25回構成です。

#12
『放送ジャック』
※これは透が学校に行っているとある日の出来事です。

「透君……あの……」
「何……部長……」
「一緒にお昼……食べませんか?」
「あ、いいやぁ……」
「……そうですかぁ……」
「んじゃ……」
「あ、ちょっと……透君……」

「芽衣子ぉ〜」
「さくらちゃん…どうしたの」
「私透君に嫌われちゃったかな……」
「ううん、そんなことない!」
「……本当?」
「うん!信じて!」

「……うん。」
「…よし。私が"透君がさくらちゃんを嫌いにならない"ってことを証明してきてあげる!」
「え、いいよぉ……」
「ううん、こういうのは形から入るのも重要だから!」
「……ちょっとまっててね。」
「え、ちょっと……芽衣子ちゃん……」

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「透、何故誘いを断る」
「……まぁ、ちょっと色々とね。」
「ふむ……」
(キンコンカンコン♪)
「む。この時間帯に放送か……」
「珍しいなぁ……」



『ちょっとマイクを貸してください』
『な、なにやって……すいません、使ってください』
「ぶっ……な、な……」
「……度胸あるな……あの子……」

『○年○組の島村透君!大至急屋上にきてください!待ってるんだからね!』
「……はぁ……」
「……行ってこい。私は気にしない。」
「……じゃあ、行ってきますかなぁ……」

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『○年○組の島村透君!大至急屋上にきてください!待ってるんだからね!』
「め、芽衣子……何やってるのよぉ……もぅ……」

(ダッダッダッ)
(バターン)

「どうよ!」
「どうよじゃないよぉ……もう。」
「これで透君に素直に聞くの!」
「はぁ……芽衣子ちゃんは元気って言うか……」
「恋する乙女の行動力なんだからっ!」
「え、わ、私は……その……部活に戻ってきてもらいたいだけなんだけど……」
「それは人から見たら恋なの!」
「え……でも……」
「ほら、きた!」
「え」

(がちゃ)
「……あの……さ。呼んだのって」
「……私です。」
「あの……用件は」

「透君!うじうじしないで!」

「め、芽衣子……」
「は、春田さん……?」

「私はね!透君はさくらが好きかどうか確かめたいんだから」

「え、え?」
「ちょ、ちょっと……芽衣子……」

「私とさくらは!透君が好きなの!」

「……え……」
「………」

「だから!こうやって!告白してるの分からないの!」
「いや、その……俺、結婚してるし」

「へ?」
「はい?」

「いや、好きなのは嬉しいんだけど。俺結婚してるから……」

「…………」
「…………」

「だから……その……ごめんなさい」

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「……んー……」
「……ちゃん、芽……ちゃん」
「……ん?」
「芽衣子ちゃん?起きた?」
「…え……寝てたの……私。」
「どうしたの……目が真っ赤だよ」

「夢だったんだ……透君が結婚してたの」
「嘘!け、結婚!?」
「あ、なんでもないって。うん(汗」

-FIN

原作者様:水月とーこさん
このSSの執筆者:小松聖