| 25回構成です。 |
#13 『西瓜』 「あついのぅ」 「おついですね」 「……なにかたべたいのぅ」 「しかもとびきり冷たいの。」 「時子さんや。」 「なんでしょう」 「地下の蔵の中に緑が入っておるから出してきてくれるか」 「緑……?あぁ、アレ……私も食べてよければ持ってきますよぉ?」 「……なら2個持って。」 「わかりました、あなたぁ♪」 「あなたですか……」 「お前も人の事は言えまいて」 「はーい。すいかでーっす。」 「あんずもくうー」 「あ、わたしもいただきます。」 「はいはい、皆さんで手を洗ってきましょう。」 「うしゃー!」 「そうですねー」 「あなたぁ……」 「む。どうした、時子」 「私達も手を洗いに行きましょう」 「だな。紫蘇に秋乃も食うか?西瓜」 「……ばれていましたか。でしたら、遠慮なくいただきます」 「お姉様はどうしてこういう時しっかり……」 「……秋乃?」 「あ、私も食べますよぉ」 「お手洗い所がごった返しに……はぁ。」 「まぁ、こういうのもいいもんだろう」 庭で西瓜を食するみんな。 それはまるで家族のように。 -FIN |