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競馬投資法
ここで紹介する傾斜投資法は、もともと株式投資などの投資理論だが、ギャンブルの投資理論としても応用が可能だ。
マーチンゲール、ココモ、モンテカルロ、などがその代表的な理論である。
傾斜投資法は使用するにあたり、ある程度の資金力が要求される。







MONTE CARLO PROGRESSION



モンテカルロ数列 〜 最もギャンブルに応用しやすい傾斜投資法。

投資回数  1  2  3  4  5  6 7 8 9 10 11 12 13
単位  1  2  3  4  5 6 7 8 9 10 11 12 13
累計投資単位 1 3 6 10 15 21 28 36 45 55 66 78 91
要求倍率 1 2 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7 7

1単位からスタート。はずれるごとに1単位ずつ投下単位を増やしていく。

的中した場合、配当が累計投資分に届かなかった場合、つまりマイナスだったら、もう一度同額を投下する。再度的中するまで、やはりはずれるごとに1単位ずつ投下単位を増やして投資を継続していく。

的中しプラスになった時点で元の1単位に戻る。


モンテカルロは多点買いにも対応可能だ。
たとえば1点1単位で2点買いを続ける場合は、2→4→6→8→10と増やしていばいい。3点買いなら、3→6→9→12→15。4点なら、4→8→12→16→20

上記表の要求倍率は、1回の的中でプラスないしEVENに持っていける倍率。


モンテカルロはマーチンゲールやココモとは異なり、やや負けが込んでもしびれる金額の投下を要求されることのない比較的利用しやすい投資法だ。
とはいえ、やはり最終的に継続不可能な金額にふくれ上がることも十分に予想される。
投資序盤にある程度メドをたてられなければ難しい結果に終わることが多い、ということを覚えておくべきだろう。





COCOMO PROGRESSION


ココモ式 〜 賭け金を一定の数列に沿って増加させる傾斜投資法。

投資回数  1  2  3  4  5  6 7 8 9 10 11 12 13
単位  1  1  2  3  5 8 13 21 34 55 90 146 238
累計投資単位 1 2 4 7 12 20 33 54 88 143 233 379 617


最初の投資賭け金は1単位、不的中なら次はまた1単位、3回目は2単位、その次は5単位と数列通りに増やしていく。

3倍以上が的中するとプラスになる数列(厳密には2.7倍以上、2.6倍でEVEN程度)だが、的中しプラスになった時点で賭け金を最初の1単位に戻します。

1単位1000円なら、10〜13回目が外れたら事実上投資失敗と考えていいだろう。損失計上して最初の1単位から再スタート。


ココモは応用範囲の広い投資法だ。
マーチンゲールよりも資金増加のスピードが緩い分、プレイヤーの心理的・経済的負担も少なくてすむ。
また数列配分を変えることで、様々な目的に合わせた変形パターンを生み出すことも可能になっている。



MARTINGALE PROGRESSION


マーチンゲール 〜 勝率50%のゲームで有効な傾斜投資法。

投資回数  1  2  3  4  5  6 7 8 9 10
単位 1 2 4 8 16 32 64 128 256 512
累計投資単位 1 3 7 15 31 63 127 255 511 1023


最初の投資単位は1単位、不的中なら次はその倍の2単位、3回目はまたその倍の4単位、その次は8単位と倍々に増やしていく。

的中した場合はそれが何投資目でも1単位の利益となる。

的中後は、また最初の1単位に戻る。



マーチンゲールは他の傾斜投資法同様、資金さえ続くなら敗北のない投資法だが、賭け金が大きくなっていくリスクの割に、的中しても得られるのは1単位のみと、ハイリスク・ローリターンな傾向が強い。

そのため3倍マーチンゲールなど、これを応用した変形パターンが多数生み出されているが、こうした変形マーチンは投下単位があまりにも増大していくので、追撃不能になる可能性が高く、リスクが大きくなりすぎるのではっきりいっておすすめはできない。

3倍マーチンゲール
投資回数  1  2  3  4  5 6
単位 1 3 9 27 81 243
累計投資単位 1 4 13 40 121 364




KANAMARU PROGRESSION


金丸法 〜 競馬の投資理論。

投資回数 1 2 3
単位 1/13 3/13 9/13
累計投資単位 1/13 4/13 13/13

まず資金を13分割し、1/133/139/13の比率で3つに配分する。

これを投資していくのだが、「ころがし」が前提となる。
競馬では基本的に複勝1点勝負ですが、多点買いも可能。


収支最低ラインの配当が1.5倍で、これを下回る配当はマイナスになる。

的中した際には配当を元資金に加え、増えた資金を再び13分割して、また最初の単位に戻って投資していきます。

3回連続不的中の場合に投資失敗となる。


金丸法は投資額を3倍刻みで上げていく投資法だ。
3度に1度確実に当てなければいけないので、複勝およびワイド向きだが、資金の段階的投資の指針など、ある程度応用できる場面もあるかもしれない。



