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役に立つ競馬格言集
競馬には長い間競馬ファンに親しまれてきた格言、金言がある。
こうした格言はファンの経験則から生みだされてきたものがほとんどであり、それだけに実戦的価値は高いといえる。
ここでは特におすすめできる競馬格言を取り上げてみた。

※ちなみにケツの3つは自分が考えだして使っている自家製馬券術なので、この3つは無視してもらって結構です(笑)。








短距離の展開要らず


短距離の展開要らず
正確には「1200mの展開要らず」なんだけど、1400mでもこの格言は有効なので勝手に「短距離の〜」に替えさせてもらった。1600mでも時々当てはまるケースがある。

逃げた馬(番手含む)と追い込み馬のワンツーフィニッシュという、展開理論上ありえない?決着が、1200m〜1400mのスプリントでは結構頻繁に見られる。

例えば、2000年(平12)の高松宮杯。道中番手につけたディバインライトと最後方追い込みのキングヘイロー(1着)のワンツーだったが、ここまで極端な形は中・長距離のビッグレースではほとんどお目にかかれないだろう。

他、GIなら2001年の(平13)の安田記念も同じ展開。道中2〜3番手のブレイクタイムと最後方追い込みブラックホーク(1着)のワンツーフィニッシュ。

つまりスプリントを中心にした短距離では、絶対的なスピード能力の比重が大きいので、中・長距離のような展開面に対する考察はそれほど重視しなくて良いということだ。










1格、2調子、3展開


1格、2調子、3展開
特に大レースへの格言。
GIなどの大きなレースでは、まず血統や実績などの「」を重視し、次いでその馬の状態面「調子」を重視する。「展開」への考察はそのあとでいいということをいっている。

一流馬の集う大レースでは、その馬の持つ絶対的競走能力と、その能力を存分に発揮できる状態であるかがまず重要になってくる。展開にとらわれすぎて能力比較、状態チェックを軽んじては馬券は取れない、という意味である。










長距離は騎手で買え


長距離は騎手で買え
おなじみの格言。
展開が重視される長距離では、ペースを読める一流ジョッキー(特にベテラン)の存在が大きな鍵を握る。一般に競馬は通常、馬7:騎手3の割合といわれているが、長距離においては、騎手7:馬3の比率になるといわれているほどだ。

今更いうまでもないことだろうが、2400mを超える長距離レースでは、リーディング上位のジョッキーを中心に馬券を考察したい。









長距離の逃げ馬、短距離の差し馬


長距離の逃げ馬、短距離の差し馬
かなり昔からある競馬格言。
これは、道中スローペースになることが多い長距離レースでは、必然的に逃げ、先行馬が有利になり、逆にテンからハイペースになりやすい短距離では、差し、追い込み馬が有利になる、という意味である。

もちろん必ずしもこの通りの結果が出るわけでもないが、覚えておいて損はない格言だ。










冬場のダ−トはデカ馬を狙え


冬場のダ−トはデカ馬を狙え
正確には「冬場の東京ダートはデカ馬を狙え」で、東京コース限定格言だったのだが、他の競馬場にも当てはまっているので勝手に替えさせてもらった。


実際に冬場のダ−トレースでヒモに迷った際などは、馬体重480kg以上というのを取捨選択の条件に加えてみるとうまくいくことが多い。

これはおそらく、冬場は空気が乾燥しているため砂の含水率も低くなり、砂がぱさぱさに乾く。
乾いたダ−トは走るのにその分パワーを必要とするので、デカ馬が優位性を発揮できるのではないか。
一概にはいえないが大型馬の方がパワーにおいて勝っているケースが多いからだ。


ただしローカルなどのレースで、狙おうとするデカ馬が差し、追い込み馬だった場合、でかい分だけ進路にスペースが必要になるので、馬場の狭い競馬場では不利を受けやすいかもしれない。ローカルなどでは逃げ、先行以外のデカ馬は積極的に狙わない方がいいだろう。










東は関西馬、西は関東馬を狙え


東は関西馬、西は関東馬を狙え
これはおなじみの格言。
要するに勝負になるという自信がなければ、わざわざ遠征してこないということだ。
特に調教師が東西地元開催を無視して帯同して来ている場合、かなりの勝負気配&自信が感じられるといっていい。

