Kamar Trek
(プロフェッサー奮闘記)

KamarTrek 第1シーズン エピソード07 未知への挑戦 PartV
  
0001-12-13
 年内の初窯は少し延期。
 新年早々の初窯となる予定でせめて本焼きまでの間素焼きで実験・窯内の焙りをやろうということになった。
 広報部長のセメタリー「月刊つつみ庵」で、もうJTB顔負けのP・Rです。
 0800時ベースに集合。
 今回のゲストはドクター・K(川端)……農協の親玉会社勤務。農協めぐりを生業としている。
 牛年生まれ。ベース建設の主要人物・会計主任の肩書き。
 ハム(アマチュワ無線)を趣味としている。
 さらにプロフェサーの前の職場の陶芸クラブのオバさん3人も手伝いに来るという。


 作品梱包に手間取る。なんせ小さな作品が多い。これら3週間にわたり必至(死)で作ったもの。
 え〜い!素焼き作品もみな全部持っていっちまえ〜。
 棚板、温度計、支柱、ぜーゲル、 引越しみたい。
 年代物の灯油窯用のバーナーも威力発揮の予定
 ジェネラルは職場に少し用事があるということで後ほど現地合流。
 自信作の大物鉢を慎重につつむジェネラルでありました。

 という訳でセメタリーとドクターの車2台で出発。
 1100時、途中にある陶芸の森に寄り道。
 セメタリー、以前より謎の秘技を探るため人間国宝・松井康成の練り上げをこの目で確かめたいといっておりました。
 入場料 500円を払って興奮気味のセメタリー。
 「う〜ん  分からん!」
 ついにはドクターにお願い「壷の底をみた〜い!」
 そんなこんなでドクターがウマになり、無情にも背中に乗って中を覗き込むセメタリー。
 こんなのは入場者でおそらくはじめてでしょう!?
 (うぅ‥何でオレがこんな目に……)カワイソーなドクター。
 「う〜ん 分かった、底はぼやけてる」「中も削るんだよきっと〜〜!」
 「そうだ!そうに決まってる!」 もう決めちゃってる。

 陶芸の森をあとにして、途中に食料他の買い物。
 もう夜はお鍋に定着、となると朝はウドン、昼はおじやか‥‥(名物定食となる)




 現地到着 さっそく窯詰めのプロフェサー。
 なんか 段々それらしなってきた。
 何とか詰め終わり、入口を閉じ 1630時点火。バーナーも順調。
 今晩の料理長はドクター。この人もよく働く。
 料理の段取りも抜群(我々の仲間は皆腕自慢なのである)

 2000時、またまたトラック一杯のお土産を積んでジェネラル到着。
 さっそく飯です。

 「蛤の殻は大事、大事」皆さんよくご存知の作品の台(貝目)にするのであります。



 ジェネラル、夜、デジタルカメラを披露(ちょっとした訳あり)。
 さらに地下13mの粘土(へんど会では一級の粘土)。
 もんでみれば、立派なあの池袋粘土。
 さっそく ろくろで法明寺焼か!?(本当に挽けそう)
 「住職にやってゴマをすろうか」とジェネラル。

 しかし、その後深刻な問題が勃発!「温度計が動かな〜〜い!」
 2台も持っていったのに!?。
 セメタリーの懸命な努力 −分解・注油− にもかかわらず‥ダメ!。
 炎の色をみて判断を迫られる我輩は責任重大である(窯元の面目躍如だ!)。
 その後、苦労しながら焚きは続くのであるが暫くして…
 「あれ?ドクターがいない!」と思ったら
 車の中で趣味の無線 「ハロー、こちら ハローダイヤルNTT」(てな調子かどうかは不明)
 K市で窯を焚いているのを日本全国に発信している(いろんな人がいるもんだ…)。
 この後、我輩 睡魔に襲われダウン、しばし仮眠とあいなる。

------------------- 幕 間 -------------------

 起きれば、交代してジェネラルとドクターはテントへ
 しかし、窯の前を動かないのが約一名いる。
 セメタリーだ〜〜!
 「温度上げようと油量を上げたら、灯油が溜まって大変なことになりそうだった!」
 「これじゃあ 帰れないよ!」(翌日は仕事です)
 こんなの昔は毎度のこと「へぇ〜え〜」とつれないプロフェサー。
 なんと帰路に着いたのは午前3時。
 その後、我輩一人で睡魔と闘う。
 焚き火にあたりながら つい、ウツラウツラするのだが
 前傾姿勢になると顔面が熱くなりカバッと起きる。この繰り返しである。



 そんなこんなで午前5時、まだ明け方までにはかなりあるのに
 「プロフェサー、交代しましょう!」
 「ボクのシュラフで寝てください!」
 どうだ!この一言〜☆!!
 ドクター、君は神か仏か! 天地創造はたまた受胎告知、なんでもいい〜!
 我輩、返事もそこそこにテントに入るやいなや眠る、眠る、zzz…。
 以後ドクターのことを 聖(セイント)Drと呼ばせていただくことにする。
 聖Dr、なんと朝飯も作られる。
 昨夜の醤油色の煮込みウドンに朝茹でた白色のウドンを混ぜ2色ウドンを創造する。
 天上人はやることが違う!
 さらには帝国ホテルの缶詰スープまで出現させるという奇跡を示された!



0001-12-14
 さあ、朝7時半起床 昨夜の法明寺焼は氷点下で「氷結紋」
 もう、薪がない窯場に、ジェネラル朝からチェーンソーで

 「ウギャーン ギュンギュン グァ〜 ビィ〜ーン」
 知らないよ、ILORY7には昨日から11人のお客様が逗留中とか!?
 しかし今日は一日薪割りです。
 午前9時半 プロフェサーの前の職場仲間のおばさん二人が電車で到着。
 用意のいいことにゴム手袋持参で洗い物、薪運びとよく働くこと。
 皆に「おネェ〜さんたち」と呼ばれ上機嫌!


 午後はアリゾナ山脈へ
 おネェ〜さんたちも坂をゴロゴロ木材落とし
 トラック3台分の丸太を収穫する
 「一月の初窯はこれで大丈夫そう」(誰が薪割するんだろ〜?…)
 午後6時終了。
 おネェ〜さんたち、こんな経験初めてと大満足
 キャプテン・マム(奥様のことをそう呼ぶ事にする)のそばがきご馳走になり帰路。
 今回のおみやげは大根とネギ。
 いよいよ次回は初窯とあいなる。乞うご期待!









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