10% PROGRESSION


10%投資法 〜 競馬の投資理論。

投資回数  1  2  3  4  5  6 7 8 9 10
残資金 90 81 73 66 60 54 49 45 41 37
単位  10  9  8  7  6 6 5 4 4 4
累計投資単位 10 19 27 34 40 46 51 55 59 63

方法は単純で総資金の10%を投資し続けるというもの。

的中した場合には配当を資金に加え10%の投資を続けていく。

上記表は総資金100で的中がなかったケース。

この投資法でよくいわれることは、すぐには完全破綻しにくく長く投資可能というメリットがある反面、ある程度まで負けが込むと投下単位が小さくなりすぎて連勝しても損失分を取り戻すのが容易でなくなる、ということで、確かに5回目以降は高配当を意識的に狙わない限り、連勝してもあまり意味がないということになりかねない。

連勝しても儲からないでは話にならないので、その欠点をある程度補った応用パターンが下記の表だ。

投資回数  1  2  3  4  5  6 7 8 9 10
残資金 90 81 73 66 53 43 35 21 13 0
単位  10  9  8  7  13 10 8 14 8 13
累計投資単位 10 19 27 34 47 57 65 79 87 100

4回目までは通常の10%パターンで、5回目から20%、8回目から40%に増加する。10回目がラスト。これならばどこからでも3連勝で、プラスないしEVEN近くまで持っていくことができるはず。
10分割して10回に分けて投資するより、リスクが幾分軽減し損失が進んだ場合も回復させやすくなっている。



STOCK TYPE ALCHEMY


ストック式錬金術 〜 競馬の投資理論。

投資回数  1  2  3  4  5
投資単位 20 20 20 20 20

的中時ころがしパターン
投資回数  1  2  3  4  5
投資単位 26 33 42 54 70
純利益 14 33 57 87 125

最初の投資は資金の20%からスタート。

収支最低ラインは1.3倍。これを下回る配当はマイナスになります。

的中した場合、最初の投資単位の1.3倍を投資し続けていく。配当から該当分を抜き出し、残りはストックする。

負けた場合は最初に戻る。

上記表は資金100ドルでのケース。下の表が的中時のころがしパターンで、純利益は2倍が的中し続けた場合のもの。トータルで5〜6回負けると投資失敗となる。


この「ストック式錬金術」は競馬雑誌に紹介されていた投資法。
ころがし時の破壊力は落ちるのだが、20%の基本投下単位を10%などに変えてアレンジしていけば、けっこう使えるかもしれない。




EAST COAST PROGRESSION


イーストコースト数列 〜 連勝が条件となる異色の?投資理論。

投資回数  1  2  3  4  5  6 7 8 9 10
単位 1 1 3 3 4 5 7 11 16 24
累計獲得単位 2 4 10 16 22 30 44 66 98 146
純利益 1 2 5 8 11 15 22 33 49 73

この投資法は連勝した時初めてスタートさせることが出来る。

2連勝でスタート。スタート後の最初の投資は3単位となる。

的中した場合、以降は勝ち分の半分を投資し続けていく。

負けた時点で元の1単位に戻る。


スタート後は、どこで負けてもプラスが計上されていることになる。
上記表は2倍が的中し続けたケース。





傾斜投資法などの増額投資法は、理論上は不敗の戦術だが、現実にこれをそのまま応用しても、投下単位の増大に最終的に耐えきれなくなり破綻する傾向が強くでている。


増額投資法の基本戦略は実に単純だ。
つまり、それまでに失った資金を1回で取り戻すことがその根底にある考えなのだ。

たとえば大きく儲けようと思ったら、普通オッズの高いものに賭ける。
しかし高配当のターゲットはそれだけ確率が低い。

資金(小) X 高オッズ(低確率 当てにくい)= BIG MONEY

増額投資法はこれとそっくり逆の方程式をつくるわけだ。

資金(大)低オッズ(高確率 当てやすい)= BIG MONEY

いくら配当がいいといっても当てにくいのでは話にならない。
そこで当てやすい低配当のターゲットを狙うことになる。
しかし当てやすい代わりに配当が安いので、そのままでは当たってもマイナスのままになる。
そこで、オッズに対して資金の方を反比例させて上げ、高配当的中時と同じ効果を得ようとしているわけだ。
しかし100%の確率の賭けがあるならともかく、現実には良くてせいぜい50%程度。
1/2の確率で一瞬にして大きな資金が消滅することになるのだ。
理論に痛みはないので簡単に投下資金増加という選択を導き出すが、しかし人間には痛みがある。

勘違いしてはならないのが、投資法は投資法にすぎないということ。
投資法は必勝法ではない。
勝負そのもので大敗するのならともかく、投資法に大敗しても仕方がない。


こうした傾斜投資法は、そのまま投資法として使用するよりも、むしろ資金管理のための指針の一つとして役立てた方がいいといえる。












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