条件面、状態面で問題なく、能力的にも十分足りると判断できる場合には、東西それぞれで遠征馬をマークしておきたい。









本命馬券は給料日前に買え


本命馬券は給料日前に買え
日本の場合、ほとんどの人の給料日は月末になる。この辺りの時期は本命馬券が通常よりよく売れ、配当が低くなる傾向がある。
ある程度資金量がある状態なので、配当が低くても手堅く勝負してくる人が多いからだ。

しかし給料日前で資金量が乏しい状態では、配当の安い本命馬券は省みられず配当が高めの穴馬券がよく売れるようになる。この場合穴馬券が比較的低い配当になり、本命馬券が高めになるという傾向が出る。

したがって、同じ程度に堅い本命馬券でも、月末前後では配当が変わってくるので、本命馬券で勝負する際にはこの時期を避けて勝負した方がいいということになるのだ。










重と不良は逃げ、先行馬を狙え


重と不良は逃げ、先行馬を狙え
当たり前だが、下が渋ればその分走りにくくなり、差し、追い込み勢は届かなくなる可能性が高くなる。
よほどの重馬場巧者でもない限り、ぬめった馬場では普段の差し脚は不発に終わりやすい
追い込んで届かず、になりやすいのだ。


重〜不良では前で競馬をする、逃げ、先行馬を中心に馬券を組み立てるべきである。










単騎の逃げ馬は絶対にマークしろ


単騎の逃げ馬は絶対にマークしろ
おなじみの格言。
他に同型馬が見あたらず、逃げ馬の単騎逃げが見込める際は、圧倒的に展開有利なので前残りの可能性を捨ててはならない。

実際に独り旅で気ままに走らせていると、能力的に足りないと思われているような馬でも最後までもってしまう。道中の消耗がゼロに等しいのだからそれも当然だろう。
ましてや有力馬に差し、追い込み馬が多い場合は、後方で有力勢同士が牽制し合い、仕掛けが遅れるということもあるので余計に粘りきるチャンスが増える。


逃げ馬がそのレースで単騎逃げが見込める場合、最後までその馬を馬券対象から外すべきではない。









牝馬は格より勢い重視


牝馬は格より勢い重視
これもおなじみの格言。
どうしても実績馬に目がいってしまうが、牝馬は連勝中の上がり馬の方が実際に好成績を上げている。

もともと牝馬は牡馬よりも体調維持が難しいといわれている。
単純に考えても牡馬にはない「フケ」などの存在があるのだから、それも当然のことなのだろう。それだけに近走成績が安定しているということは、まさに競走生活のピークを迎えている可能性がある。

牝馬は旬のうちに買え、というのがこの格言の教えるところである。









血統信ずべし、信ずべからず


血統信ずべし、信ずべからず
血統は競馬の重要な構成要素であり、血統無くして競馬は成り立たないが、それだけにとらわれてはならない、という意味。

そもそも競走馬の生産という段階ですでに血統的考察が生産者の中にあり、この考察をもとに配合が決定されるのだから、血統は非常に重要な要素である。
しかし、血統以外にも競馬を構成する重要要素があるのもまた事実である

血統は重要だが、だからといってそれだけで競走馬の能力、適性を判断していては馬券を取ることはできない、ということである。









同厩舎の2頭出しは人気薄を狙え


同厩舎の2頭出しは人気薄を狙え
なぜこうした傾向が出るのかまったく不明なのだが、現実にその通りになっているケースが目立つという変わった格言。

とにかく理由、根拠が見つけだせないのだが、平場においても重賞においてもこうした傾向が実際に数多く見受けられる。
統計を取っているわけではないがはっきりした傾向が見いだせるので、何らかの未知の要素が介在しているのは事実なのだろう。ただし、いまのところそれを説明できた人はいない。









岡部は雨で消せ


岡部は雨で消せ
これはサンスポの佐藤洋一郎がコラムかなんかで書いていたもの。
岡部の馬優先主義は、競馬ファンなら知らぬ者はいないだろうが、その岡部は道悪での競馬について「若駒が極悪馬場に打ちひしがれると、後々まで影響が尾を引くことがある。」といった
発言をしている。
この発言は、欧米では当日の出走取り消し(スクラッチ)が可能だが、日本ではそれが認められていないことに対する不満の表れとして出てきたものだった。
ここから、彼の馬を中心に考える馬優先主義をあわせるに、岡部は重、不良では騎乗馬をいたわり目一杯の競馬をさせないのではないか、と推測できるのである。

