『おこたでみかん』
あんず・時子・透が紫蘇の家に向っているころ。
「あーぬくぬくですー」
「亀の気持ちがわかりますー」
-二人は炬燵むりになっていた
「でたくないなー」
「そうですねー」
「そういえばさらさんや。」
「なんでしょうか桂さん」
「炬燵に蜜柑置いたの誰ですか」
「わたしですー」
「……ちょいと。手を出せますか?さらさん」
「炬燵の中でしたらー」
-炬燵内で手を握りあうさらと桂
「わかってらっしゃる。」
「いえいえ。想定内ですから」
「ははは……もぐもぐ」
「おこたみかんの蜜柑は甘すぎず、渋すぎずでおいしいですねー」
「そうですなぁ。」
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「さらさんやー」
「なんでしょうー」
「……喉、渇きません?」
「……渇いてますよー」
「……飲み物どうします?」
「いい方法がありますよー?」
「なんでしょー」
「蜜柑の皮を絞って出てきた果汁を飲むんですー」
「おぉ、それは名案だー」
「かつらさん、あーん。」
「あーん……」
(ぴゅー)
「……少ないなぁ……」
「しょうがないですよー。皮ですから」
「まーいっか。うるおったし。」
「んじゃ、お返しにさらさんも。」
「はいー。」
「んじゃ、あーん」
「はい。あーん……」
(ぴゅー)
「おいしいですー」
「よかったですねー」
「はいー」
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「ひるねしますかー?このまま」
「そうですねー。そうしましょう。」
「んではおやすみー」
「はい。おやすみー」
「くー……くー……」
「すー……すー……」
-翌日、桂だけが風邪を引いたのはいうまでもない。
-FIN- |