卒業式。 それは1つの人生の終わりであって 新たな人生の幕開けでもある この小さな小さな家の中で たった2人の卒業式が行われていた。 「卒業式開式。卒業生、衣都那。」 「……はい。」 緊張した面持ち。 普段は穿かないスカートをはいて。 しっかりと起立をしていた。 「ここで、衣都那より各方々に対してのお礼のお話をさせていただきます」 長々と白い封筒を持っている衣都那 そして、大きな声で確実に読んでいく。 「みなさま、ほんじつまでいとなをながらくおうえんしてくださいましてありがとうございます みなさまのおうえんがあったからこそいとなはここまでやってこれました いとなはしあわせです。 ここから、いとながしゅくはくしたかたがたにたいしておれいのことばをもうしあげます。 ゆうきちゃん。いろいろといととたのしくかいわができてうれしかったですよ せいかちゃんとれなちゃん。ぎゅーってしてくれたひびをずっとずっとわすれません しすいちゃん、ミニジョーさん。いろいろとたのしいときをありがとうございます もうすこしばかりせんべいもっていってあげればよかったとおもっているです あさひちゃん、あさのミサなどのいろいろなたいけん、すっごくうれしかったですよ へやぴんはたいせつにほかんするかつかっていってくださいますといともうれしいです みなとちゃん、こみちちゃん、つばさちゃん、みやびちゃん。 5にんでくらしてたいえがすごくにぎやかでした。 しょくじもたのしかったです。 じぶんでとびだしてしまったことがさいだいきゅうのくやしさです。 でも。ずっとこのたのしかったきおくはわすれません。 るみかちゃん。2どもおうちにとめてくれてありがとうございます。 いとはるーちゃんのいえでいろいろとたのしむことをしって。 いととるーちゃんでたくさんわらってたくさんないて。 だからね。いと、いっぱいいっぱいおうちにおもいでがのこっているとおもうですよ あずさちゃんにきくえちゃん。いとのこと、よくほめてくれてありがとうございます。 とってもうれしかったりします。 いろいろとがっついてくれたことにかんしゃしております。 れのんちゃん。はっせいれんしゅうとかならいたかったです。 はやくちことばもおしえてくれてすごくうれしかったのです。 でも、ひろうできなかったのがくやしいです…。 みづきとーこさん。いとなのえ、ほんとうにありがとうございました。 いとな、ほんとうにうれしかったんです。 もっともかんしゃしております。 そしてほかのみなさまにそだてられていとなはすくすくそだちました! みなさまのあいじょうでいとなはやさしくなれました! そのみなさまにさいだいきゅうのかんしゃのいをこのぶんしょうにこめることで いとなのおれいのことばをしめくくらせていただきます」 「贈る言葉。」 「はい。」 「衣都那。もうこれからは自分の足で人生の道を歩いて行くんだ。 例えそれが辛かろうが…しっかり堪えて、自分の人生をどんどん鍛錬していってもらいたい。 これが衣都那の兄として。作者としての贈る言葉だ。」 「……ありがとうございます、にーたん。」 「さぁ。旅立ちの時だ。」 「はい。」 「荷物は持ったな。」 「はい。」 「別れの挨拶は……済ませたのか?」 「はい。」 「誕生日に済ませたか…別れの挨拶は」 「はい。」 「…わかった。ではもう…後悔する事はないか」 「……」 「……衣都那?」 「はい。もう、こうかいするべきことはありません。」 「わかった。では。」 「……にーたん。今までお世話になりました。お元気で。」 「……あぁ。」 衣都那の物語はまだまだ続いていく。 そう、衣都那は新たなスタートを切ったのだから。 シスタープリンセスメイカー非公認ネオシスター 衣都那 卒 業 お し ま い