ネタは30

#02/30
『あなたと時を共に』(ノベルゲーム版ちょこっとアレンジ)

「とーる」
「ん?」
「ちょっと、おねがいがあるんだけどー」
「何だ、言ってみ?」

「あー。…その、今日もさ、水族館……連れてってほしい……なぁ」

★あなたと時を共に★

「いや、まぁ、なんで」
「……とーるがいやなら、別にいいんだけど……」
「あ、うん、いいよ」
「わーいっ!」

(数十分後)

「おまたせっ!」
「……ぁ、その、なんだ……(あんず可愛いじゃねぇか!)」
「……?」
「な、なんでもない!ほら行くぞー」
「あー、とーる、待ってって!」

「あー、前来た水族館だけど……いいのか?」
「うん!」
「それじゃあ、そこでちょっと待ってろ」
「え、なんで」
「いや、何でって言うか、チケット買うから」
「あー。そうだったねっ!」
「………(それぐらい覚えておいても……)」

「はい、おまたせーっ」
「わーい」
「じゃあ、前と同じで、魚見に行くか」
「おー!」

「うわー。相変わらず綺麗だー」
「……まぁ、綺麗なのはあん……ゴホン」
「??」
「(な、何俺口走ろうとしてたんだ!落ち着け、透!)」
「……とーる?」
「いや、なんでもない、なんでもないから!」
「ふーん……」

「あー。新しくジンベイザメが入ったって」
「おー!かっけぇ!」
「……ジンベイザメか……」
「……とーる?ジンベェがどうかした?」
「いや、俺も見たのが初めてで」
「そっかー!」

「色々と回れて面白かったね!」
「そうだな、あんず」

そこから二人の会話がなくなった





そして、先に発言したのはあんずだった

「……ねぇ、とーる」
「なんだ。」
「とーるの前聞いたお返事、今日聞きたい」
「いっ!」
「とーるは受験勉強が終わったらここを去っていくの?」
「そんな事はしない」
「じゃあ、どうするの」
「ずっと……ずっとあんずのそばから離れない……」
「え」
「あれから俺もずっと考えた……どう生きていった方が自分のためになるかとか……」
「それがとーるの結論なんだね」
「……いや、その、もう一個決断があるんだ。」
「なに?」

「あんず……俺……昔の記憶を思い出したからってわけじゃないけど……」
「うん……」
「昔も今も、ずっとずっとこれからも俺はあんずを好きでいたい」

「え……ちょっ……え?」
「だから、俺はあんずのことが好きだって!」
「あ」
「………あんまり言わせるなよ………俺、凄く恥ずかしいんだから」
「………とーる………私も嬉しい」
「………(照」

「ねぇ、とーる」
「……な、なんだよ」
「……手、つなご?」
「あ、あぁ……そだな」

「とーるは、ずっとあんずのそばにいてくれるんだよね」
「そうだよ」
「とーるは私の事好きって言ってくれたよね」
「うん、そうだよ」
「とーるは私を愛してくれるんだよね」
「うん、そうだよ……え?」
「愛してくれるんだよね。だって、今『そうだよ』って言ったじゃん」
「………まぁ、愛するけどさぁ………」
「……ふふっ、とーるっ!(透の腕を抱きしめるあんず」
「…まーこういう帰り方を俺は望んでいたけど(赤」
「……とーるの馬鹿」
「……ふっ、もっともっと俺に文句言ってもいいぞ、もう」
「あぅーそういう事言うなー!恥ずかしくて言えなくなるー!(照」



「ねぇ、とーる」
「なんだ?あんず」


(ちゅ)


「わたしとずっとずっと…一緒にいてね」
「あぁ!ずっとずっと…一緒にいるよ」

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「ただいま。」
「お帰り、透」
「たっだいまー!かっちゃーん!」
「お、あんず、おかえり」

「かっちゃーんさ、今後、遊ぶ回数減っちゃうかも……てへっ♪」
「………透、お前、まさかあんずに手を出したんじゃなかろうな」
「……ノーコメント」
「………はぁ………」

-FIN-

原作者様:水月とーこさん
このSSの執筆者:小松聖