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『正月の準備』
「とーる」
「ん?」
「いまからおかいものいこー?」
「そうだなぁ……。正月用の買い物を今しておくのも問題ないし。」
「ほかにだれかつれてくー?」
「……時子さん連れて行かないと所持金無いだろ」
「そりゃそうだ。」
「それじゃあ、お買い物に行ってきますわ」
「きをつけてー。てーてーてー」
「だいじょうぶだー。しそねーのところにいくだけだから」
「は!?あそこいくの!?」
「そこ以外行くにはあんずが危ないじゃんか。」
「………マジですか………はぁ」
「まぁ、気をつけてな。弓矢の餌食にされぬようにな。」
「されかねないわよ……全く。」
-こうしてあんず・時子・透の3人は
桂が紫蘇に頼んである正月の準備品を受け取りに行く為、
紫蘇の家に向った。
-そして当然弓矢を構える紫蘇の姿があるわけで。
「何用よあんた」
「桂さんに頼まれたのよ。正月の準備品を紫蘇さんから受け取ってって」
「……そうか」
-袋を持って時子に渡す。もちろん、紫蘇は時子に触れない為に軍手をしている。
「……軍手外しなさいよ。」
「……今、透とあんずがいなかったら矢を放っているのだぞ。それぐらいは警戒する。」
「はぁ……あんたも素直じゃないんだから……」
「…………今……何と……」
「時子さん、もう行きましょう。」
「な。ゆっくりしていけばいいのに……透……」
「(何で透くんの場合だけ態度が180度変わるかな……)」
「そういえば、何を頼んだんですかね……」
「みてみよー」
「そうね、見てみましょう。」
-袋の中を覗き込む3人。
そして、驚愕する。
「……50p型門松……」
「……ちっさい鏡餅……」
「……お年玉袋……」
「じっちゃん……いいのかよこれで……」
-透は現実味溢れる袋の中身を見て後悔したという。
-FIN- |