| ネタは30 |
#27/30 『クリスマス』 「じんぐるべーる。じんぐるべーる」 「クリスマスだな……もう。」 「おはなをあげましょ、ふきのとおー」 「それ違うから」 「えー。だってこの時期って蕗の薹の時期じゃないの?」 「蕗の薹はもう少し後だ。残雪が解けきる前の時期を言うんだから。」 「とーるはトリビア博士だな」 「トリビアじゃない。」 「トリビアじゃないなら……役に立つのか分からない知識?」 「そうでもない」 「そいえばとーる」 「ん?なんだ。」 「くりすますだからねー。プレゼントがあるー」 「ほぅ。なんだ?」 「とーる。目を閉じてかがんで?」 「ん?こうか?」 (ちゅ) 「……な、な」 「クリスマスだから……ファーストキス……」 「あんず……」 「とーる……」 「俺のお返しは……」 「んー……」 「靴下飾っておくから」 「は?」 「まってるから。透サンタさん♪」 -笑顔で走って自分の部屋に戻っていくあんずを見て透は思った。 「……まいったな。こりゃあ、奮発するか。」 -こんなクリスマスを待っていた自分が……子供時代にあったなぁと。 -そんな懐かしさを思い出した透だった。 -FIN- |