ネタは30

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『初雪』
「……さ、寒くない?」
「そうか?」
「……さ、寒いって……」
「んー……そうは感じないが……」
「……いや、絶対に寒い……」
「そうか……?」

外を見る透。
空は灰色に染まり、いかにも雨が降りそうな天候である。

「絶対に寒いって。ってか温度計見てないし」
「温度計って、普段から見るものではないだろうて」
「……!!ちょっと見なって。マジやばいぐらいに低いって。」

温度計を見てみた桂。
温度計が-8℃を指していた

「……そういわれると寒いな……」
「……だから言ったじゃないか……寒いって。」
「そっか……」
「そっかって言うなら!雨戸閉めてよ!じっちゃん!」
「おぉ……忘れておった……」
「忘れておったじゃないって……全く……」

━その一方、庭先にて。

「蟻さんが姿を現しません……何故」
「寒いからじゃないの?」
「蟻さんは働き者です。いくら寒くても出てくるはずですが……」
「……そういえば、今日の天気予報で雪ふるって言ってたわよ。」
「雪の中では流石に家に帰れないと考えて出ないのでしょうか……」
「そ、そうじゃないかな……」

「蟻さん、ファイトです!頑張ってえさを手に入れないと……」
「いや、そこで無理に蟻を応援しなくても……」
「蟻さん。頑張らないと脂肪がついちゃいますよ」
「……私も頑張るか……」

「??あれ……蟻さんって脂肪つきましたっけ?」
何も知らないで言ったさらさんが、庭先で蟻の巣を眺めながら。
空から振り降りる白い結晶を眺めながら……。

-FIN-

原作者様:水月とーこさん
このSSの執筆者:小松聖