い機体からふたりへ声が届く。
「アリス先輩、リン先輩ッ!」
 その声に驚いたふたりが上を見上げる。リンたちの見守る中、蒼い機体の肩から小柄な少女がひょっこりと顔を出した。
「あ……ありすぅっ?」
 そこにいたのは、間違いなくリンの傍らにいる相棒と同じ名を持つ少女だった――。


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クリスマス特別連続短編小説企画
ひとりきりのケ・セラ・セラ大戦

エクス・スラッシャーズ
〜船上のmerry苦しみます〜

Phase1「X-MASパーティー」
Phase1「DOLLに御用心」
Phase1「シャダイARM」
Phase4「アルトリガー、大地に立つ」


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周囲はかつて連盟本部だった廃墟。
その中心で砲を構えるナースホルン。
目の前には見たこともない蒼い機体。
その肩に乗る、少女。
もうリンにも、眼前で繰り広げられる出来事が、現実なのかそれとも幻想なのか分からなくなっていた。




後編「エクス・クラッシャーズ〜閃条のハッピ・NEW・嫌ぁ〜」に続く






























BONUS TRACK
〜物語途中におけるキャラクターの勝手な座談会〜

アリス「は〜い。みんなこんばんわー」
リン 「ん? アリスこの師走のクソ忙しいときに何やってんの?」
アリス「何じゃないでしょ。今回の小説でもあたしたちのオマケコーナーがあるから、みんなに挨拶してるんでしょ?」
リン 「あ……。ごめんごめん、私めんどいからパス。後で見るから録画よろ〜」
アリス「待てよっ! 読者がいる前でそのテンションの低さはなんだよっ」
リン 「なにもこうも……ねんまつくらいやすみでいいでしょって」
アリス「うわぁ、こいつホントにやる気ね〜。漢字変換までさぼってるし……」
リン 「ふう……やっぱり冬はコタツにかぎりますな〜」
アリス「まあそりゃ、年末にかけて寒波到来だしな」
リン 「それどころか連盟長の住んでるところじゃ雪だよ。
世間じゃ帰省ラッシュで慌しいし」
アリス「それはそうだけど……」
リン 「こんな時にも元気なのは、犬とアリスだけで十分だよ」
アリス「あたしは犬と同等扱いかよっ!」
キセア「アリス先輩って犬だったんですかー?」
リン 「そうそう。雑種で予防注射が嫌で病院から逃亡したようなヤツだから、気をつけな」
アリス「なんだその設定!? しかも雑種なのかよっ!?」
キセア「犬ってところは否定しないんですねー」
アリス「ぐっ……。キセア、あんたねぇ」
フェリオ「フェリオです。今回の小説でもあまり出番ありませんでした。……どっかのピンクとアホ毛はいっぱい出るのにね」
リン 「あっ、誰かと思ったらキセアに苛められて出番なかった人だ」
キセア「うええぇっうええぇぇぇっ」
リン 「キセアも可愛い顔して……この娘は鬼子だよ」
キセア「私そんなの知りませんよぉお」
アリス「インフォメネタかよ。
そんな事ここでやっても大抵の読者は分からんでしょうに……」
フェリオ「フェリオです。クリスマスというと嫌な思い出しかありません……今回のティーセットはまあまあよかったけどね」
アリス「プレゼントかぁ、そういえばリンはタワシだったんだっけ」
リン 「このウラミ、はらさでおくべきか……」
フェリオ「フェリオです。どう見てもいつものインフォメと同じカオスです、
本当にありがとうございました」
アリス「確かに、書いてる人は違うのに基本的なノリは一緒だよね〜」
キセア「そういう仕様なんじゃないんですか?」
アリス「それに今回いろんなところで出てきたネタが多かったよね?」
リン 「そういう訳で今回はどういうことか聞くために、このコーナーに責任者呼んでるよ」
キセア「作者ご本人が登場ですか?」
リン 「いんや。作者が実家に高飛びしやがったから、今回は代理人に来てもらったよ」
フェリオ「代理人って?」
ゼリス「こんにちは」
ありす「よ……よろしくお願いしま〜す」
アリス「ゼリス、それにありすちゃん!?」
ゼリス「今回はリンさんに呼ばれ、不甲斐ないマスターの代理として私とありすさんがこの座談会に参加させていただくことになりました」
ありす「えっと……お世話になります、センパイッ!」
アリス(なんかすごいことになってきたな)
リン (う〜ん、この手のコーナーでは過去最大の人数だねぇ)
フェリオ「(さりげなくメガネをかけながら)それにしてもいいのか、ゼリスにありす。こんなところにいて……、小説の方では今いろいろ大変だろうに?」
アリス「またみんなバラバラみたいだしね〜」
リン 「む〜、この場合。ありすちゃんは今回のラストで合流できたけど、大変なのはどこに行っちゃったのかも分からないキセアやフェリオたちの方じゃない?」
