| 第11回 匠のまつり報告 |
平成12年11月2日〜11月5日 笠間芸術の森公園
主催:茨城県石材協同組合連合会・笠間市観光協会
今回で11回目をむかえた笠間市「匠のまつり」は地元の石材組合と観光協会が主催する地場産業振興イベントの一つです。石材・笠間焼き・物産品等の関連団体の出店に加え、模擬店や学校の展示なども有り全参加団対数は200を超える笠間市を代表するビックイベントとなりました。
「いばらきストーンフェスティバル」銘打つ一角では、石材関連の展示即売が行われていました。笠間市周辺では昔より上質の御影石である、真壁中目・小目・羽黒糠目・稲田石等の有名な石材を産出してきました。これらの石材は今までは主に墓石として需要がありましたが、近年安価な外来品におされ、地元の石材業は危機に瀕しています。これを打開するため最近では石材の新しい利用法や需要を喚起すべく様々な研究や取り組みが行われています。
今回のまつりでは従来の石材利用とともに、新しい造形や利用を提案していく事を主眼として展示即売が多数行われていました。参加石材組織は60余り、近年の外材とともに地元産の上質な石材や国産の銘石の展示もあり見ごたえのあるコーナーでした。
陶芸関係では、個人法人合わせて93団体の陶磁器の展示即売が行われ、大勢の陶芸ファンが掘り出し物を探しに詰め掛けていました。

会場を回っていると、悠友窯作品と同じような「焼締」の作品を売っているお店が有り、何気なく入って見ていると、何処かでお会いしたような顔を見つけました。話しているうちに、いろり舎のすぐそばに工房をかまえる松田さんだという事が判明し、思わず話に花が咲いてしまいまいました。松田博氏は作陶、窯作り、窯焚き等お一人でこなしておられる陶芸家です。施釉作品もありますが、店には主に焼締作品が並べられており、価格を見ると「こんな値段でいいの?」と思わずたずねてしまうような価格設定がしてあり、昨今の焼締陶の理解者の少なさと氏のご苦労がうかがわれました。
この他特設ステージではチャリティーオークションや大道芸が行われる他、石の彫刻体験・そば打ち体験・ろくろ体験他のコーナーや、笠間産コシヒカリ無料配布、海外旅行ご招待クイズ等盛りだくさんの企画が有り、又第2会場の笹目駐車場内特設会場では、骨董・古美術の即売会が行われていました。
上画像左、ステージ前の観客スペースにはこれから始まるオークションに参加しようと観客が集まっています。右はそば打ち体験の一こま。
例年行われてきた「匠のまつり」も今年で11回をむかえ、だいぶ全国的に定着してきました。是非来年は、皆様も文化の日には笠間の芸術の森へ来て「匠のまつり」をご覧ください。思わぬ買い物ができるかもしれませんよ!
(終)
