※プロローグ※ とある日のこと。 とーるが紫蘇さんをパーティーに誘うために紫蘇さんの家にやってきた。が… 「うわ、無用心だなぁ……とびらあいてるなんて……」 適当に中をぶらつく透 そして 『紫蘇』と書かれていた扉を見つけ 「……ま、起きてるだろ………」 「いやああああぁー!!」 「な、どうした!って、……いいや、はいっちゃえ!」 (バタン) 入った瞬間、透の視線が凍った 紫蘇の着物がはだけていたのだ 「え……あ………うわ、どうしよう……」 「あぁぁぁあっ!(がばっ)」 「………やば、ぬけださな」 「……ゆ、夢かぁ……はぁ……」 「あ」 「あ」 ばったりと目が会ってしまった二人 「……な、何で着物が乱れてるんだ!」 「え、何でってこっちが聞きたいよ!」 「そうか、お前、私が寝ている間、襲おうとしたからだろ」 「違う!激しく違う!」 「……はぁ、透に汚された」 「汚してないー!」 「……事実?」 「あぁ、間違いなく事実だ」 「なら許す」 「ほっ」 「で、こんな朝っぱらから何のようだ透」 「いや、今度、うちでクリスマスパーティするから、招待状を持ってきたんだけど」 「う、そういうのはアタシ苦手なんだが……」 「そっか……」 〜姉さんは、いっつも逃げ出すんですか?〜 〜何故同じ所に住もうとしないのですか!〜 〜そんな姉さんなんて……〜 「まて!」 「な、何?」 「……わ、私に……笑顔って似合う……か?……透」 「僕は似合うと思うよ!」 「と、透が似合うって言うんなら、行かせてもらう!」 「喜んで歓迎します。」
☆みんなのクリスマス☆
「うりゃー!酒飲めー!酒ー!」 「時子さん、抑えて」 「ふむ、これはあんずとさらは避難した方がよさそうじゃ」 「避難しておけ!」 「紫蘇っちーのいうとおりにするー」 「紫蘇さんの言うとおりにしますね」 パーティーが始まって10分 島村家伝統のお酒をみんなで一口飲んでしまって、時子さんがすぐに暴走 さら・透・あんずはオレンジジュースを飲んだのだが 桂はお酒に強くて冷静沈着に行動する派であり、 紫蘇はお酒を飲んでも全くの平常心だったのだ。 「俺も一緒に、あんずとさらを避難させてくる。避難させたら戻ってくるから」 「わかった。」 「うむ、気をつけてのう」 「アート折るきゅーん、あたしもいっていいのはらー?」 ……時子さんはもう遅かったらしい -避難終了後- 「ふう」 「………」 「おい、時子、飲みすぎじゃないのか!」 「うっさいわねー!あんたらも飲みなさい!ほら!」 強引に飲まされる透 しかし、数秒後、透撃沈 「次はあんたよー。紫蘇」 「いや、私はいい。それに透を……」 「……ははーん、あんた、透の事好きなんだろ!」 「!!」 「いいかー。透はなぁ……もう、先客がいるんだぞ!それでも諦めないとおもうけど…ね」 「…………」 「紫蘇さんや、時子はこっちで何とかするからそっちはベッドまで連れてってやってくれないか……」 「……わ、わかった」 「ほら、透。ちゃんと歩け」 「……うぅ……」 「……ねぇ、紫蘇さん」 「何だ透」 「僕のかっこ悪い姿……見てどうよ……」 「……な、何を言ってるんだ」 「僕、実はお酒に強いんだって、見せたかったんです、本当は」 「……無茶ばかりするからだ……全く」 「紫蘇さんって、手あったかいんだね」 「な!さ、触るんじゃない!」 「……このときだけでいいから、触らせて欲しいんだけど……だめ?」 「う……いや、そ、そういうわけじゃないんだけど……」 「だめ?」 「……分かった、今だけ許す」 「紫蘇さん」 「今度は何だ、透」 「僕、紫蘇さんの好みの男性像になれなくてごめん」 「な」 「あ、なんでもない。やっぱ忘れて」 「……あ、え、な、な!?」 「あ……紫蘇さん、ありがと。ここまで出いいよ」 「ソ、ソウカ。ナラユックリヤスメ」 「おやすみ。」 「ア、アァ、ユ、ユックリヤスメヨォ」 「……透の馬鹿……いきなり不意打ちなんて、卑怯だ……ま、全く……」 -一方、桂と時子の方で- 「かっつらさーん!えへへへ」 「………悪酔いもほどがあるのぅ……」 「ほら、まだ飲むよー!」 「……もう、よしたほうがいいのではないか?」 「わっかりましひゃー!」 「……はぁ……」 「桂さーん」 「何だ。今度は」 (ちゅ) 「…………」 「私のこと気遣ってありがと……嬉しい」 「……あ、あぁ」 「それじゃあ、ちょっと仮眠するから」 「お、おう」 「おやすみっ。私のマイダーリン♪なんちってね。」 「……お、おやすみ」 「……マイダーリン………か……」 「……わしも、嬉しかったんじゃがなぁ……マイダーリンは…」 -fin-
このSSの元の小説は水月とーこさんが執筆されております「座敷童子」です このSSを執筆したのは小松聖です