花帰葬
攻略ルート
 
同人ゲームがPS2に移植。パソコン版の内容に、シナリオとCGが追加されフルボイスとなりました。エンディングは2つ増えてます。誤解されてる方が多いようなのですが、女性向けではありますがBLというわけではありません。深読みはし放題ですが、しなくても問題はありません(笑)

声がついた事によってイメージが壊れるのを心配してましたが、私としては問題ないかなぁと。とにかくBGMというか、音が綺麗で印象的なゲームだったのですね。で、「声」がその邪魔をするんじゃないかと思ったのですが、大丈夫でした。PS版は銀朱と鳥の出番が増えています。システム的に音声がおかしいトコもありますが、まぁ気にしなければ大丈夫だ。バックログで声もつくし、一つ前の選択肢まで戻れるし、1プレイもルートによっては短いし。ただ個人的な好みをいえば、じっくりやって欲しいなぁと思います。

大元のコンセプトは「魔王の為に世界を裏切る勇者さま」でしたでしょうか。人が人を殺しすぎると滅びる世界。その滅びを止める為に生まれてくる魔王「玄冬」と、彼を殺せる唯一の存在たる救世主「花白」のお話。そこは人と人が争わない世界を見たいという、願いのもとに作られた箱庭世界。箱庭といっても人が生まれて生きている世界。作った本人はとうに見捨ててしまっていたりするのですが。人が人を殺した数は世界のシステムにカウントされていき、一定値を超えると世界は滅びるそうで。このカウントを戻す、といいましょうか。世界を甦らせる為に「玄冬」の死が必要なのですね。救世主は人を殺してもシステムにはカウントされません。ある意味、非常に残酷なシステムで巡っている世界です。人が争わないわけはなく、つまり人は死ぬわけで。すると玄冬が生まれてきて、世界の為に救世主が彼を殺す、と。

主役は玄冬、です。彼が死ななければ世界は滅ぶ。彼が死ねば世界は助かる。そんな選択肢を押し付けられて生きる人です。花白は世界が滅んでも彼に生きていて欲しいと願うわけですが、そうもいかないだろうと。そして主に作られて世界のシステムを守る鳥が2人。玄冬の傍に黒鷹、花白の傍に白梟。ここに、前回の救世主の血を引く銀朱と創世主を合わせてメインキャラは6人。純粋に箱庭世界の住人と呼べるのは銀朱くらいですね。主と鳥の外から来た3人、システムの一部のような扱いをされている2人。実際、玄冬と花白の魂は使いまわしだそうです。記憶が残るわけではないですが、生まれ変わるたびに殺したり殺されたり。ソレを繰り返すことを前提に作られてる魂。
特にラブラブエンドとかはないですよ。そもそも全員で幸せになれる結末は無い。だって玄冬が生きてる限り世界は滅びますから。世界を救う、つまりは殺される為だけに、生まれてくる存在。それを「魔王」と呼んでる段階でこの世界は間違ってるよなぁと。作った本人が「失敗」だと言って棄てた世界で生きてく人々も大変です。玄冬だって死にたくなどないですが、自分が生きてりゃ世界が滅ぶと言われて未来を望めるはずもなく。花白だって世界の崩壊を望んでるわけではなく、ただ玄冬を殺したくないというだけで。きっつい設定ですが、いいゲームです。花帰葬にはベストエンド、ハッピーエンドはあってもトゥルーエンドはないそうで。みんなで幸せに、誰も何も失わずに、そうなるのが不可能なんだからでしょうね。だってそういう世界のシステムなんですもの。決して不幸満載ってわけでもないのですが。BGMとあわせて心に響く話です。私は好きですが、絵柄もあわせて好き嫌いはあるんじゃないかと思う。
私は黒鷹が好きなのですね。で、1番好きなエンディングは白花埋葬、かな?鳥が出て行って玄冬を残して世界が終わる。次に、てのひらの先に、が好き。背中合わせの2人がすげぇ好き。どんなに本人が納得して笑ってくれても黒鷹がいない世界は寂しいので、箱庭のシステムを壊したくないのですよ、私は(苦笑)。そうすると必然的に玄冬が死ぬか世界が滅びる、んだよね。だから今回追加されたエンディング。約束U、でいいのでしょうか。私のTVはあまり画質が良く無いので小さい飾り文字は読み取れない...(涙)。あれが私にとってのベストエンドです。ゲームやっててサントラが欲しくなった珍しい作品でもありますね。
PC版をやった時に最初に見たEDは羊水のひかり、2番目がてのひらの先に。今回、PS版をやったらやはり同じEDにたどり着きました。追加シナリオは鳥さんたちの出番が多いルートです。EDナンバーで言うと15、16。後回しにする事を推奨(笑) 公式によればハッピーエンドはED1。これもやはり終わりに持っていくほうが良いんじゃないかと。少なくてもED10を見た後のほうが良いような。個人的推奨の順序としては、メインルートの4・5・6・7・8 エンド⇒眼鏡ルートをクリア⇒メインルートの10・1エンド⇒メインルートの追加シナリオの16・15エンド、とか。ED9はどの辺に入れるのがいいんでしょうね。まぁ好みで中間辺りに。銀朱エンド、と呼べるのではないかと思います。ここのラストシーンに、台詞が追加されてまして。泣きそうになりました。

ED1をクリアするとおまけシナリオが出現します。『a little story 』。一本道のシリアス話と、分岐がワサワサEDもキャラ数あるギャグ話。まぁ、分岐は多いですが複雑では無いのでルート表には乗せていません。ED数は5種類。最初からやりなおし×5でも1時間かからないと思います。EDフルコンプでCGが1枚でます。また、花白ポイントを稼ぎつつED1をクリアするとボーナスCGが1枚でます。攻略のルートどおりの進み方で行けばおそらく出る、と思います。