| 創立30周年記念 全陶展報告 |
平成12年6月30日〜7月6日 東京都美術館
主宰:陶光会 後援:現代文化協会 協賛:陶業時報社
選抜前橋展:7月19日〜7月24日 前橋市民文化会館
選抜松本展:7月30日〜8月5日 松本市立博物館
今回創立30周年をむかえた全陶展。陶芸部門のみに特化した展覧会としては日本で最も権威がある公募展と言え、その内容・作品とも高水準なものぱかりです。
主宰は陶光会と言い、1971年、同人作家が賛同して第1回全国陶芸展を銀座で開催したのが始まり。30周年の今回の応募は500点を超え、入選作品は約300点と一見倍率は低そうだが、応募作品のレベルが高いことを考えると、入選するにはそれ相応のものが必要だといえそうです。当然入選作も、安定した技術の上に新規性・斬新さを持つものばかりであり、一般市場に出ても高い評価を得るだろう事がうかがえます。
いかに主な受賞作品を紹介します。




画像@ 文部大臣奨励賞 「蟻塚」 山梨保子 作 W50×L16×H60
画像A 東京都知事賞 「翔龍」 中尾厚子 作 W36×L25×H60
画像B 東京都教育委員会賞「雲海」田辺美枝子作 W61×L22×H47
画像C 現代文化協会賞 「韻律」 山田和子 作 W47×L23×H50
それぞれ流石という力作ばかりでした。以上の他にもまだまだ入賞作がありますが紙面の都合にて割愛させて頂きます。
さて、つつみ陶友会から出展した景山氏の作品は、初出展にもかかわらず入選しました。おしくも入賞はしませんでしたが前橋・松本への移動展作品として選抜され、又、陶光会から「会友」に推挙されるなど、その作品とともに実力も評価され次回が期待される所です。
左映像Dが入選作。
景山宏一作 焼締線刻文器 W11×L16×H65
この作品、身内では「地層文」と呼んでおり、一ミリ間隔の深い直線が彫られ、随所に大きなヒビが入り、又細かいヒビが線文を寸断するという趣のある作品となっています。
焼締作品ですので無釉ですが下方前方に自然釉、側面などに窯変が少し出て、変化を与えています。作りはざっくりとして荒々しく、素朴さの中に存在感がるという作品として仕上がりました。
現在景山氏はこのシリーズの制作を続けており、他の公募展への出展を励みに精進を続けているところ。
以上簡単に作品紹介を致しました。本来なら会場風景や、作品群の映像を乗せてご紹介したかったのですが、手元に無くここにアップできませんでした。ご容赦ください。(了)