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『猫??なべ』
「ぐつぐついってますね。」
「今夜は鍋だから。」
「……何か嗅いだ事の無い匂いなんですけど……」
「そりゃそうよ。異例の新しい鍋なんだから。」
「……異例って何ですか?」
「猫……」
「は……へ?」
「だから、猫……。」
「ちょっと待ってくださいよ。猫なんて身近にい……た」
「いるじゃない。知り合いで」
「え、ちょっと……まさか……」
「まさかって?」
「え、この鍋ちっさいよね……え……」
「…透。何想像してるかお姉ちゃんには分からないけどそんなグロイ事してないわよ」
「え……グロイ事?」
「……違ってたならいいんだけどね」
「と、とりあえず……秋乃さんは」
「あら、ダシが彼女だって知ってたの?」
「は?ダシ?秋乃さんが!?」
「そうよ。だって猫ダシ鍋だもの」
「ね、猫ダシ鍋だったんですか……はぁ」
「透くん。どんな鍋だと思ってたか正直に言ってみ?」
「え゙……いや、それはいえない……」
「……思春期ですなぁ……透くんはw」
「ち、違います!」
「おやぁ?何が違うのか説明しないとお姉ちゃん分かんないぞ。」
「いやだからそういうことでは……」
━台所で二人が会話しているのを外で聞いていた紫蘇。
「……透をあのままにして置けばよかったか……」
━そして舞台は台所に戻る。
「そいえば。猫ダシにあう野菜って分かるかな?透くん」
「その前にどうやって猫ダシを持ってきたのかが気になりますが。」
「……覗いちゃう?」
「だ、だから違いますから!って、え?」
「秋乃さんには着てもらってるのよ。今日」
「お……お邪魔……してます……その……」
「あ……あぁ……いえ……その……」
「透さんのエッチ……」
「いやだからそういうわけではないんですが(汗)」
「うわぁ〜ん。私、もう、お嫁にいけません〜(ちょっと泣いたふり)」
「いや、なんでそうなるんですか……」
「こんにちわ〜。秋乃さん」
「!さ、さらさん……」
「あら。透さん。ちょっとよろしいかしら?」
「え……はい。」
「透さんのえっちぃ〜」
「へ?」
(ばしぃっ!)
「っ……。……思いっきりビンタ食らってますなぁ……彼」
「まぁーしょうがないです。いい薬になるでしょう。」
「秋乃さん……意外と……鬼ですなぁw」
「いえいえ、こんな感じですよ、私。」
音の後の透の頬には時期外れの紅葉が堂々と目立っていた。
-FIN-
-おまけ-
「あら?この音楽って……」
「今回のSSのヒントになったらしいですよ。」
「……猫鍋って……」
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