キセア「前みたいに私だけどこかに囚われてたりする展開は嫌ですよー」
リン 「またそういうこと言うから、あ〜あ、フラグが立っちゃった」
ありす「そういうものなんですかー???」
フェリオ「さっきも言ったが、今回の話は妙にリレー小説に似てないか?」
キセア「爆発、転移、敵出現って流れがほとんど同じですよねー」
ゼリス「そのあたりはどうにも、多分に狙ってやっているところが大きいようですね」
アリス「? どういうこと、ゼリス」
ゼリス「そもそもこの作品はインフォメやオリガン大戦にリレー小説、その他もろもろ多種多様な作品のパロディ仕立てになっているそうです。だからワザと各キャラにどこかで聞いたような台詞を言わせたり、例のあの機体が出てくるのだと伺っています」
リン 「○○か……ナースホルンを前にしたときのアリスの取り乱しっぷりったらなかったよ。あれでか弱いキャラを演出して特定の層の心をつかもうという魂胆が丸見えだよ、アリス」
アリス「いいじゃん……あたしカヨワイもん!」
フェリオ「この自覚のなさはもしや何かの病気なのか?」
ありす「何か悪いものでも食べちゃったんですか、センパイッ?」
アリス「ありすちゃん……あんたのその本気で心配する顔が一番グサッとくるよ」
キセア「それにしてもまたいろいろと問題になりそうな展開ですねー」
リン 「○○まで出しちゃうんだもんね。この調子で他の機体もぞろぞろと」
アリス「ところでさ、何でさっきから伏字なの?」
ゼリス「それはこの小説の中に『概念』と呼称される機体の概念がないからですね」
アリス「ゼリス、言ってる意味がよく分からないんだけど?」
ゼリス「この小説の中では、彼らにはまた違った概念と呼称、役割が与えられることになるそうですが……まあ、そのあたりが分かるのは後編でしょうね」
リン 「今回最後に謎の機体が出てきて終わったけど、あれの正体も次回に持ち越し?」
フェリオ「ありすが肩に乗っているところを見ると、あれもマキナリアンなのか?」
ありす「えっと……それは」
ゼリス「ノーコメントです」
キセア「そもそもマキナリアンって設定自体よく分かりませんからねー」
アリス「一応ゼリスのバックボーンにある勢力だっては聞いてるけど、
それも今回関わってくるの?」
キセア「それこそ次の話にならないと分からないんじゃないですかー? 
    今の時点だと私の人形贈ったのが誰かも分からないじゃないですか」
リン 「ここでキセアたん人形ネタとは……犯人は誰? 連盟ちょ、愛しの副盟主?」
アリス「連盟2トップが黒幕かよ。ていうかふたりとも登場人物じゃないだろうがっ」
ありす「えっとね。そのことなんだけど、作者から極秘情報聞いてきたんです〜」
フェリオ「極秘情報?」
ありす「はい。何でも事件を解く鍵のひとつはパーティー参加者の人数にあるって……」
リン 「参加者ってたしか13人だったよね」
アリス「……参加者の中にユダがいるってことかよ」
キセア・ありす「うええぇうえええっ!?」
フェリオ「どうなんだ、ゼリス?」
ゼリス「さあ、その件に関しては私の口からは申せません。
いわゆる禁則事項ってやつですね」
リン 「ゼリス、あんた今1ドットだけ笑ってなかった?」
ゼリス「そんなことはありません。きっとリンさんの勘違いでしょう」
リン 「怪しいなあ……」
ゼリス「とにもかくにも……今回のエピソードはマスターいわく『出題編』だそうですからね」
アリス「謎解きは次回までお預けってことだね」
フェリオ「今回リンとアリスばかり目立っていて、他のメンバーには
活躍の場があまりなかったからな」
キセア「そのあたりは次回以降でフォローが入るんじゃないですか。登場MSも増えそうですしねー」
ありす「わたしも頑張りまっす!」
リン 「今回ゼリスとありすのふたりも目立たなかったよね。
ラストと合わせてこれも伏線?」
ゼリス「さあ、どうでしょう?」
リン 「怪しいなぁ……」
アリス「まだまだ倒したはずのナースホルンが復活してる理由とか、あたしたちが飛ばされた場所がどこかとか謎だらけだしね。犯人だって参加者の中にいるってのがブラフかも知れないし」
ゼリス「マスターも信用されていませんね」
リン 「じゃあ、やっぱり参加者の中に犯人がいるの?」
ゼリス「ノーコメントです」
リン 「怪しいなぁ」
アリス「ああ、そうこうしてるウチに紅白始まっちゃうよ、リン」
リン 「ありゃ、気が付けばもうそんな時間か。まったく時が経つのは怖ろしい」
ゼリス「まあ、なにはともかく。すべては後編である正月小説をお楽しみくださいということで、今回の座談会はお開きとしましょうか」
全員 「さんせーい」

 ――そうして座談会は終わり、一堂は楽しく大晦日を楽しんだってさ。



BONUS TRACK FIN