| 笠間・悠友窯2001・2月本焼き |
去る2月8日から12日にかけて、笠間市内のりろり舎敷地内悠友窯に於いて行われました本焼きは、皆様の多大なご協力により無事終了致しました。ご協力頂きました皆様には重ねて感謝いたします。ありがとうございました。
さて、今回は今までの窯焚きより焼成時間を長くすることで燠を溜め自然釉に変化を出す狙いがあり、窯詰めは事前に行っておき、火入れの時間を早めました。しかし、焚口を作ったり、機材を準備したりと結局実際の火入れの時間は午前0時40分と予定より40分遅れのスタートとなりました。焙りの初期はバーナーを使用し温度上昇を抑えながら全体を暖め水分を抜いていきます。今回始めての試みとして捨間(煙道との中間にある小さい第2室といえるスペース)での焼きを予定しており、焙りの時間を利用して、作業を行いました。捨間といっても0.8立方メートル位の小振りのものですので棚組み・窯詰めで約一時間、口を塞ぐのに30分で終了。温度計とゼーゲルは、本体に一箇所と捨間に一箇所の計二箇所設置し、ゼーゲルは8番9番10番を中央の見やすい位置におきました。捨間のゼーゲルは確認できませんので、適当な位置に設置しました。又、本体・捨間ともに辰砂を掛けたテストピースを各数箇所置き、酸化・還元の状態が確認できる様にしました。



左画像より:窯詰めが終わりこれから焚き口を作ります。中:いよいよ火入れです。
バーナーで焙り焚き開始!。右:捨間の棚組と作品。
0時過ぎから開始した焙り焚きは朝8時には約200度になりましたが、ここで灯油がなくなり、薪で焙りの続きをすることになってしまいました。その後温度を400度迄ゆっくり上げ、又800度までも比較的ゆっくり上げ、その間燠を十分溜めることに専念しました。今回特に1000度を越えるまでに燠の量を50センチを超える様に900度台でじっくり時間を掛けました。1000度前後からは窯の雰囲気を還元状態にするため比較的ゆっくりの温度上昇となります。1100度から攻め焚きに入り、1240度以上に上げてから 1230度前後にてねらし焚きで約8時間、その後焚き口と煙突を閉じ、徐冷状態にして終了。合計約84時間の焚き時間でした。
左画像は焙り段階の煙突の様子。
下右画像の左より:1000度を越えると薪の投入も忙しくなります。中:木蓋をして温度・雰囲気・燠の量などの調整をします。右:攻焚の薪投げ。2〜3本の薪をすばやく正確に放り込みます。狙った場所に投げ分けられるようになるまでは、失敗を繰り返しながらの修練です。
左は攻め焚きに入った頃の煙突の様子。
3m前後の還元炎が吹き出してとても奇麗です。
右はいろり舎管理責任者の鈴木さん。窯焚きの最中、何回も様子を見にやってきてくれました。今回は特に、薪割りもしていただき大変助かりました。
窯開けの日程は翌土曜日の予定ですが、仕事の関係で夜10時過ぎからの窯開け。定例会にて結果を報告いたします。