| 月夜野焼 |
「月夜野焼」超簡単入門
[歴史]

月夜野焼は長崎県波佐見出身の福田祐太郎が、本場中国の辰砂に魅せられて長く中国に学び、ここ上毛高原の一画、群馬県利根郡月夜野町で始めた焼き物であり、そのきっかけは新幹線工事。
福田氏はふとしたことから上越新幹線月夜野トンネルの工事で掘り出された土が、焼き物に適していることを発見したのが昭和50年ことである。町からの応援も受けて、51年作陶研究や技術の伝習を目的とした伝習所を作り53年にはギャラリーの慕陶館を設けた。現在も特徴となっている青銅と綾錦は、そういった研究と作陶の日々うちに、弟子であり夫人であり協力者である祐泉氏によって作られたもの。
[特徴]
辰砂といえば銅を発色剤に使った釉のことで還元焼成により鮮紅色になる。扱いは難しく美しい紅色を得るには経験と根気が必要だ。これに加え月夜野焼には青銅と綾錦という釉薬があり、いずれも辰砂の研究過程で見出された独自の釉である。青銅は文字通り青銅器そのままの肌理と色調を持ち、綾錦は一つの釉が焼成過程で緑から深紅までの見事な景色を見せるもの。
現在の月夜野焼
現在、慕陶館の工場で焼き物作りに励んでいる人は20名近くにのぼり、ここで修行し独立して築窯した人も数人おり、産業としての歩みも着実に広がりつつある。又慕陶館では焼き物体験ができることから、周辺の観光スポットとあいまって目玉の一つとしても注目されつつある。新しい陶郷として、これからの発展が楽しみな焼き物である。
周辺図・交通・関連リンク・周辺観光の案内