実際に、重〜不良での岡部の騎乗成績はパッとしない
岡部は雨で割り引け、というのがこの格言の意味するところである。









マイルはマイラーを狙え


マイルはマイラーを狙え
マイルレースで狙いに迷った時に使う馬券術だ。
競馬の基本距離といわれるマイルレースは、馬にとって最も苦しいレースだといわれている。
それ故にか、マイルレースは他の距離のレースに比べて、距離適性がよりシビアにでる傾向がある。
一頭だけ強くて残りはドングリ、といったようなマイルレースで、ヒモに迷ったら使ってみることをおすすめする。


なにを持ってマイラーとするかは、実績血統で判断すればいいだけだ。
マイル実績のある馬なら、マイルでの勝鞍(連対含む)とマイルの持ち時計で抜擢する
基本はこの実績馬から選択すべきだが、該当馬がいなかった場合は血統面も考慮する。
血統なら、父・母がマイラー血統の馬を抜擢すればいい。ただし、いくらマイラー血統だといっても実際にマイル戦績がパッとしない馬では、能力的な問題の方が先に立つので買い控えた方が無難である。










距離実績よりコース実績を重視しろ


距離実績よりコース実績を重視しろ
距離実績とコース実績、どちらを選択するかで迷った場合、コース実績の方を重視した方がうまくいくことが多い。

これは、距離といいうのが絶対的要素ではなく、展開、ペース次第で伸び縮みするという傾向があるからだ。特殊なスペシャリストを除けば、その馬の適性距離はある程度動的に決まるといっていい。

距離に不安がある馬でも、一頭だけで馬なり状態で走れるのなら距離はある程度もつし、また、古馬になって落ち着くようになり、道中ロス無く走れるようになったため距離適性が広がったなどという例はいくらでも見いだせる。
つまりその馬の距離適性というのは展開、ペース、相手次第で伸び縮みするということがいえるのだ。

対してコース適性というのは、展開、相手次第でも変化しにくい要素が絡んでいる。
それぞれの馬が苦手、得意とするコースは、その馬の持つ特徴的な能力上の長所・短所が影響しているケースが多いからだ。

たとえば直線に坂のあるコースが苦手だという場合、坂を駆け上がるための後肢の強さが不足しているためだと推測できるし、カーブのきついコースが苦手だという場合は、単純にコーナリングワークが苦手だと理解できる。

他、堅い馬場が苦手、左回り・右回りが苦手など、いずれもその馬の身体能力上の特徴が大きく影響していると考えられる。これは、展開、相手次第でも変化しにくい要素だ


したがって馬券検討の際には克服されにくい要素、コース実績の有無をまず最初に材料とし、ある程度融通がきく距離実績の判断はそのあとでもいいというものだ。










冬の高齢馬は問題なし、春の高齢馬は見極め必要


冬の高齢馬は問題なし、春の高齢馬は見極め必要
どうしても買いにくいのが年明け後の高齢馬だ。馬の年齢は数え年のため、新年を迎えると同時に自動的に年齢が1歳プラスされる。6歳なら買えても7・8歳になるとちょっと躊躇してしまう、という人が多いだろう。
しかし冬場のレースで人気薄の高齢馬が好走するケースは多い。

冷静に考えてみれば、人間が自分たちの都合で勝手に年齢を付け足しているだけなので、馬にとっては当然関係ない。能力的、コンディション的に足りるのであれば、年齢など関係なく走れるものなのだろう。したがって、特に1〜2月のレースでは馬齢は一切気にせず、条件面と能力面だけで判断したほうがいい。

ただし、冬場好走していたその高齢馬も、春になるとまったく元気がなくなるケースもまた目立つ。

なぜこうした傾向が出るのか?
あくまで仮説だが、
草食動物である馬は草を食べて生きてきた。馬はこうして何十万年もの歳月の中、種族維持を果たしてきた。
主食である草が少ない冬は、もっぱら生命維持にのみ努め、青草が大量に生い茂る春に繁殖をおこなう。これが何十万年ものあいだ繰り返されてきた馬の営みである。
その意味で、馬のDNAに刻み込まれている種族的な成長曲線は春にピークを迎えるのではないかという仮定が成り立つ。

冬場は継続・維持してきた地力で優位に立っていられた高齢馬も、春になり青草の生い茂る時期になると、成長曲線がピークを迎える4〜5歳の成長力についていけなくなるのではないか。


もちろん、春を越しても好成績を上げている晩成型の高齢馬は、本質的な実力において高いものを持っているのでその後も狙える。

冬場のレースでは高齢馬も問題なく買える。ただしその後の見極めは、春まで待ってから行え、というのがこの馬券術の意味するところである。













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