つつみ庵新着情報

笠間悠友窯6月本焼レポート

7月1日窯開け報告


 去る6月22日の夜より25日迄、笠間市福原「いろり舎」敷地内の悠友窯(穴窯)にて本焼きを行いました。今回は、前回の本焼のデータを参考に窯詰めのレイアウトを考えました。奥半分にぎっしりと詰め、わき焚口より前は空間的に余裕を持たせました。又、狭間穴(燃焼焼成室から煙道への仕切られた通気口)も前回の半分に狭める等、窯の内部空間の使い方を大幅に修正してみました。これにより奥側の作品と前側の作品の焼き上がりの違いに期待を持たせた窯詰めとしました。

左映像上は、作品の一部。左下が窯詰めを大体終わった映像。
 右映像上下は景山(窯元)さんが作品を詰めていく様子。夜9時開始された作業が終わったのが3時。焙り初めて少し経つと白々と夜が明けて来ました。
 下画像中央は窯詰めが終わり、焚口とバーナー口付けて入口を閉じた後、バーナーで焙り始めたところ。



 今回の焚きは時間的余裕があり、焙り初めて12時間で200度、ここから薪と併用で500度まであげた後、バーナーを止め、後は薪焚きのみで約800度。
 ここから攻め焚きに入り、わき焚きをしつつゆっくり1200度まであげます。

左映像は攻焚き初期の窯内部。炎が巻いている様子がうかがえる。右映像は約1100度の煙突の様子。薪を投入すると煙とともに明るいオレンジ色の炎が大きく出、時間とともに煙が無くなり炎も透き通った赤になり、やがて炎が挽いていきます。この時点で新たな薪を投入するという繰り返しをします。



    

 今回の焚きには景山(窯元)さん平泉(会長)さん、飯浜(事務局)の三人の他、会員の高橋さん、渡辺さんもお手伝いに来られ、又、窯元の同僚の中村さんとお友達も駆けつけてくださり、たくさんの差し入れや食事の準備に窯焚きと、大変助かりました。この場を借りて謹んで御礼申し上げます。又、「こぢそうさまでした!」。
 上画像左は窯元の友達の花村さん。右は窯元(左)と平泉氏(右)。

 攻めも後半になると1200度を超えた領域になり、ここからが大変な仕事。今回も1220度からどんな焚き方をしても温度が上昇しなくなり、窯元と相談の上、バーナーを併用してみる事になりました。結果は何とか1250度を超える事ができ、今回の最高温は1265度でした。 

 ここで攻め焚きが終え約1250度前後でねらしに入り、約6時間。焚きを終了して焚き口や煙突を塞ぎます。

 右映像は、焚き終了後7時間後の窯の様子。おきがほぼ燃え尽き、温度は1000度以下に下がっていますが内部はまだ明るく光っています。

 今回の本焚き、焙り始めから焚き終わりまで、約70時間、途中何点か、色見代わりに作品を引き出して見ました。わりと早い時点で自然釉が全体に掛っている等、場所によっては、短時間でも焼きあがる事が分かりました。ただ、奥半分の雰囲気については窯開けをまってみないと予測がつかない部分で窯開けが楽しみでもあり、怖くもあります。又今回の作品の詰めかたやレイアウトが、窯の焚き方を難しくした要因らしく、窯詰めと窯自体の構造を考慮した上で焚き方を工夫する必要がある事がわかってきました。
 窯開けは7月1日(土曜日)の夜の予定です。様子は後日ご報告致します。


7月1日窯開け報告