イベント催事報告

笠間・悠友窯2003・5月本焼

各画像をクリックすると拡大画像が別ウィンドウで開きます、見終わったら閉じてください。

 去る5月2日夜半から5日にかけて、笠間市内のりろり舎敷地内悠友窯に於いて行われました本焼きは、数々の困難を乗り越えつつ無事終了致しました。今回ご協力頂きました皆様にはお礼の言葉もありません。ありがとうございました。
 さて、今回は当初より短めの焼成時間の焚きということもあり、焚き方の工夫により効率的な窯焚きを目指しました。窯詰め他は事前(4月29日)に大方済ませておき
ましたので火入れは3日午前1時と早めでした。

上画像左から、窯詰を待つ作品群、狭間穴に詰められた作品、捨間内部の様子、捨間内部の棚組、煙道口に置かれた作品。

 今回も狭間穴と煙道口にも作品を詰めた。捨間には鉢物や皿物を棚組して配置し、捨間焚きをしない分比較的多めになった。
 今回の窯詰めでは作品数は100点程度だが大物が多く、緋色ねらいの作品を中心に最奥は棚組をせず適当な大きさの作品を並べた。その手前に棚組みを行い、小物や皿物はここに全て配置した。その手前の真ん中と左右には最大物の3点をおいた(ここしか置ける場所がない)。火道両サイドの転がしや灰かぶりには、小物や中物を無造作に配置した。
 尚今回は脇だきは予定しているが捨間焚きは予定していない。焼成時間は少ないが燃料に余裕があるのでような窯焚きにするか楽しみといったところ。

上画像左から焼成室最奥の作品、その手前の棚組み(途中)、燃焼部(火道)を囲むように3個の大物が壁を作るように置かれている。火道の右の転がし部分。

 さて、実際の焚きではバーナーで300度位までじっくり時間をかけて上げ、その後薪に切り替えて800度位までは順調に上昇したが900度を超える頃から上昇が止まってしまった。この後1200度を超えることが出来ずあらゆる焚きを試したがだめ。そうこうしているうちに、時間が過ぎてしまい、バーナーを併用して温度上昇を試み、ようやく天井部分の温度が1200度以上に達した。しかし、捨間は最高温度で1100度止まり。緋色窯変は期待できるが温度が低すぎて生焼け状態の危惧がある。この後残り時間も少なくなってきたので、悪戦苦闘の末どうにか1200度を維持してねらしに入り、ぎりぎりまで時間を稼いだ。

上画像左から、焙りが終わり薪焚きを開始、1000度前後の窯内部、温度があがらず煙突からも炎が出ないので心配する景山氏、窯の前で食事を取る平泉氏と景山氏。

 最終日、1200度代(天井)で温度が安定したのを見計らって時間の許す限り温度をあげる試みをした。煙突からはどうにか炎が出だしたが勢いは無く、引き不足の症状が改善しない。最終日ということもあり時間も無くなり、焚きは失敗の感が漂う中、夜9時まで焚いてタイムリミット。諦めるよりしょうがない。とにかく一部の作品だけでも焼ききれていることを祈るだけだ

 今回の結果は次週の窯開けではっきりするのだが、さんぎりや緋色はどうか、自然釉がどの位融けたか、等など不安と諦めが交錯しつつ笠間を後にした。

窯開け報告へ


 会報掲示板に戻る


常設ページへのジャンプに戻る